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ポケットオーガナイザー

小物を収納して持ち歩くオーガナイザーは色々と試してきた。

無印良品の旅行用のものは、小ぶりのポケットがたくさん付いていてなかなか使い勝手もよかったが、シンプルすぎて遊び心がない感じがして、飽きてしまった。

おしゃれ文具店で売っているオーガナイザーも試した。デザインが良くてかっこいいのだが、作りが緩くて中の小物がガチャガチャ動いてしまうのが不満だった。

雑誌の付録のポーチなんか、それこそ取っかえ引っかえ、無数に試してみた。若干、自己否定的なんだけど、雑誌のオマケを大事に持ち歩くっていう行為に、どうも萎えるところもあり……。

無骨だけどかっこいいデザインで、コンパクト、その上に使い勝手のいいものはないかなー、と思っていたんだけど、最近はコレ。

Magforceの「Pocket Organaizer」だ。

Magforceは台湾のブランドで、アジア圏以外では同じものを、Maxpeditionというブランド名で展開している。

海外のEDCサイトを見てみると、このMagforce(Maxpedition)のオーガナイザーの登場頻度がとても高い。つまり評判がいいのだ。

これだ、と思って買ってみたら、確かにとても良かった。

外側にはメッシュのポケットが一つ、そして内部には大きめのポケットが二つ施されている。ミリタリーものなのでデザインは無骨。洒落た感じではないが、男ならわかる質実剛健な実用品という風情が良い。

そして特筆すべきなのが、大中小に仕切られている内側のゴムベルト。持ち歩きたい小物の多くが、このベルトのどこかにしっくりと収まるのだ。

こんな風に。

で、ベルトとポケットでしっかりホールドしてくれるから、ガチャガチャ感がまったくないのだ。使い始めてすぐ、う〜ん、これ、いいね! と思った。


では、もしかしたら誰も待ってないかもしれない、という根本的な不安を抱えつつ、中身を詳細にご紹介します。


【上段右端】

Bose「QuietConfort20」

ノイズキャンセリングイヤフォンだ。

イヤフォンも色々と使ってきたけど、けっこう短期間で嫌になってしまうことが多かった。

何が気に食わないかって、最近すっかり主流になっている、あの「カナル型」というやつ。中空になっている柔らかいゴムを耳の穴に突っ込むあれ。

歩きながら使っていると、ゴソゴソゴソゴソゴソという音、”タッチノイズ”というらしいけど、あの雑音、気になりません? なんでみんな我慢できるんだろう? 

クリップや「シュアー掛け」という耳の上にひっかける方法でだいぶ軽減されるなんて言われているので、それも試してみたけど、やっぱりダメ。

でもこのQuietConfort20は素晴らしかった。タッチノイズはほとんどゼロに近くてめちゃくちゃ快適。

しかもノイズキャンセリング付きだから、スイッチを入れると、驚くような静寂の世界に。これで音楽をかけると、本当に別次元の音に感じられる。

音質云々はあまり知識がないので語れないけど、音の良し悪しって、バックグラウンドのノイズがあるかないかで、かなり違ってくるのだということがよく分かる。

音楽を聴かないときにも使える。少し仕事をしようと思って入った出先のカフェで、周りにおしゃべりな主婦軍団や女子高生軍団なんかがいたら、すかさずスイッチオン。

すぐに静かな環境が簡単に手に入る。当分は手放せそうにないなー。


【上段右から2番目】

Lightning & micro USB−USB 二股ケーブル

いつどこで買ったかも、メーカー名もわからなくなってしまったが、常に持ち歩いているiPhone 6 plusとTransBook T90 Chi、そしてQuietConfort20の充電用ケーブル。

