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【本について】
タイトル:自分を鍛える

著者:ジョン・ドット(牧師、著作家)
出版社:三笠書房


【WHO】

・自分はより有能な人間になりたいと思っているけれど、実際にどうしたら良いのかその最善の方法がわからない人
・決断と落胆の間を揺れ動く人
・希望と不安を抱いている人

・やりたいことはあるのに、病弱で、エネルギーレベルの低い人

【WHY】

先人のいいところを学ぶことが、いちばんカンタンな自己実現法
「価値あるものには常に価値がある」先人の知恵は、貴重な示唆をくれる。そして、具体的な教訓をくれる。

”自分を鍛える”ために先人が残した遺産としての「知識」という宝物を活用しない手はない。活用するためには、金塊同様、自分の手で発掘しなければならない。
書物のなかに綴られている膨大な量の思想や観察、経験を踏み台として利用することができれば、高い地点に立つことができる。

一度、不利な偏見を抱いてしまうと、なかなかそこから脱することができない。判断力よりも偏見に左右されて行動することが習慣になってしまう。

物事をうわべだけいい加減にやるのが癖になると、必ず屈辱を味わうことになり、自尊心が傷つくことになる。

魂のさびつき(ものぐさ病=怠惰=今すぐやるべきことを後へ伸ばそうと無気力な性向を少しも直そうとしない状態)をそのままにする。

実は、そんな人が多い。


【WHAT】

「知的トレーニング」を行うために、この本は、充実した人生の座右の書。今、読んでおくと必ず「得をする」本。


【HOW】

・先人の知恵に自分の知恵を重ねるには?「記憶力」が必要。
自分の読んだ本の内容や思想をしっかりと把握し、脳裏に刻み込む記憶力と比較検討する判断力を持っている人物が頭角を表さないことはまずない。


・毎日の小さなスランプを打ち破るには?
→短時間みっちり勉強する。光線をレンズの焦点に凝縮するように。
→1日15分あれば進歩は保てる。根気よく反復すること。復習の積み重ねは「信じられないほど効果的な進歩を生み出す」

・緻密な頭を作るための読書法とは
→読書は充実した人間を作り、会話は機転のきく人間を作り、執筆は緻密な人間をつくる
→「充実した人間」には、広範囲な徹底した読書をしない限り、なかなかなれるものではない
→読書は精神の糧
→貴重な「知識源」を最大限に利用し、自分の血肉にすること
→読みながら考え、読み終えてからも考えること
→人に語る(教えることは学ぶことであり、与えることは与えられること)
→読書にかけた時間の4分の1を考察に充てる
→読書をするときには必ずそばにペンとメモを用意しておく
→読書はその人の文体をつくる
→本から精神的な影響を受けていれば、否応なしにことばづかいや考え方までその人に影響される
→自分の文体を損なうような本は、読まないようにする

・心を海のように知恵でいっぱいに満たす方法
→書物から人生の知恵を組み続けること。それには、読書しかない

「この世に書物が存在しなければ、神は沈黙し、正義は眠り、自然科学は行き詰まり、哲学は不完全で、文字は語らず、全ては漆黒の闇に包まれてしまうことになる」ーバーツリン(デンマークの医学者)


・当面の目標と直接関係があることにエネルギーを絞り込む


【響いたメッセージ】

・使えば使うほど回転が良くなる。それが頭脳というものだ

・頭脳ほど訓練し使用することによって、決定的に、しかも絶えず進歩する道具は他にない


・勉学の目的は、あらゆる面において頭脳を鍛えること。


・道具のありかをしり、その利用の仕方を知ること。


・「明日でいいだろう」この積み重ねほど恐ろしいものはない

・何よりもまずいのは、優柔不断が習慣になってしまうことである。そうなると、せっかくの有望な未来も台無しになってしまう

・自分の進む道は慎重に、しかもきっぱり選ぶことである

・朝の遅い人間で志を叶えたものは1人もいない


・清潔とはひととなりを示す言葉

・「心の猛獣」を自由に扱える人こそ本物の英雄なのだ

・物事はその”裏側”をこそじっくりと検討せよ

・高貴な目標に立ち向かうのを支え、奮起し、さらに一所懸命、努力を重ねていく勇気を与えるのが友情


やり遂げた人だけが手にできる本物の「知的興奮」

新しい知識の流れを導き、満たし続けなければならない。常に海へ注ぎ込んでいる川が全て断ち切られたら、海の水でさえ干上がってしまうだろう

・良書を精読すれば、必ず何らかの刺激を受けるものだ。効果的な読書の仕方を知っていれば、ちょうど電流が動物の組織をけいれんさせるように、必ず自分の思考にそれを応用できる

・時間を浪費するという過ちは、若いとき、いや実際には生涯を通して、とりわけ犯しやすい過ちである


・たとえ少しでも、繰り返しに自己練磨法はない


・運動が楽しくなるかならないかは、運動自体の軽さや激しさで決まるのではなく、毎日やるかやらないかで決まる


【アクション】


・楽しむことは「義務」義務としての楽しさを実践していく!
・精神ともに健全に保つ。休息一番!


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