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言葉のことばかり【疲れる】

疲と皮

「疲れる」の「疲」の中には、
なんで『皮』が入っているのか…。

皮膚病ってことじゃないですよね。

漢字の成り立ちからすれば
いろいろあるんでしょうが、

なんかね、勝手な思い込みですが
雰囲気として
薄い皮のように、体を覆っている
何となく病っぽい感じ、これが疲れ。

そう思うと妙にしっくり来ます。

病気までは行っていない。
だけどなーんか変なものが
体の周りにまとわりついてる気分。

だから

温泉にでも行って、
この皮を洗い落とすと、治ります。

しかしこの薄い皮も、
たまってくるとどんどん厚くなって、
ちょっとやそっとじゃ、
はがせなくなってくる。
薄いうちになんとかしたいものです…。

この、なんだかわからないけど
まとわりついてくる嫌なものって
不気味ですよね。ちょっと怖い。

そう考えると
知らないところで呪いをかけられてる?
そんな気分にもなります。

「疲れる」は「憑かれる」だったりして。

怖い怖い

「疲れる」は普通に動詞なのに、
受け身の「れる」っぽく聞こえます。

これも疲れが自分のせいじゃなくて
どっか知らないところからやってくる。
そんな気分のせいかもしれません。

いや、自分のせい…なんですけどね。

吐枯れる

ちょっと真面目に調べてみたら
「つ」は「吐」…息を吐(つ)く。
それが枯れる。
そんな説もあるそうです。

ちゃんと息してないってことか。
これはかなり重症ですね。

疲れてきたなと思ったらまずは
しっかり呼吸することかもしれません。

昨日近所で花見に行ってみたら
いい天気だったのですごい人で、
花見だか人見だかわかんなかったのですが

じゃあ花見してる人は疲れてるかと言うと
なんかみんな笑ってたね。
しっかり息を吸ったり吐いたりしてた。
これなら大丈夫ですね。

皮がたまってくるのは月曜から
なのかもしれませんねえ。

次回の言葉は「三十路」です。


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