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【写真家17】フォトコンテスト応募写真に印象的なタイトルをつけよう!

今回は写真のタイトルのお話。コンテスト応募の際は大体タイトルも合わせて応募することになるが、ここをしっかりとしたものにするか、安易に仕上げてしまうかによって見る人に与える印象や結果に響いてくるものがあるというお話だ。

ちなみに今回は私の写真集「奈落」から3点ほどサンプルに、アシスタントに「この写真、あなたなら何とタイトルを付ける?」というお題を元にやらせていただいたが、まぁ人の写真にタイトルを付ける難しさはあると思うが相変わらずユニークな反応をしてくれた。(笑)

動画の中にもあるが、タイトルを付ける時やりがちなのは、見たものやそこに写ってるものを何かに例える方法で「~~してるからOO」「~~に見えるからOO」というもの。だがこのやり方だと単調になり、見る人を感心させるまでには至らない。

やはり、どういう思いでそれを撮りたくて、そういう撮り方をしたのか?その瞬間に何を感じたのか?そこに何を見たのか?何を伝えたいのか?というところまで掘り下げていく必要があると思うわけだが、そこまでやって付けたタイトルというものには何かしらの響きがあり、見た人の印象に残る写真となる。

タイトルをつけよう!.00_08_24_19.静止画001

もっとも、普段から何にも考えずに撮ったり、いわゆる被写体に撮らされてる、イメージや真似だけで撮ってるというような場合には、そういう「経緯」がないのでタイトルはつけずらいわけで、もしタイトル付けでいつも悩んでる人は今一度そのあたりの「経緯」というものを見つめ直すと、写真の質、写真には写ってないけどその写真が写真たる所以、意義などが出てくるだろう。

写真には被写体が写り、タイトルにはあなたが映る。

目の肥えた人は、写真は当然ながら、それを写した人そのものにも興味を抱くと言う・・・。

「こんな素敵な写真を撮った人は一体・・・?」と期待したところにさらにガツンと来るグッドなタイトルを付ければ好印象。「なんじゃこれ」というような安易、的外れなタイトルだとがっかり感も半端ない・・・。

まずは、背伸びせず、自分の等身大で見てるもの、感じてるものを素直に出してくのが良いと思う。

そうしていけば自然なタイトルが浮かび上がってくるよ・・・。

「それ」が今のあなた自身だ・・・。


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