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第5回写真展を終えて(後編)

写真展総括、後編です。

後編では今回の写真展を通して感じた新たな「気付き」と次回について。


【若い世代をもり立てるような役割】
2日目には球場でよく高校野球を撮影している女子高生「cottan]さんがお母さんと一緒に来場しました。
twitterでその存在を知っていたため、「この子だったんだ!」とすぐ分かりました。
ちょうど会場では昨年に続き千葉から来て頂いた「報知高校野球」のフォトグラファー・Naoko.Tさんと
アルビレックスBCを撮影している岡田昭彦さんがテーブルで談笑していたところ。
「ぜひこの2人を引き合わせたい」と思い、女の子を2人に紹介しました。
するとテーブル上でカメラの話や大学進学後の話が色々と。
「今は野球部のマネージャーもカメラで撮影しているんだよ」など、お二方は熱心にアドバイスを送っていました。

実はこれこそが僕が写真展でやりたかった事の一つでした。
僕が触媒役になって初めて会う人を引き合わせたり紹介する。
それによって何か化学反応が生まれたら面白いんじゃないか、と。
もしかしたらその子にとって、写真展に来たことで何かのきっかけになったら・・・と思うとワクワクします。
「野球カメラ女子」の子は新潟でもいますが、僕の写真展には今まで来た子はほとんどいない。
そんな状況で来てくれたその行動が、とても嬉しかったです。
他にもかつて取材で会った当時高校生の元球児や
以前写真展に来てくれた現大学生もいます。
今年40歳になる身としては、若い世代の子を応援し、もり立てるのも大きな役割だと気付きました。


【写真展を通した新潟観光プラン?】
今回一番嬉しかったのは、以前仕事でご一緒した江上晶規さんが東京から来てくれたこと。
同い年で野球が大好きという共通点があり、同志のような感覚を江上さんには持っていました。
そして2日目に予告なしのサプライズ。思わず泣きそうになりました。
しかも一緒に来た奥さんも面識がある方。いつの間にか結婚していたことにも驚きました。
2人は長岡に一泊し翌日は長岡周辺を観光。
最終日の最後にまた会場に来て頂き、観光した様子を話してくれました。
そんな中、江上さんとの会話でハッとさせられたのは
「例えば東京から写真展を見に行って、その足で長岡や新潟を観光するのも良いんじゃない?」


僕の写真展の一つの目標に「新潟だけでなく、他の地域から来てもらう写真展にする」があります。
写真展プラス長岡や新潟を観光する・・・それも面白そうです。
例えば会場内に観光マップを置いたり、おススメのお店を紹介したり・・・。
写真展だけでなく長岡を楽しんでもらおうという考えは今後の大きなヒントになりました。
他にも東京から来て頂いたライターの樫本ゆきさんは
一度会場を出て山古志村の復興交流館を訪れたとのこと。
「写真展プラス観光」。これはやってみたいです。

・・・とここまで書きましたが、
野球や写真以外のことを多く書いていることに気づきました。
結局のところ、「写真展の付加価値」に行き着くのだと思います。
それを考えると、毎年写真展を続ける意義の一つに
新しいチャレンジを続けていくことかもしれません。
実際、僕自身写真展はチャレンジの場・実験の場と捉えています。
次回の写真展についてはトークイベントで話しましたが
「新潟の女子野球」をテーマにします。
恐らく今までと全く違ったアプローチ、撮り方になるでしょう。
年々アップデートしていき
「武山の写真展はどんな方向性を目指しているんだ?」
と言われるような
新たな挑戦を続けていく所存です。

最後にtwitterでの反応を幾つかご紹介。

毎年来て頂いている方によるご感想。どうもありがとうございます!


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