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言葉のことばかり【入りと明け】

一年五季説

もうしばらくするとイヤな梅雨ですねえ。
例年だと関東地方で6月7日が梅雨入り。
梅雨明けが7月19日あたりなので、
なんとヒト月半近く
シトシトが続くわけです。

仮に梅雨明けした7月19日から
8月いっぱいを夏と呼ぶとすると、
なんと夏と梅雨の長さはおんなじ…
ってことになっちゃうんですよね。

こうなると、夏のために、
新しい水着を買うくらいなら、
毎年新しい傘を買った方が
いいんじゃないですかね。
泳ぎに行くより、
傘さすコトの方が絶対多いですよ。

こうなったら、一年は五季
ってことにしちゃいますかね。
春梅雨夏秋冬。…
やっぱりゴロが悪いから、
やめときましょう。

梅雨のトンネル

梅雨入り、梅雨明けって言いますよね
初めと終わりじゃなくて。
気分はわかります。
梅雨っていかにも入っちゃう感じ。
なんかトンネルっぽい。

トンネルも入った瞬間は
どこまで続くのかわからずに
ちょっと不安になります。
出口が近づいて遠くに光が見えたとき
ちょっとホッとする感じ。
出口があるのはわかってるのに。

いかにも明けるって感じです。

梅雨も始まったときは、
なんかトンネルっぽい気分になる。
始まるんじゃなくて入る感じ。
終わるんじゃなくて明ける感じ。
なるほどです。

夜勤明け

もうひとつ。入りと明けを使うケース。
これが仕事のシフトだったりします。

看護師さんとかね。
よくは知らないですが夜勤とかね。
夜の仕事は確かに入って明けるもんな。

やっぱりお日さまから来てるんですね。
日の入りと夜明け。

そう考えると、
やっぱり梅雨って夜みたいなもんだと、
昔の人も思ってたんだなあ。
夜明けを待つ気分。

日の入りの対義語は「日の出」ですけどね。
あれ?じゃあ夜明けの反対派「夜入り」?
あるのかなあ。よく知らないですが
「宵(よい)」ってのはありますね。

「宵のうち」とか「宵闇せまる」なんて言う。
まだ浅い夜のことだから、
やっぱり「夜の入り」ってことなんでしょう。

昔は「まだ宵のうちだからもう一軒」
なんて言ってたけど、最近は言わないね。
人によって「まだ宵のうち」が違うから。
たぶんどんどん遅くなってんだと思う。
天気予報でも「宵のうちは雨」とか
言わなくなったしね。

ひまわりとよまわり

そういえば、
気象衛星のひまわりってありますよね。

いつも太陽の方を向いてるからひまわりって
花のネーミングも秀逸だと思うけど
気象衛星もおんなじだもんね。
センスあります。

あれ、どのくらい保つのかなあ。
調べたら8年くらいだった。
だんだんボロボロになったら
ひまわりっていうより夜まわりな感じ。

あ、夜まわりって火の用心か。
衛星も空から見張ってるから、
間違ってはいないかもですね。

次回の言葉は「きたい」です。

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