パンダ・ペンギン・ポテト
かわいい…のか?
ペンギンはかわいい。とみんな言う。
羽はあるのに飛べないし、
短い足でよちよち歩くし、
色も黒白のツートンで、
キャラクタライズしやすいのは確かだ。
しかし動物園で本物を見ると、かなりこわい。
目がこわい。しかも生きている。
あたりまえだが動物として生きているんである。
しかもけっこうキタナイ。
パンダも目がこわい。
アランジアロンゾなんかの
目のこわさが特徴のパンダキャラクターもあるが
あれも「性格の悪さ」を個性化しているだけで
ほんとの動物としての
パンダの目とはちょっと違う。
あの怖さは「何を考えてるかわからない」
もしくは「何も考えていない」怖さなんである。
動物なんだからしょうがない。
そういう意味で一番怖いのは「鳩」だ。
なにも考えていないで、しかも群れている。
食べ物があるとざーっと寄ってきたりする。
なんかと似ていると思ったら、
まるでゾンビのようだ。
熊なんかは「こわい」のレベルが違う。
なのにぬいぐるみがいちばん多いのもくま。
(カワイイ狙いのときはひらかな)
「くまのプーさん」なんてすでに熊じゃない。
ポテトに至っては「野菜」である。
動物ですらないので何も考えているわけがない。
しかし、トイストーリーのポテトヘッドとか、
カルビーポテトチップスの袋の
キャラクターみたいにけっこう擬人化される。
無骨で無個性なところが
逆に人格をあたえやすいのだろう。
人参だと、ヘンに意味が出てしまい、
そうはいかない。
パピプペポの魔法
こうやって考えてみると、
かわいいって言われてるものは
みんな「パピプペポ」から始まる。
パンダ、ピンク、プーさん、ペンギン、ポテト…
偶然なのか?偶然なんだろうな。
「ポテト」がかわいくするために
名付けられたとは思えないし。
そういえば「ペット」もそうだ。
動物は本当は怖いが、ペットにした瞬間
かわいくなるってことだろうか…。
ペットをすぐ捨ててしまうヤツは
そういう生物の真実を考えないで
飼ってしまうのではないかと思う。
アニメのキャラクターを
うちに置くわけではないので、
飼う前に動物園に行って
しみじみと動物を観察したほうがいい。
ポテトも、
ハンバーガーショップでフライになる前は
土の中にいるんである。
けっこう地味なんである。
次回の言葉は「人相」です。
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