見出し画像

言葉のことばかり【晴れ男】

雨男の休日

やっぱり連休は晴れの方がいいですよね。
かなり前から予定立てたりするので、
いざその日が来たら天気が悪い、とか
まあしょうがないことではありますが
やっぱりちょっとがっかりします。

個人的な話ですがちょっと最近、
旅行に出かけると雨、が続いてます。

雨は雨で風情がある、と
自分を慰めたりしてはいるのですが、
富士山の近くまで行って
富士山が見えないなんてことになると
なんでこの日なんだよ。って
思ってしまいます。

最近はそうなんですが、
その前は割と晴れることが多かったし
結局のところ法則があるわけでもなく
単なる運、偶然なのは間違いないです。

でもみんな、
どうにも割り切れない気持ちになる。
だから「晴れ男」だの「雨女」だの
言い出したりするんですね。

僕の仕事はロケ、撮影なんかがあるので
天気はかなり重要です。

特に天気が悪くて仕事が滞ると
やりきれない思いを
どっかにぶつけたくなって

やっぱりアイツが「雨男」だからだな。
なんていうこと、結構ありました。
なーんにも悪いことしてないのに
言われる方はたまったもんじゃない。

アメハラですな。

晴れ男は神なのか

一方でやたらと威張る「晴れ男」が
出てきたりもします。

こっちもなーんもいいことしてないのに
やたら偉そうに自分のおかげ、
みたいなことを言う。

冷静に考えてみると、
仮に自分がいると必ず晴れるとして、

じゃあその人に「天気を左右する力」が
あるのか、ってことですよね。

これって神です。
んなわけないだろ。不遜だろ。って思う。

あるとしたら、天気を変える力じゃなく
晴れる日を察知する能力かも。
ああ、ここ晴れそうだなって日に
予定を入れる力。

これだって十分スピってますが。

なぜ男女で分けるのか

こういう〇〇男、〇〇女、って言い方
たまにありますが、
何で男女で分ける必要があるんでしょうね。
理由はわかりませんが、

後ろに男、女とつけると
ネズミ男じゃないですが、
急に妖怪っぽくなります。

そういえば「雨女」もかなり妖怪っぽい。
調べてみたらホントにいました。

鳥山石燕『今昔百鬼拾遺』より「雨女」

昔は特に、天気という農耕に関わる
しかも如何ともし難いものを
人外の何かのせいにしたかった、ってのは
あるんだろうなと思います。

今はそれが行楽、ってことなんでしょうか。

晴れ男の正体、
いちばんありそうだと思うのは

「晴れ男はポジティブ思考で、お気楽。
 そして記憶力があまり強くない。」

つまり、いいことだけ覚えてる。
晴れという成功体験だけ記憶して
外したことはすぐ忘れる。

馬鹿か、と思う反面、すごくうらやましい。
自分が幸せなことがいちばん幸せなので
僕もそうやって生きていきたいと思います。

ちなみに今日は天気がいいですね。
出かけてないです。やっぱりか…

次回の言葉は「こいのぼり」です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?