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2023〜24 バルサの展望

こんにちは。

相当、久しぶりに、記事を書きます。

さて、バルサのプレシーズンがほぼ終わり、移籍市場もだいぶ賑わってきました。

バルサのここ数年の騒ぎは変わらず、

登録状況の完了が未だせず、

加入の情報はあれど、放出は進まず、

ヤキモキする時期になりました。

デンベレのまさかのPSG移籍、それも移籍金は安くこの時期に出ていくのは、

流石のトラブルメーカーであり、問題児だなと思います。

シャビ監督は、「世界一のプレーヤーに」という思いから、フロントやファンからどんなに否定されようと、彼を守り、忍耐強く使い続け、結果を残すサポートをしてきて、26歳でまさにこれから数年が正念場というところでした。

シャビ監督としては、「まさか」でしたが、フロントは、代理人のムサシソコ含め、彼のトラブル具合は嫌気を指していたので、移籍はしやすい条件を昨年の契約延長時につけていたので、やすい移籍金だろうと、出ていくことを全く止めず、むしろ出ていってくれて嬉しいくらいだったのでしょう。

噂が出てから、スムーズに移籍が完了した背景はそういうところでしょう。

シャビ監督としては、良い経験になったのではないでしょうか。
忠誠心や人間力を見極めてサポートしないと、いかに能力があろうと、それが全部ダメになるリスクがあるということ。

