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情理を尽くしてくれる人に心惹かれるし、そうなりたい

内田樹さんの記事に
情理を尽くして語ることに努めており、そうすれば読者も難しい話も努めて分かろうとする姿勢になる
のようなことをおっしゃっていた

「情理を尽くして語る」
という言葉に私はハッとした。
「心遣いをする」と「論理的に述べる」ことは対立すると勝手に考えていたからだ。
論理的に述べることは簡単だし、トレーニングしやすい。実際にセミナー等も多い。つまり、人間よりAIの方が得意だということだ。
相手の気持ちや立場を十分考慮に入れるというのは曖昧でその場その場によって異なる態度や言葉選びが必要となる。私はこれまでそういった点を疎かにして、相手の事情よりも「(論理的に)正しい」ことを主眼に置き仕事をしてきた。
もっと相手の気持ちや立場を考慮に入れた言動を取りたいならば、子供との会話がいい練習であると気づいた。
2歳の子どもとの会話の中で、「ご飯はみんな揃ってから!まだ食べちゃダメ!」というよりも「ご飯はみんなで食べた方がおいしいよね~、おいしそうな料理が並んでるけど待てる?」と話しかけると、「みんなで食べる」と待つのだ。素直か!と突っ込みたくなるけど、子供だから素直なんです。

心遣いとは、建前ではなく本音を吐くも必要なのかもしれない。「みんなでご飯食べたいな」という本音を混ぜつつお願いすると、子供でなくても案外すんなり受け入れてくれるのかもしれない。

次は夫に試してみよう。

*トップ画は5月の目白の細川庭園です。


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