里親認定前研修二日目 (71日経過)
翌日。同じ都内某所の会議室。10:00〜15:00。
この日は前日と同じような講義と、養育里親希望と養子縁組里親希望に分かれてのグループトークがありました。
健在進行形で養子縁組里親として子どもを育てている人を囲み、10人くらいに分かれて(夫婦もそれぞれ別グループに)お話を聞くというものです。
この時間が何よりも有意義でした。
車座になり、その先輩里親さんが現在に至るまでの話を聞きました。おいくつでどのようなお仕事をされているご夫婦で、なぜ里親になろうと思ったのか、いくつの子どもを育てているのか、その子とはどのようにして出会ったのか。などなど。
私たちの質問にも気軽に答えてくださいました。生の声に勝るものなし。とても参考になりました。
グループトークが終わって座学は修了です。アンケートを書いて座学研修修了のハンコをもらって帰りました。
研修を終えて、何よりも驚いたのは「真実告知」でした。
初めて聞く言葉でした。言葉のとおり、子どもに出生養育に関しての諸々を伝えることです。
研修を受けるまでは、ドラマや映画のように「実は・・・本当のお母さんじゃないの!!」みたいな、劇的なシーンになるのだろうかと考えていました。隠しておいて20歳くらいの何かのタイミングで知らせるのかと。
実際は、小さい頃から折に触れなんども伝えていくものなんだそうです。
子どもにも知る権利があります。当然です。国際的な児童の権利条約は1990年に発効し、日本は1994年に批准しています。
社会的養護を必要としている0〜18歳の子ども。その年齢に応じてどのように伝えるのか。それはとても難しい問題なのですが、避けて通れないことです。誠意と愛情を持って態度と言葉を尽くすしかないのでしょう。
そんなこちらの不安が伝わってしまわないように、いつでもすっと言えるように、何回でも愛情とともに口に出してください、という先輩里親さんの言葉は大事に心にとてめています。最初はビビるけどそのうち落ち着いてやれるようになりますって笑顔が印象に残っています。
以下はただの愚痴です。。。
研修は里親になってからもある。その際グループトークをほぼ毎回するのですが、私はそれに付随する自己紹介がちょっと苦手。
名前のほかに趣味だとかなんかひとつ言わされる。里親になってから少人数でのグループトークならやってもといいかなと思わなくはないんだけど、認定前に集まった数十人の赤の他人の趣味きいて何になるというのか。苦手な私としては、和むどころか早く終われと思ってしまう。
皆、里親になるという目的で集まっているのだから、緊張をほぐそうだとかそんなことをしなくても発言するし、聞きたいことがあれば質問する。なんて思ってます。
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