「〆切が毎日24時にくる」ということの効用(1000日チャレンジ1/3通過)
去年の7月13日から「1000日チャレンジ」をやっていて、おとといで333日になった。ほぼ3分の1まで来たことになる。
始めた当初に自分で決めていた「やること」も、わりと脱落が増えてきた。いま完全に毎日継続しているのは、
・魚介類完全除去
・ラン3キロ
・美術の勉強
の3つ。
これに加えて、当初は予定していなかった
・note連続更新
も、毎日続いている。
もともとは1000日チャレンジの過程をnoteに書き残しておこう、と始めたものだけど、他のことも書くようになり、なんとなく毎日更新していまに至っている。
まぁ以前、個人サイト「www.さとなお.com」で約15年連続更新していたので、自分的にはいつか来た道だ。
でも、あらためて、「ネタがあってもなくても、とにかく毎日noteを更新すること」っていうのは、いろいろな展開につながるなぁ、と思ってる。
大きくは2つ。
●とにかく書き始めることでしか書けない内容がある
●思いも寄らない新しいプロジェクトが起こる
両方とも、「〆切が毎日24時にくる」ということがポイントだ。
連続更新する、と決めると、毎日24時に〆切がくる。
noteは連続更新していると毎日こういうダイアログを出してくれるのだけど(↓)、これが24時を越えると「連続」とみなしてくれなくなるのだ(たぶんね。試したことないからわからないけど)。
別にこのダイアログなんか無視すればいいんだけどw、でも、なんかだんだんこれに縛られて、〆切感が出来てくるんだよね。で、「今日も更新しよう」と思い出す。
だから、何もネタがないままに20時とかを越えると焦り出す。
うわ、何書こう・・・んー、どうすっかなー・・・ええと最近なにしたっけ・・・あぁたいしたことしてないなぁ・・・
とか焦り出すわけだ。
24時に間に合わねー!って。
そういうときは、とにかく書き始める。
ボクの場合、「気になった言葉」をメモしている習慣があるので、そのメモ帖(デジタル上だけど)を見ることが多い。
で、とにかくそれについて書き始める。
そうすると、思いも寄らなかった考えが自分の中で出てきたりして、新たな発見をしたりする。
これが本当に得難い。
普段意識していない自分の考えが表面化してくる。
そしてこれは「無理矢理更新するということを自分に強いてなければ絶対に書かなかった内容」なのだ。
たとえば最近わりとアクセスを集めたnoteなんかも、「無理矢理書く」ということでなければ書かなかった内容だ。
ちょっと自分の中でまとめるのが難しい感情なので、〆切がなければきっと面倒くさがって書かなかったであろう。
そりゃ面倒臭いのだ。
別に報酬もらってコラム書いてるわけじゃないからね。
言うまでもないことだけど、書くという行為は考えをまとめることに直結している。
たとえば『ファンベース』の本を書いたときも、書く前はわかっていると思っていたことも、書きだしてみると実にあやふやで頼りない理論だったと露呈することがある。
だから書きながら必死に考える。
その過程が、飛躍的に思考を進めてくれる。
そういうことが自分的には連続更新の効用だな、と思ってる。
あと、次々とプロジェクトを作るようになるのも効用だ。
普通に生きていると「更新ネタ」がなくなっていくので、更新のために「あるテーマに焦点を当ててプロジェクト化する」のである。
たとえば旧約聖書や新約聖書の連載もそうだし、超時短スパイスカレーを追っているのも、睡眠を記録しているのも、そういうことだ。
ちょっと興味が出てきたことを、プロジェクト化しフレーム作って始めてみる。それは連続更新してなければ「作ろうなんて思っても見なかったフレーム」なのだ。
それが面白いんだな。
もちろん手間もかかるんだけど(聖書シリーズとか6時間以上noteに向き合いっぱなしで書くし)、でも、ネタに困ることが減る。これが大きい。
しかもこれが、思いも寄らない宝を与えてくれる。
無理矢理ひねり出したのに、いまや人生を豊かにしてくれるところまで行ったりする。
聖書の連載なんか、「無理矢理始めなかったら、やろうなんて一生考えもしなかった」と思うけど、これ、まだやり始めて半年弱とはいえ、人生に大きな影響を与えつつある(別に信者になる、とかいう意味ではない)。
いやほんと、聖書なんて「無理矢理更新するということを自分に強いてなければ絶対にくわしく調べなかったであろうこと」なのだ。
こういうのが連続更新の醍醐味だなぁ、と思う。
・・・と、偉そうなことを書いてきたけど、この「note連続更新」もいつまで続けるかはわからない(なんだそれw)。
というのも、
○ とはいえ毎日〆切が来るのはやっぱりしんどい
○ なにもしない日とかも必要
っていう思いも毎日感じているからねw
本当は「2日にいっぺん」とか「3日にいっぺん」とかでもいいんじゃないか、とは思ってる。
ただ、それって「自分で決めた〆切」なので確実にサボるんだよね。なんだかんだ言い訳つけて。
そしてそれが一回サボリ、二回サボリ、としていって、1週間書かなくなり、一ヶ月書かなくなり、ってなっていく。見え見えだ。
そうなっちゃうくらいなら、毎日〆切があるほうがまだまし、って感じ。
noteからのダイアログが〆切になるので、「あのダイアログを途切れさせたくない!」というモチベーションも出る。
・・・あれだな。
「隔日のダイアログ」とか「3日おきのダイアログ」とかをnoteが作ってくれると、とってもいいペースで更新できると思う。
noteさん、そういうの、無理でしょうかね?
「隔日更新、40日目!」とか、「3日以内更新、123日目!」とか、バリエーションがあると、続けやすい人もいるなぁ、と思う。
どうすかね。
古めの喫茶店(ただし禁煙)で文章を書くのが好きです。いただいたサポートは美味しいコーヒー代に使わせていただき、ゆっくりと文章を練りたいと思います。ありがとうございます。