彼の個人技や突破力は、世界屈指でしたが、怪我の多さや素行不良にはもう見切りを経っていい時期でしょう。

バルサのここ数年は、放出したいけれど、バルサに残りたい選手があまりに多かったので、珍しいケースになりました。

ネイマールのPSG移籍からのパニックバイとなった、

「デンベレ」「コウチーニョ」「グリーズマン」は、

前代未聞の移籍金の高さで、合計5億ユーロ近くなるお金を支払い、

やすい移籍金で出ていくことになりました。

視点を変えれば、この3人にかけた負の遺産を一回区切りをつけれたのはよかったでしょう。

高額な移籍金で、購入する痛手を感じて、今季も来季も学びを生かすのなら、

プラスに考えることも可能でしょう。

さて、次は、シャビ監督の目指すサッカーがどうなのか、分析と考察を。

●2021−22シーズン

シャビ監督のフォーメーションは、バルサ伝統の4−3−3。

監督就任時の背景は大きく分けて3つ。

①メッシという世界一のプレイヤーが離れるタイミング

②バカなフロントのせいで補強に大きな制限がある

③監督が次々交代し、チームはどん底だが、カンテラの選手の台道あり

クーマン、セティエンと続きCL圏内すら怪しいという冬のタイミングで、シャビ監督就任が決まりました。

メッシ依存から道が見えておらず、誰もが迷っていた時に満を持してバルサを象徴するシャビが就任。
期待も大きく、経験不足否めずどうなるかというところ。

シャビの戦術は、

「両WGがワイドに開き、中央にスペースを空け、両WGの仕掛けでサイドを崩し、CFかインサイドハーフの飛び出しで仕留める。」

ざっくりいうとそんなサッカーでしょう。

重要なポイントは、両WG。

サイドで一対一で仕掛けられ、抜ける個人技があるタイプが重要でした。

メッシなきチームに該当者は不在で、

そこで冬に補強したのが、「トラオレ」「フェラントーレス」「オーバメヤン」。

この三人、特に、オーバメヤンがあたり、17試合11得点の活躍。

トラオレは右サイドの崩しで活躍し、しかし物足りなさはあり、デンベレの怪我からの復帰から、デンベレを重宝するように。

右サイドバックにダニアウベスの補強もしゲームを作れる選手が増え、良いアクセントになり、

最終的には、CL圏内という最低限のノルマはクリア。

そして、翌シーズンへ。

●2022ー2023シーズン

ピンチヒッター的な監督起用から、この年からは、シャビバルサの正念場ということで、結果も求められる一年になりました。

この年はあらゆる手段を使い、「補強にお金を使い、目指すサッカーを実現する」

ことがシャビバルサの至上命題。

積極補強で、FWにはメッシに変われる得点元「レバンドフスキ」

WGの補強で、「ハフィーニャ」

守備陣の補強で、「クンデ」

この3人を市場価格で高額な移籍金を払い補強の成功。

さらにフリーで実力者の「ケシエ」「クリステンセン」の補強。

WGがこれで、「デンベレ」「フェラン」「アンス」「ハフィーニャ」と質と量が増え、

ターゲットマンになる、「レバンドフスキ」の補強でグレードアップ。

守備のテコ入れには、実力者の補強で、大枠ができました。

前シーズンのサプライズは、「ガビ」。左WGでの出場で大きな戦力に。

このシーズンのサプライズは、「バルデ」。アルバから左SBのレギュラーを奪い取りました。

今季はタイトルをというところで、CLはグループステージ敗退でした。

が、リーガを優勝し、タイトル獲得。

圧倒的な守備力で、リーガの取りこぼしがなく、勝ち切りました。

バルデ、クリステンセン、アラウホ、クンデの4人が揃えば守備に穴がなく、世界屈指のDFの並びになりました。

ただ、問題は「怪我の選手層の低さ」でしょう。

デンベレ、ペドリ、クンデ、アラウホ、クリステンセン、などの怪我があり、そうすると勝ち点を落としました。

シャビが補強補強と口を酸っぱく言っているのは、そこが大きなポイントだからでしょう。お金がないのは誰が見ても明らかですが、言わざるを得ない状況。

左WGをガビで、彼が中盤に落ちつつ、前線からの激しいプレス、さらに左SBのバルでのオーバーラップは、一つのサイドの崩しとして形になったでしょう。

逆に右は、デンベレの個人技頼りで、彼不在のハフィーニャは一対一はあまり仕掛けられず、右SBも本職の選手ではないため、手詰まり感はありました。

ただ、苦しい台所事情の中で、メッシ不在の中で、リーガのタイトルを取れたのは、大きく評価すべきでしょう。

●2023ー24シーズン

さて、ようやく、本題です。

昨季との違いは、

①「ブスケツ」「アルバ」のベテランのカンテラーノの移籍

②デンベレという武器の喪失の補完をどうするか

③アブデの復帰、アンスの復調、フェランの巻き返しという朗報

④ギュンドアンというCL制覇のキャプテンをどう使うか

⑤10年以上のピポーテを守ったブスケツの移籍の穴をどうするか


①から見てきます。

まずは、本当に素晴らしい活躍を二人ともありがとうございました。

アルバはまだ契約があったのに、それを破棄し、バルサの給与の余剰を開けてくれました。

近年は衰えも見えていましたが、素晴らしいプレーも数多くしてくれ、二人なしでバルサは語れません。

アルバの裏抜けからの極上クロス、ブスケツのエレガントなプレーが見れなくなるのは残念ですが、サイクルの一つの終わりと始まりでしょうがないでしょう。

キャプテンは、セルジロベルトが引き継ぎ、デヨング、テア、アラウホが第四キャプテンに。

この4人なら、バルサの伝統をしっかり守ってくれるでしょう。

二人とも、お疲れ様でした!!


今日、デンベレはPSGに。

数日前のプレシーズンでは当然のように先発でクラシコを戦い、先制点を取り、活躍。

今季も昨季と同じように活躍すると思ったら、その翌日くらいに移籍の噂が出て、完全移籍に。

本当に読めない変な人で、数年前のリバプールとのCLでドフリーでシュートを外し、大逆転劇のチャンスを与えた元凶であり、あまり好きになれない選手でした。

プレーはすごいものを持っていますが、大事なとこで活躍しない。

彼にはお疲れ様という感情はなく、早く出てってくれという感情が強いです。

さて、右WGの第一は、「ハフィーニャ」になりますが、どこまでやれるかでしょう。

昨季は7得点7アシストとまずまずの結果で、プレミアからの移籍で一年目としては合格ラインでしょう。守備もよくしますし。

ただ、対人での仕掛けのバリエーションの少なさや、ブスケツからのキーパスでの得点が今季はないため、少し未知数なところもあります。

ベルナルドシウバの噂もありますが、マンCは、マフレズが移籍してしまったので、絶対に出したくはないでしょう。

ただ、本人は移籍願望はあるようで、どうなるか見ていこうと思います。

カンテラのヤマル君は16歳。

技術的に言えば、デンベレを超える可能性は十分ありますが、シャビがこんきどこまで使うか。

後数年後は、彼を軸にしたチームになっていてもおかしくないでしょう。


アブデの復帰は大きなプラス材料でしょう。

オサスナで活躍し、モロッコ代表でも良い感じで、左WGの仕掛けとしては、どんどん成長しています。

一昨年は、身勝手な仕掛けも多く、ボールロストも見えましたが、プレシーズンでも結果を出し、好判断なプレーが多かったです。

今季のレギュラーをぜひ奪い取ってほしいなと思います。

さらに、アンスも復調し、ゴラッソを決めました。フィジカルもよく、今季はどこまで出場機会があるか、どこまで結果を出せるかがポイントでしょう。

フェランは放出筆頭候補でしたが、フィジカルを鍛え直し、プレシーズンでは2得点。

結果を出し、CFの控えとしては十分なアピールをしました。

本職の右WGでも出場機会は増えそうで、ドリブルでヌルヌル抜いていくスタイルは昨季も何度か輝く試合はあったので、彼にとっては今季次第でバルサ残留かどうか変わるでしょう。


ギュンドアンをフリーで獲得は、今季最高の補強でしょう。

ピポーテも、インサイドハーフも、得点もアシストもできる。

シャビに憧れ、バルサのシャツを着ることが夢だったとのことで、楽しみです。

怪我が少し心配ですが、開幕には間に合い、活躍のシーズンであることを願います。

ペドリ不在時の中盤のゲームメイク、得点関与が問題でしたが、彼の加入で解決し、戦術に幅が広がりそうです。


大きな問題になりそうでしたが、「ロメウ」で解決しそうですね。

プレシーズンでは、彼は素晴らしいプレーぶりで、フィジカルも強いので、守備では申し分なし。

パスの散らしも、カンテラ出身らしく、問題なしです。

デヨングが隣にいないとチャンスメイクは難しそうですが、ひとまず、かれの補強でブスケツ問題は今シーズンは問題ないでしょう。


長くなったので、ここでラスト。

2023−24シーズンのシャビバルサのフォーメーション

特殊になりそうですが、基本は4−2−3−1でしょう。4−3−3の変形。

GKは、テア。

DFは、クンデ、アラウホ、クリステンセン、バルデ

MFは、ロメウ、デヨング

そして、ペドリ。

右WGは、ハフィーニャ、左WGは、アブデ・アンス・ガビが横並び。

CFは、レヴィ。

ギュンドアンは試しながら徐々に出場機会増やしていく形で、

左WGは、試合相手によって変えていくと予想。

右WGと右SBは、補強次第で変化ありで、

理想は、右WGべルナルドシウバ、右SBフレスネダ

右SBは、カンセロの噂が一番多いですが、どうなることやら。

とにかく、楽しみです!!

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