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すいかドライブで思い出すこと

#1ヶ月書くチャレンジ 8日目

ブラジルは(私の住んでるとこだけかもしれないけど)坂道が多い。
しかも急で曲がりくねった坂がそこら中で待ち構えている。

彼が持ってる車はマニュアルで(ブラジルはマニュアル車の人多い)、よくこんな急斜面で坂道発進できるなぁと感心する。まだこっちで免許の手続きをしてないから私は運転したことないけど、自分だったらずずずと絶対数メートルはバックすると思う。オートマを買うか、修理代を払うか、道が平たくなるかって選択肢だろうな。

私の昔からの友達は私が運転するのは怖いっていうけど、私は運転するのが結構好き!東京で働いてたときはペーパーだったけど、飛騨にUターンしてからは、ほぼ毎日車で峠を上り下りして通勤してたし、時間や場所を気にせず遠くに行けるのって最高じゃん!と仕事終わりに富山にレイトショーを観に行ったり、田舎カーライフを満喫していた。

そして田舎に住んでいると、いろんな季節のいただきものをする。
ある日、職場のおじちゃんからひと切れのすいかをもらったことがあった。

ひと切れのすいかはラップでくるまれているだけで、崩さないようにするには車のどこに乗せて帰ろうかなぁ、難しいものもらっちゃったなぁと思った。

で、車内をみたら、ちょうど運転席と助手席の間に収まりそうだし、ここならぱっと手でヘルプすることもできると思ってそっと置いて帰ることに。

カーブの多い国道で、左下にちらっと見えるすいかを気にしながら運転する。ちょっといつもより遅いけど、誰も私がすいかを乗せて走ってるなんて思わないよなぁ、ここで煽られたら嫌だなぁと思いながら何度もバックミラーで確認しながら走った。

そう思いながら、ぼんやり考えたのは他人に対してイライラしちゃうことってあるけど、見えてないだけで本人にとってはそうしなきゃいけない理由があるってことがたくさん存在するんだろうなってことだった。もちろん明らかにおかしいことしてる人もたくさんいるけど。

まぁ、私の場合は横に乗ってたのがすいかだから別に大したことではないけど、赤ちゃんだったらどうだろう? 

そう思ってから見ず知らずの他人の行動でイライラして我慢できなくなりそうになったら一瞬このすいかを思い出すようにしてる。ちょっとこれでイライラは収まるから我ながらいいハックになった。

ブラジルでの心配事は坂道が多いだけじゃなく、バイクの運転がめっちゃ荒いこと。今日もスーパーからの帰り道、すごい角度から飛び出て追い抜いていったバイクがいて彼と2人して文句を言った。普通に危ないから文句言っちゃったけど、もしかしたら何かしら彼なりの事情があったのかもしれない。そこはそう思って許す(?)けど、ブラジルのみんな、安全運転でよろしく頼むよ!

以上!






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