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かつぎますか?縁起

べつに気にしたってしなくたって、
毎日いろんなことはあります。

「人生、谷あり、底あり」
って言うじゃありませんか。

え?ちょっと違う?

「人生、もぐったりしずんだり」でしたっけ?

まあ、どうせだったら、
びくびくして生きていくより、
ちょっとは自分の行動に自信を持ちたい。
だけどその、
よりどころはどこにもないわけです。

ヒトが「縁起をかつぐ」ってーのは、たぶん、
そんなキモチのあらわれなんでしょう。

かくいうわたしも、
人並みには「かつぎ」ますよ。

スモウトリのように、
優勝するまで、ヒゲをそらなかったり・・・
は、しませんが、
ズボンをはくのは必ず右足からだったりします。

これって単純に、いつもと違うことをするのが
気持ち悪いからなんですよね。

別にいつもと違うことをしたから、
違うことが起きる。
なんて思ってるわけではありません。
だけど、なんとなく気持ち悪い。

いまのクルマ、最初
候補だったナンバーが「4934」でした。

49は「シ」と「ク」だし、
34は「サ」トウ「ヨ」シヒロなんで、
やっぱりなんとなくイヤで、
結局変えてもらいました。(小心者・・・)

な~んか、気持ち悪いって、
それだけなんですけどね。

あと、子供のころから、
「夜に爪を切ると縁起が悪い」というのを、
なんとなく守ってました。
これも「だからどう」ってことはないんですが、
なにせずっと夜に切ったことがなかったんで、
いまさら破れない。という、
まあ、強迫観念みたいなものですね。

ところが、ウチの子が小さいとき、
夜に食べ物をノドにつまらせる。
という事件がありまして、
指をつっこんでとるしかない事態に陥りました。
しかし、爪が長い。
こうなったらもう考えてるヒマはありません。
何の迷いもなく切りました。

結局、信じてることによってホンの少しの
ココロの平安を得ているわけですから、
それより大事なことがあれば、優先すればいい。 
ってことなんですよね。

「かつぐ」は担ぐと書きます。
担うと書くと「になう」になる。
どっちも肩に乗せることだけど、
担ぐは上から乗せる方、担うは下から支える方、
ポイントが違うみたいですね。

かつぐは騙すって意味もありますね。
持ち上げておだてるからなのかな。
おだてるのを祭り上げるなんて言うけど、
なんか神輿を担ぐのと関連してんのかな。

かつがれた縁起は肩に乗っかってるだけだから
まあ、どうにでもなるってことですよね。
結果に責任は担ってない。
フワッと乗ってるだけです。

などと、言いながらも今日も、
ズボンは右足からはきました。
だって、そうしないと
なんか気持ち悪いんですもん。

次回の言葉は「検証する」です。

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