広告会社の軸

皆さん、朝起きてから、例えば仕事場に到着するまで、どれだけの広告や商業メッセージに接していますでしょうか。そして、記憶に残っているメッセージはどれくらいあるでしょう。広告は、記憶に残って、行動を起こしてもらってなんぼなので、とにかく目立つ、人の気を引くことが最重要です。これがAttention。それを得るために、とっかえひっかえ有名なタレントを利用したり(タレントが定期的に入れ替わるのは、人は飽きるから、です(笑)目を引くようなストーリーを作ったりするわけです。

もうひとつの「軸」は「」です。広告は人に見てもらってなんぼですので、どこに出すか=どの広告「枠」を押さえるかがこれも重要。テレビの月曜9時時間帯のCMとか、新聞全面とか、Yahoo!のポータルサイトの右上のスペースとか、リーチマイケル選手の胸とか。広告枠を持っている会社と仲良くしておいて「枠」を押さえることがこれもまた重要。

さて、もちろん広告会社にはいろんな仕事がありますが、根底にはAttentionと枠というものが、血液のように流れているのです。

Attentionを得るために、短期的に花火をあげる。花火を見てもらうための、花火を見る場所=「枠」を確保する。こうした仕事の特性から、働く人の特性を考えてみてください。じっくり研究して、開発して、それを長く使ってもらいたいマインドの人は、合わないかもしれません。広告は短期的で、育てていくものではないからです。

今日は広告会社の軸についてお話ししましたが、どんな仕事でも、細かいスキル以前に求められる、息づいているマインドがあるはずです。新卒の皆様などは、こうした視点を持つことが難しいので、想像しつつ、働いている人の話を聞くなど、仕事の通底に流れているものを掘り下げながら、会社(組織)を見ることがとても大切だと、日々思っています。

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このnoteでは、生きていくことにあたって、何があっても、自分に揺らぐことのない力を与えてくれる、企業においては他社と差別化して、顧客との約束を築くことのできる”軸”についての気づきを得られることについて書いていきます。

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#広告会社の仕事

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