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特別養子縁組の調査のため家庭裁判所へ (650日経過)

申し立てをしてから約3ヶ月。

聞き取り調査をされるためにまた家庭裁判所へ行きました。
それにしても時間がかかりますね。

この日より1ヶ月前に裁判所から照会書が届きました。
照会書には、養父・養母の学歴職歴、健康状態、資産・収入支出状況、平均的な一日のスケジュール、養親以外の身近な家族、住居の状況、特別養子縁組を考えた理由、里子の生活状況、具体的な監護養育方針を記入します。
里親登録する時とほぼ同じなので、それを共有してくれよとも思うのですが、それはそれこれはこれ、裁判所として判断するためにやるのでしょうね。
当日はこれと収入を証明するもの持っていきます。
先輩里親さんに生活がわかる日誌とかアルバムとか持っていくといいですよ、と言われたのでそれも持参しました。

平日の午前中。
満員電車にベビーカーで突っ込むことになったらと心配していましたが、そこまでの混雑はなく安堵しました。
お勤めの人たちの中、最寄駅の改札を出たはいいが裁判所近くのエレベーターまでが遠く、しかも階段があります。当事者になってわかるバリアフリーのありがたさ。ぐるりと迂回して裁判所までたどり着きました。

指定の調査官室に行き、担当の調査官とはじめましてのご挨拶をして、別室にある面談用の部屋に通されました。
6人くらいの会議室っぽいところです。壁際にはベビーベッドがありました。面談の途中でハルちゃんが寝てしまい、こういうときのためか!とありがたかったです。

聞き取り調査といっても、申立書や照会書、それから児童相談所からの書類に書かれていることが間違っていないか確認をする作業のようでした。
始める前に、「これらの調査書は報告書にまとめて裁判官に渡します。申請すれば第三者に読まれる可能性もあるので、秘匿にしておきたいことがあったら事前に伝えてください」というようなことを言われました。
特に思い当たることもないので大丈夫と言いましたが、大丈夫だったかな。

調査官がまだ書き込みの少ない大きなノートを広げ、面談はスタートしました。
まず二人揃って、ハルちゃんとの出会いの経緯をおさらいです。
児童相談所からも書面がいってるので調査官もご存知のはずですが、あらためて細かくきかれました。
それから一人ずつ別室に移動して個別面談。
内容は里親登録のときとほぼ一緒です。学歴職歴、現在の仕事収入財産、実家家族のこと、夫のこと、自分の性格。どんどんノートにメモっていきます。
ハルちゃんに関係する質問もありました。ハルちゃんはどんな子か、育児のストレスはどう解消しているか、相談する人はいるか、どのように育てていきたいか。
どうやら夫には育児の質問は少なかったようです。私を「主たる養育者」にしているからかもしれません。
それにしても、こういったことはもう何度書いて何度話したことか。

元の部屋にもどって、収入を証明する書類と母子手帳のコピーを渡し、調査官の家庭訪問の予定を決めてこの日は終了。

この調査書は申請して私たちが読むこともできます。保管期間が10年。
ハルちゃんが実子になり、将来これらの経緯が知りたいと言ったときに、伝えられるよう準備しようと思っています。

産みの母親のほうの調査はまだこれからとのことでした。
それ次第で進み具合が変わります。
順調ならここから2・3ヶ月で審判です。


#里親 #特別養子縁組 #子ども #赤ちゃん #家族のかたち #里親制度

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