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木実の名は。(3) 〜ケヤキからタイサンボクへ

木や草や花や実の名前をさらっと言える人になりたい! そんな昔からの思いを急に達成したくなったのでシリーズ化しました。きっかけはこちら。ログはこちら


毎日3キロ走るとき、いくつか目印にしている木がある。

家の玄関から反時計回りで走り出して、わりと初めの方にこの周回コース最大の木がある。巨木まではいかないけど、かなり大きい。

「あのでかい木、なんだろうなぁ」

巨木好きなボクは、毎日その木をなんとなく眺めながらも、名前がわからなかった。

これね、これ。

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あ、ちなみに、巨木好きのボクはこんな本とかしょっちゅう見てます。
上の写真の木はぜんぜんこんな木のレベルではないけどね。


で、今回、名前がわかった。

アプリをかざすにはちょっと背が高すぎる木なので、落ちてる葉っぱを拾って観察してみる。

見た感じ、不分裂葉で、鋸歯。感じとして落葉樹。
あと、枝を見ると互生だった。

あとで例の本で調べて知ったんだけど、この鋸歯のギザギザの側面がカーブを描くのが特徴的で、馴れてくるとその部分だけで木の名前がわかるという。

スクリーンショット 2020-06-20 12.48.28


では、アプリ「PictureThis」で写してみよう。

そしたらわかった。
ケヤキだ。

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なんだケヤキかぁw

あまりに有名な木だけど、見分けられなかった自分。ちょい恥ずかしい。

ケヤキねケヤキ。
欅という漢字もいいよね。

ちなみに、けやきは「欅」で、たすきは「襷」だ。ややこしや。

ということで、
地図にケヤキを書き入れる。

これでこれからは「おはよう!ケヤキ!」とか挨拶ができる。
ナイス。

スクリーンショット 2020-06-20 12.37.19


そう、このあたりは5本ほど大きなケヤキが植わっていて、区に保護されている。ボクの周回コースのランドマーク的な木でもある。


今日はもう一本。

ケヤキを抜けて、ずぅっとまっすぐ走って行くと、突き当たるんだけど、その角に一本やはり目印にしている木がある。

なんだろうなぁこの木、見覚えあるなぁ、と思いながら見てた。
なんだっけこれ。

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他人の家の木なので、葉っぱをちぎるわけにもいかない。
道に落ちていた葉っぱを拾って観察してみる。

不分裂用で、全縁。
あと、互生で常緑だった。とても硬い葉っぱ。

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で、アプリで撮ってみると、

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あー、タイサンボクかー。

そういえば、金沢に「泰山木」というとてもいい喫茶店があったなぁ。また行きたいなぁ。

泰山木(大山木)はとても好きな木だ。
この名前は、この花が大きい様子を中国の泰山に見立てたことにちなむらしい。

葉が垂れずにピンと立ってつくので、遠くからでもタイサンボクと見分けられるらしい。なるほど、上の写真とか見ると葉っぱ立ってるね。

これも地図に書き入れる。
家からこの角まで1キロない感じ。いつもスタートからこのあたりまではだるい。でもタイサンボクを曲がる当たりからようやくカラダが馴れて、スピードが出てくる感じ。

うん、これからは「タイサンボクまでとにかく走れば少し楽になるぞ」とか覚えられる。遠くからこの「ピンと葉っぱが立った感じ」を目指して走ろう!

スクリーンショット 2020-06-20 12.19.31


という感じで、少しずつマップを埋めていき、「木のお馴染みさん」を増やしていくよ。

次のお馴染みさんはなんだろう。



古めの喫茶店(ただし禁煙)で文章を書くのが好きです。いただいたサポートは美味しいコーヒー代に使わせていただき、ゆっくりと文章を練りたいと思います。ありがとうございます。