最近のあれこれ(仕事をはじめて1ヶ月の所感)

仕事を始めて1ヶ月が経った。1ヶ月無欠勤でよっしゃ、と思っていたのだが、先日1on1中に発作が出かかってしまい、出社するのもミーティングに出るのも怖くなってしまった。おそらくは、1ヶ月経って疲れが出たのだろうが、発作が家でも出るというのは自分にとって大きなダメージで、友人に相談した。友人は「n=1」を一般化しなくてもいい、ということと、元DeNA代表の南場智子さんの言葉を引き合いに出した。なんでも南場さんは「事に集中せよ」ということを仰っていたようで、要は心身の調子等自分のパフォーマンスにあまりにフォーカスして病むのではなく、「事業をどう動かしていくか」に集中せよ、と仰っていたそうだ。その通りで、自分が「今やらなければならない仕事」に集中して、お客様(私の場合は企業様や学校だが)の顔を思い浮かべながら「やらなければならないこと」に集中すると良いのだよ、というアドバイスに聞こえた(というか、そう受け取った)。
結果として翌営業日からは何とか自分のやるべきことをこなすことができ、少し自信にもなったし、同時にホッとした。
また、訪問看護の看護師さんにも、「仕事をしていく中でも波はどうしてもありますし、その中で疲れや休息の必要性を意識できているさとみさんは自信を持っていいですよ」と言われた。
最近は暇な時間が怖くて、副業に手を出そうとしていたりもしたけれど、十分な休息というのは今の私にとって絶対必要だ。一日ぼんやり過ごす日を追い目なく意識的に設けるということも、自分にとっては必要な「仕事」なのだと思いながら、過ごしたいなと思う今日この頃なのであった。

今日はといえば、夫と一日中デートをしていた。夫がTOEICのテストから解放されてから、家族時間を積極的に取ってくれるようになってとても嬉しい。同時に、夫は転職活動を控えているので、十分に配慮しながら時間の使い方を夫婦で考えたいとも思う。
話を戻そう。
今日は夫婦で近所のラーメン屋に行き、私は冷やしラーメン、夫はまぜそばを頼んだ。いつも頼むメニューとは違った変わり種だったが、どちらもとても美味しかった。
「このあと小川珈琲に行かない?」と言うと夫は快諾してくれて、小川珈琲まで歩いてゆき、ケーキセットを食べた。カフェオレのおかわりまでして、「これからどうしようか?散歩でもしたいね」と言っていると、夫が「猫カフェにでも行く?」と打診してきた。土曜だったので猫カフェは混んでいるのではと思い、予約できるか電話したが繋がらない。これは混んでいそうだなあ〜と思い、「スーパー銭湯に行くのはどう?」と提案してみると、「スーパー銭湯俺も行ってみたかったけど結構距離あるよ、大丈夫?」と尋ねられる。「途中まで行ってみてしんどくなったら帰ろう」と言って店を出る。
案の定、スーパー銭湯までの道すがら発作が出て、夫に「やっぱり帰ろうか?」と言われるが、頓服を飲んでしばらくすると落ち着いたので「やっぱり行こう」と歩みを進める。スーパー銭湯までは小川珈琲から徒歩約30分ほどで、普段運動不足、というか発作があって徒歩での移動が10分でも難しい私だったが、なんとか休み休みスーパー銭湯に辿り着くことができた。
暑い最中だったので、いい汗かいてお風呂に入れるのは気持ちいいだろうね、と道中で話しながら歩いていたのだが、本当にそうで、ジェットバスや露天風呂などに入り、スッキリとした気持ちになった。
女湯から出てくるとちょうど夫がガチャガチャでなんだかよくわからないおもちゃを出している最中で、その後ポケモンカードもガチャガチャで引いていて、なんだか微笑ましい。つめたく冷えたコーヒー牛乳を一気に喉に流し込み、少し休んでから、タクシーで帰路に着いた。
帰ってから夫はガチャガチャの中身を出し、ポケモンカードのキラカードが出たと喜んでおり、これもまた微笑ましい。その後はお互い好きな時間を過ごし、一緒に晩ご飯を食べ、いつもの日常に戻った。

先述の通り、夫はこれから転職活動が本格化していき、忙しくなり家族の時間も減るかもしれない。だが、一番大変なのは夫だ。妻として、しずかに夫の頑張りを下支えしたいと同時に、いいときもダメなときも共有して、二人で乗り越えていきたい。

私は私で、年始に「子どもはつくらないでいようね」と夫婦で決めたのだけれど、やはり子どものことを諦めきれないでいる。今は夫は転職、私は仕事が集中すべきことだと思うし、私は私で仕事で結果を出していくことがやるべきことだと思う。同時に、子どもを迎え入れられる身体づくりをしたいとも思っており、運動や食生活の改善など、できることはやっていきたい。
けれど何でも一朝一夕に成し遂げられるものではないことは痛いほどわかっている。ただでさえ私には障害があって、人一倍妊娠出産には気をつけなければならない。今できることは、まずは自分の仕事と体調作りくらいだけれど、一歩一歩、いや、三歩進んで二歩下がるくらいの気持ちで、仕事もプライベートも充実させていきたい。

立ち止まってもまた歩みを進めていける強さを、澱んでも川のようにまた流れていけるしなやかさを、どうか私にお恵みください、と心から祈りながら。

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