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【今日の本】Day190
自分に集中する技術

著者:ジェイ・シェティ
出版社:東洋経済新報社

読書記録:Day190

【なぜ、この本を書いたのか?】

時を超えて長く伝えられてきた知恵は、現代人が直面するさまざまな問題に大きな意味を持っている
3000年の間に人間は基本的に変わっていないと言うことから、古代の教えが助けになる上に、現代の科学で証明しうる


1、私たちを救ってれるものとは

私たちを救ってくれるのは、モンク・マインド(思考)である。
(*モンク=僧侶)
僧侶になるとは、”心のもちよう”を変えること。

瞑想することで、心のもちようを変えることができる。つまり、モンク・マインドを手に入れることができる。

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【モンク・マインドの特徴】

・物事の根っこの部分をみている
・意図と自覚を持って生きている
・優しくて思いやりがある
・明確に説明できる
・先々の利益を考える
・決心が固い・根気がある・熱心
・使命感、ビジョン、目標を持って取り組む
・他社の役に立つために自分を大事にする
・シングルタスキング
・エネルギーをコントロールし、賢く使う
・自制心がある
・根本的な解決策を探す


【モンキー・マインドの特徴】

・物事の枝葉に囚われている
・物事を考えすぎる
・不安に悩まされる
・先延ばしにする
・愚痴をこぼす
・比較する
・批判する
・考えすぎる
・細々としたことに気を取られる
・目先の満足重視
・きまぐれ
・ネガティブな感情や恐怖を増幅させる
・自己中心的で思い込みが強い
・マルチタスキング
・怒り、悩み、恐怖に支配されている
・楽しければなんでもする
・快楽を求める
・一時的にしのげばよし


【モンク・マインドを手に入れる3つの方法】
(正確には、”取り戻す”かもしれない)

1、手放す
成長をとどめている外的要因、自分の内側にある障害物、恐怖などを削ぎ落としていく段階


・アイデンティティ
アイデンティティは”本当の自分”を形作っているもので、実は、多くは他人の考えでできている。

【自分と向き合うための3つの方法】
①振り返る時間を作る
②月に1回知らない場所に行く
③自分にとって意味のある行動に取り組む

・ネガティビティ


【心が患う3つの病】
①比較する
②愚痴を言う
③あら探しをする

ネガティビティは伝染する(集団思考バイアス)
不平不満、ひねくれ、犠牲者、批判屋、要求屋、競争屋、仕切り屋
ネガティビティは1つの特性であり、その人自身ではない


・恐怖
・恐れ方を間違うから怖い
・人生の大きな意味や目的を見つけるための
・道具として使える


・客観的に観察する
・痛みは私たちの注目を求めている
・痛みに寄り添う
・執着は恐怖をもたらし、無執着は恐怖を和らげる


・意図

意識と心と意図が調和した時、不可能なものはない ー「リグ・ヴェータ」


・呼吸瞑想

・呼吸法の1つ
・身体的メリットがある
・落ち着きをバランスを取り戻すことができる


2、成長する
・ダルマを見つける
ダルマを見つけることで、人生の決断を下すための意図・目的・自信を手に入れる。ダルマ(目的)を見つけることが人生の充実につながる。

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【方程式】
情熱+専門的能力+有用性=ダルマ

人にはそれぞれ、その人が一番輝ける分野の決め手となる 精神的・身体的性質が生まれながらにして備わっている。

・ルーティン

【朝のルーティン】
今よりも1時間早く起きる
早起きは生産性アップ
感謝
洞察
瞑想
運動

【夜のルーティン】
明日を視覚化
心を開くプロセス


・モンキー・マインドを制する
人間は1日におよそ7万回思考している。集中力は3秒。常に忙しい。この思考状態を「モンキー・マインド」と言う。

人間の心は、木の枝から枝へ飛び回る猿のようにせわしない、つまり、放っておけば、今起きている外界の事象に常に反応し続けてしまうので、手綱を握る必要がある。五感が1つ大きな原因になっている。

五感は、欲望と執着を生み出す犯人であるから、まず心を鎮めるために五感を鎮める。感情の引き金になりそうなものは、まず避ける。


・ エゴを手放す
・虚栄心とエゴは仲がいい
・虚栄心は、魂を墜落させる最大の原因
・エゴは私たちを嘘つきにする
・ありのままの自分に満足している人は、自分の価値を特に証明する必要がない
・自分の過ちは記憶にとどめ、自分の功績は忘れる


・視覚化瞑想
・視覚化
・心理的メリットがある
・過去のトラウマを癒し、未来に備える


3、与える

自分自身という枠を超えて世界に目を向ける

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・感謝する
・世界最強の薬
・脳からドーパミンが放出される
・ドーパミンが放出されると習慣化される


・思いやり

【頼れる4つのC】
①的確性
②労り
③人格
④一貫性

【 愛ある6つの贈り物】

①心をこめる
②感謝とともに受け取る
③批判や決めつけを挟まず耳を傾ける
④自分の弱さもさらけ出す
⑤臨機応変に対応する
⑥全身全霊で受け止める


・奉仕する
・人生最高の目的
・他者のために木を植える

愚かなものは自分の利益のために働き、懸命なものは世界の幸福のために働くー「バガヴァット・キーター」


「私」を手放した時「私」は癒される


・ チャンティング瞑想
・音
・霊的メソッド
・真の浄化を実現するために自己の本質と宇宙につながるか


2、響いたメッセージ


・新しい考え方がほしければ、本を読め(イワン・パブロフ)

・人は自分のために木陰を作ろうなどとは思わずに木を植えるべきだ

・何かをシンプルに説明できないとすれば、理解が足りていないと言うことだ(アルバート・アインシュタイン)

・生まれてから死ぬ瞬間まで、ずっと自分のそばにいてくれるのは、呼吸だけ
・人は皆、期待される役割を演じている

・僕らは他人の目に映る自分をみて、それが自分かもしれないと思っている。それが自分だと思って生きているうちにほんとうの自分を見失う

・私たちは自分自身ではなく埃をみている

・外的要因がほんとうの自分を見えにくくする

・集中の妨げになる原因がなくなった後にやってきたのは、「ゆとりと落ち着きと静かさ」だった

・誰かを救いたいと言う欲望はエゴからきている

・自分のニーズを満たすために、相手への対応を求めてはないけない

・他人を基準に自分を定義しようとすればするほど、僕らは自分を見失っていく

・種を撒くか雑草を増やすか


3、気づき


・ノイズが多い現代を生きるためにインドの思想が役立つ
・瞑想とマインドフルネスは、ほんとうの自分と心の平穏を取り戻すために最善の手段
・感謝が人(自分)のためになる
・奉仕が幸福度をあげる
・人生は知恵を生かす試験場
・価値観がGPSになる
・人生の目的を知ることが情熱に変わる


4、一言で言うと

瞑想の良さと必要性を伝えている本
自分の信念、価値観、意図を問い直すきっかけになる


5、アクション

やることリストではなく、なることリストを作る

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