事務所や出先で充電が切れるのが恐怖で、充電用品は常に持ち歩いている。ちょっとノイローゼ気味なのかもしれない。

それで荷物が増えるのだ。

だから、充電用品こそなるべくコンパクトにできるように、常に良いものを探している。

この二股ケーブルはなかなかいい。データ送信はできないが、充電はばっちり。けっこう出番は多い


【左最上段】

PMJ「iQOS」のクリーニングキット

愛用している加熱式タバコ「iQOS」でやや面倒なのが、本体をときどき掃除してやらなければならないところ。これはそのためのキットなのだ。

カプセルをパカッと開けると、中にブラシが仕込まれていて、それでゴシゴシと清掃する。すると、焦げたタバコ葉のカスがポロポロと落ちてくる。

これを怠ると徐々にタバコの味が落ちてくる。だいたい、20本吸ったら一回くらいクリーニングすれば調子いいようだ。


【左上から二段目】

セリアで買ったメガネ拭き/常備薬/Savexのリップクリーム/東急ハンズで買った爪切り

まあ、こまごましたモノたちです。

この中で特に優秀なのは、東急ハンズで買った爪切り。

「クローム爪切り 直刃」という商品名で、極小サイズなんだけど、まあ、よく切れる。

爪切りを常に持ち歩いているのは、身だしなみ+ちょっとしたハサミ代わりに使うため。

買ったばかりの服をすぐ着たい! なんてことよくあるでしょ? ない? 僕はよくあるのです。

そんな時、この爪切りでタグをチョイッと切るのです。ハサミを持ち歩くほどでもないし、日本では小さなものでもナイフを持ち歩いていると捕まっちゃうし。だから、爪切りがいい。

Savexのリップクリームは、ちょっと甘めのにおいが好み。男はメンタム系のリップクリームを使っていることが多いけど、スースーするやつは、なんかイヤなのです。


【下段右端】

ZEBRA「SL−F1mini」

世界のコンパクトEDC派に使っている人が多いこのボールペン。

こんなにコンパクトで書きにくくない? と思われるかもしれないが、安心してください。伸びますよ。

アンテナのように引っ張ると、普通サイズの長さになる。

書き味もまずまず。替え芯タイプなので長く使えるのも良いところ。


【下段右から2番目】

MONTBLANC「MEISTERSTUCK 145(M)」

1年ちょっと前、良い万年筆が無性に欲しくなって、思い切って買った一本。

それまで、筆記具にそれほどこだわりはなかったんだけど、これを使ってみて目からウロコ。

字を書くって、こんなに気持ちよいものだったのかと思った。

編集者なので稚拙でも良いから誰でも読みやすい楷書を書く癖がついているが、この万年筆を買って以来、流れるような草書を書きたくなったが、まだ書けない。

本当は、使う機会はそう多くないんだけど、1日に一回はフタを取って、紙にサラサラと文字を書くようにしている。それだけで、少し気分が落ち着くのだ。


【下段右から3番目】

オズマ「3000mAh Lithium Polymer Charger +AC Charger」

モバイル機器のバッテリー切れ恐怖症というノイローゼなので、充電器は必ず持ち歩かなければ気が済まない。

上記のケーブルと組み合わせて使うこのUSBモバイルバッテリーチャージャー。近所のコジマ電気で何気なく買ったものだけど、なかなか便利。

大容量なのでiPhoneなら満タンにできるし、何よりもコンパクトなのにコンセントソケットが内蔵されているのがいいところ。

充電器に充電するために、また別のケーブルが必要となると、コンパクト化が進まないからね。


【下段左端】

名刺&カード少し&「一陽来復」懐中守

仕事で必要な時は、別に名刺入れを持っていくんだけど、予期していない日に急に名刺交換が必要だと慌ててしまう。

以前は財布に緊急用の数枚を入れておいたが、財布をやめてマネークリップにしたので、このオーガナイザーに入れている。

「一陽来復」のお守りは、早稲田にある穴八幡宮のもの。

毎年、冬至から節分の間だけ、「一陽来復」お守りを参拝者に授ける穴八幡宮。商売繁盛のご利益がある社なので、僕は勤めていた出版社をやめて独立しようと決めた年から、毎年、参拝するようにしている。いつもこの懐中守と、家の壁に掲げるお守りをセットで授かる。

今年もそろそろ行かなければ。


僕のポケットオーガナイザーの中身はこんな感じです。

ちなみにMagforce製のオーガナイザーは、これ以外にもいろんなサイズが作られている。興味ある人は調べてみてください。

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