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パニック障害寛解後の軽いうつ状態を脱出する方法

パニック障害を発症する人は意外と多くいるものだが、その中にはパニックが治ってもその後に軽いうつ状態が続いてしまう人がいる。私もその1人で、最近パニック発作が起こることはほとんどなくなったが、軽いうつ状態(具体的には気力がない感じがしたり、朝の早い時間に起きるのが難しかったりする状態)が続いていた。しかし、いろいろな方法を試す中でパニック障害寛解後の軽いうつ状態を直す方法を発見したので共有したいと思う。

最初にその方法を書いてしまうと、私の場合はサインバルタという抗うつ薬を飲んだらあっさりとうつ状態を脱することができた。サインバルタを10mgだけ夜に飲んでいる。薬のカプセルは20mgからしかないので、脱カプセルして飲んでいる。この脱カプセルの方法はkyupin先生のブログで紹介されていたものだ。私は薬の作用に敏感な体質のため、現時点で10mgだけ服用している。途中で腰折れ(薬の効果が薄れていくこと)を感じたら服用量を増やす予定である。

うつ状態を脱するまでに様々な方法を試してきたとさっき書いたが、具体的にはSSRIのレクサプロやジェイゾロフト、さらにはトリンテリックスを服用したりした。しかしこれらの抗うつ薬は私の体には合わず、断念してしまった。レクサプロは不安には効いていたが肝心の気力が出て体が動くようになる気配が全くしなかった。またジェイゾロフトは飲んでも何も効果を感じることができず、吐き気の副作用だけが出てしまって飲むのをやめてしまった。トリンテリックスも、最初はやる気が出るような効果を感じたが、将来的な不安に対してはほとんど効果がなく、逆に不安が増しているような気がしたので飲み続けることが出来なかった。

そんな中でサインバルタを試してみた。結構前にオオサカ堂で個人輸入したことがあったのだが、飲まずに放っておいた。というのも、あまりパニック発作に対して効くという口コミを見なかったからだ。同時に、イフェクサーSRという薬を以前精神科で出されて飲んでいたのだが、吐き気の副作用が強く出て逆にうつ状態が治るどころかパニック障害が悪化したこともあったので、同じSNRIであるサインバルタはあまり効果がないのではないかと思っていた。

しかしkyupin先生のブログを読んでから、サインバルタの評価がイフェクサーよりも高いことに気づいた。どうやら日本人にはイフェクサーよりもサインバルタの方が飲み続けるのが容易だそうだ。そしていざサインバルタを恐る恐る10mgだけ飲んでみると、その効果に驚かされた。SNRIという分類上、意欲向上に強く作用して抗不安作用はあまり強くないと思っていたが、かなり不安に効いた。具体的には将来どうなってしまうのだろうという不安や、過去を後悔する思考でぐるぐる思考が回っていたのが嘘だったかのように治ってしまった。そして不思議とやる気も出てきて気持ちが前向きになっているのを感じた。正直ここまで不安がなくなったのは初めてだったし、抗うつ薬を飲んで気持ちが前向きになるのは初めてだった。イフェクサーの時も気持ちが前向きにはなったが、それは焦燥感に近い感覚であって自然な感じとは程遠かった。サインバルタは自然な感じで気分を底上げしてくれた。

SSRIを飲んでみてもイマイチ不安に効かないとか、意欲が出ないという人はサインバルタを試してみるのはどうだろうか。担当の精神科医に相談するなどすれば出してもらえると思うし、私のように個人輸入を使って手に入れても良い。とにかく私はサインバルタに救われたと思っているし、効果があるかぎりこの薬を使っていく予定である。つくづく思うが、精神科の薬は個人による差がかなりあるし、一回飲んでみないと自分に効くかどうかわからない。相当腕の良い精神科医でも患者に合う抗うつ薬を一発で見つけるのは苦労するという。パニック障害やうつ病で悩んでいても、とにかく諦めずに治療を継続することが大事だと今回改めて思った。

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