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【今日の読書旅】

迷えるリーダーがいますぐ持つべき
1枚の未来地図  横田伊佐男 著 日経BP 2020年


苦しいときこそ、紙に書け!
2050年→2020年へ
30年後の未来と現在をつなぐ


❶[3セレクト]

①なぜ、リーダーは迷うのか?


リーダーが指し示す資料が分厚いとスタッフの理解が進まず、現場が迷ってしまう。
現在地の把握、行き先の把握がしにくい。


②成功するリーダーの共通点


成功するリーダーはプランを「1枚」にまとめている。
1枚にまとまらない時点で迷っている。1枚の地図には、道筋を描く“賢者の知恵”と足跡を辿るための“強者の秘訣”混ざっており、迷いを断ち切るパワーが備わっている。


③リーダーが迷わないための地図の要素


From
Goal
RoadMap
戦略(What)鳥の目で戦略
戦術(How)虫の目で戦術
具体⇆抽象


【地図作成6ステップ】


ステップ1 目標設定
・行き先を数値化しているか?
・高い目標はイノベーションの母。
・10倍の目標で思考の天井を外す。


ステップ2 市場把握
・どの市場で?
・市場を知る3つの質問

①自分の商売が属する現在の市場規模はいくらか?
②今後の規模はどれくらいか?
③現在、市場に群がる競合の数は多いか、少ないか?


【未来市場希望の調べ方】
〇〇市場 市場規模 予測
【競合の調べ方】
・直感を生かし、見聞して調べる。
・肌感覚が重要。


ステップ3 戦略決定
・具体⇆抽象
・「予測」→「決断」→「行動」
・アンゾフのマトリクス活用
・5フォース分析活用


ステップ4 戦術検討
・問いかけ 
*リーダーは、答えより問いかけを重視すべし
・セルフアウェアネス


【戦術フレーム】
・顧客
・商品
・価格
・販路
・販促


ステップ5 目標具体化
・概念⇆具体
・KPI

*KPI例
営業→商談数、成約数、成約率
WEBマーティング→pv数、クリック数、直帰率


・売り上げ公式
→顧客数✖︎商品単価=売上


・具体化法

その1 大きな目標は、スタッフのために細分化する
その2 肌感覚で重要な指標は、リーダーが提示する
その3 具体化戦術は、スタッフ主体で考えさせる


ステップ6 価値の伝達

・伝える✖️伝わる○
・いきなり書かない
・「どういうか」より「何をいうか」
「ターゲット」と「提供価値」からスタート
・売り手視点✖️買い手視点○
・読ませる→惹きつける
・「共感」→「納得」→「行動」


【キャッチコピー4大原則】
・得になる(読み手は常にベネフィットを求めている)
・新情報(読み手は常に新しい情報を求めている)
・好奇心(読み手は常に『好奇心✖️得✖️新情報』を求めている)
・手っ取り早くかんたんな方法(読み手は常に労せず益を求めている)


❷[エピソード]

 
本書で登場する雪山の話。コンパスがないため、無用の長物にもなり得る”1枚の地図”が、登山隊の下山を助け、命を救った話。
地図をどう活用したのか?登山隊が目指したのは、”ピレネー山脈”。
ピレネー山脈を無事下山するに至った1枚の地図には、なんと約1300キロ離れたアルプス山脈の地図が描かれていた。
つまり、登山隊一行は、ピレネー山脈から下山には、全く役立たない別の地図を見ていた。にもかかわらず、下山できたのはなぜか?1枚の地図があったことで、「信じる力」が宿ったからでは?1枚の地図を見ることで、希望を見出し、励まし合い、直面する困難を克服し得たのでは? ”1枚の地図”を描くことのパワーと大切さが窺える。


❸[今日からのアクション]


今年も残り半年。後半戦。あらためて「1枚の地図」を描く。
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