小説投稿サイトを約半年運営して分かったこと。ウェブ小説はまだ可能性がある

Satoruyaという小説投稿サイトを運営しているのですが、その中で分かった知見を書いていきます。

1.小説投稿サイトにおける効果的な宣伝方法とは?


まず、効果的な宣伝方法が分かりました。

1.ツイッターで宣伝しても人は一切来ない。
2.Discordで宣伝しても人は一切来ない
3.自力で小説や文章を投稿しても人は一切来ない。
4.コンテストを開くと多少の効果があるが、それでも人が来ない。
5.小説の感想を書くと効果が非常に高い。

ということが分かりました。

具体的なやり方としてはツイッターで感想を書いてほしい小説を募集すれば、かなりの数の小説が集まります。それの感想を自身のサイトで書いていけばいいです。

2.ただし、小説の感想を書くのは非常に重大な問題がある


ただ、この方法、非常に重大な問題があります。それは所謂なろう系の小説ばかり集まって、感想を書くのが大変苦痛ということです。

「どうして皆こうも似たようなものばかり書くの?」「悪い点しか見当たらない。このまま正直に答えたら絶対大喧嘩になってしまう」と思えるようなものばかり集まってきて、感想と返答に非常に困ってしまう事態が多発しました。

そもそも「非なろう系の小説ばかり投稿される小説投稿サイトを作ろう」と思って作ったので、この状況では本末転倒です。このまま感想を書いても結局自身のサイトになろう系ばかり集まってきて、なろうの二の舞です。

ですが、これを回避する方法を見つけました。

3.感想を書く際に「厳しい事を書きます」「商業的、経営学的に分析します」と書けば、感想が書きやすい、質の良い小説が集まってくる。


その方法は感想を書く際に「厳しいことを書きます。」「商業的、経営学的に分析します。」と予め言っておくことです。そう言うと比較的所謂なろう系ではない、もしなろう系だったとしても工夫がきちんとされた質の良い小説が集まってきます。
これで非常に感想が書きやすくなります。比較的遠慮なしに感想を書くこともできるので一石二鳥です。

4.これを繰り返すとサイトの改善要望が集まってくる。

こうやって感想文を書くのを繰り返すと、ユーザーの増加と同時にサイトの改善要望が集まり、一体どこで何をすべきかが見えてきました。
もし改善しないまま放置しておくと当然大変なことになるでしょう。
ゴールデンウィークもあるし、感想文はゆっくり書きながら時間が許す限り改善を繰り返していこうと考えています。

5.このことで分かったのはウェブ小説はまだ可能性があるということ。

今回の件で分かったのはウェブ小説はまだまだ可能性があるということです。初めに感想を書いてほしい小説を集めた時は「こんなのばかり来るなんてウェブ小説はもうダメなんじゃないか。自分のやってきたことは間違いなんじゃないか」と思ったのですが、「厳しいことを書きます。」「商業的、経営学的に分析します。」と書いてやってみたら、本当に新しい形の小説の世界を形成しそうな小説が集まってきました。

一体何故こんな「厳しいことを書きます。」「商業的、経営学的に分析します。」を書くと非なろう系の質の良い小説が集まってくるのかは後々考察するとします。

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