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天窓、サヨナラ

天窓に光が降りて
君の逝く道を照らすから 
もう泣かなくていいと
誰かが耳元で囁いて
それで、それで?  

春が来れば天馬はまた走るよ
あの雲の上のほうから
きっと暖かい雨を降らすんだ

ありがとうと
君の手を握れば 
君は思い出になってしまうから
ただ思いつづけることにした

言葉はいらない のに
言葉でしか言えない不自由な鳥たち

またいつかどこかで会おうよ
サヨナラは言わずに
懐かしいあの場所で

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