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境界線で右脳左脳する

脳は自動切り替え

「右脳」と「左脳」は切り替わるらしい。

おんなじことをやってても、
「楽しい」と思ってやってるときは「右脳」で
「勝とう」なんて考え出すと
「左脳」に切り替わるんだそうである。

(たとえば同じゴルフでも、
 友達とやってるときは「右脳」で
 接待ゴルフだと「左脳」らしい)

ということは、
ひとつのことをやってても知らない間に、
脳味噌の担当はぐるんぐるん
切り替わっているということだな。

とはいえ自分がいま、
どっちの「脳」で考えてるのか
自分じゃよくわかんないもんである。
切り替わったときに「カチッ」と
音がするわけじゃないしな。

エアコンの冷房と除湿の切り替えみたいに
アタマに「右脳」と「左脳」の
ランプが点灯するとおもしろいんだが・・・

「あ、こいついま打算的思考に切り替わったな」

「あ、いま、欲を捨てたな。よしよし」とか。

こうやって、
考えがあっちこっちふらふら変わることを
「右脳左脳する」と言う。(言わないって)

気持ちの自動切り替え

オリンピック見てて思ったんだけど
競技に臨む選手の気持ちって
大きく分けて二つあると思う。

攻める気持ちと守る気持ち。

この二つもときどき切り替わる気がする。
(朝の散歩しか運動してない奴が
 偉そうなことは言えないのだが…)

切り替わる理由のひとつに、
「期待値」というのがあると思う。

これは「世の中から」というのもあるし、
もともと自分の中に持ってるものでもある。

期待値が低いと感じてるときは
素直に攻める気持ちになれる。

逆に期待値が高いと感じていると
どうしても守りの気持ちになる。

攻める気持ちに切り替えるには、
まず気持ちを期待値の上に置くところから
始めないと、スタートできない気がする。
期待値を忘れるくらいじゃないと。

なんかマイナスからのスタートだ。

世間の期待は無責任だから
いつも目の前にそれを突きつけてくるし、
目の前にある期待を忘れるのは難しい。

さらに過去に実績がある選手には
期待値を「やって当然のライン」と設定する。

逆にもともと期待値の低い選手は
やっただけプラスに受け取られるので
必然的に評価は高くなる。

この差は大きくて辛い。

オリンピック見ていても、
意外な選手が結果を出すことが多い。
実は意外なんではなくて、
周りが勝手に驚いて大きく評価してるだけ
な感じがしないでもない。

意外な勝利の数だけ、意外な敗北があるわけで
同じ数だけ賞賛と後悔が存在している。

想像でしかないが、
攻めの気持ちでやるのと、守りの気持ちとは
やってるときの楽しさが違うような気がする。

オリンピックレベルになると、
期待されてない人なんかいないだろうから
ただ楽しんでやれてる人なんかいないだろうが、
終わってみて楽しかったと思えるといいなと
なんとなく思いました。

乗ってきた選手の顔見てると
左脳から右脳に切り替わったランプが
見えるような気もするんだよね。

次回の言葉は「予言」です。

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