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ハイキュー!!から学ぶ、苦しさの先にあるもの

映画ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦
先日、こちらの映画を観てきました!
ネタバレまではいかないと思いますが、一切の情報を入れたくない方は記事を読まないでください(笑)

Netflixで観て、すっかりハマってしまった私です。
スポーツアニメは沢山ありますが、ハイキュー!!は主人公とその周囲の人々の成長が細かい描写で描かれており、誰かしらには共感し、応援したくなる。
まるでコートにいるような手に汗握る体験、ドキドキを味わうことができるのです。
そして声優さんの素晴らしさったら!!

映画は、春高での試合の様子が描かれているのですが、選手たちはものすっごい体力を使っているわけです。
春高に行くまでも、きっとしんどくて苦しくて辛い練習を散々してきている。
試合では、体力を消耗しすぎない戦い方もあるかもしれない。
試合中にある選手が言ったのです。

「時に、最も苦しい道が勝利への近道なんだ」
※一言一句正しくはありません

これは物事の本質だろうなと思いました。

歌や音楽は、体力的な消耗のイメージはあまりないかもしれません。
舞台においては、やはり体力的な限界に出会うまでとことんやり抜く経験がどこかで訪れます。

プロフェッショナルを目指すとしたら、そう甘くはないだろうから、苦しいことや大変なこともあるんだろうなとは想像がつくでしょう。

私の大学の先生がある時言ってました。
「純粋に舞台を楽しむという境地はとっくにない、皆もそうでしょう。それでも、そのことを突き詰めて突き詰めて、苦しくて苦しくて、作品を創ってお客様に喜んで頂いて、あぁなんて楽しいんだろうと思うから、やめられない。」
前者の「純粋に楽しむ」とは
ハイキュー!!の主人公にも見られるように、バレーに惚れて、瞬間瞬間が楽しくて楽しくて仕方ないという時期があり、まだ”壁”や”圧倒的な才能”に出会う前のこと。
彼はポテンシャルが非常に高いのですが。

後者の「あぁなんて楽しいんだろう」とは
圧倒的な才能との出会いや、自分が特別ではないこと、選ばれないこと、負けることを経験し、認められず注目されず、練習しても練習しても思うようにいかないことを経験した後に出てくる楽しさ。

ハイキュー!!で言えば
コートに立つその瞬間、スパイクを打つその一瞬、仲間たちと勝ち取る勝利
苦しいからこそ、その先にある高みを見た時に
これだからやめられない
という景色が待っている。
勝負の世界で戦っていれば、自分より上の人に沢山出会うし、だからこそもっと強くもっと勝ちたいと思う。
そのためには、圧倒的な練習と苦しさは避けては通れない。

歌や芸事の世界にも通じるものがあるなぁと感じたのです。
プロになるかどうかは、そんなに重要ではないと私は思います。

”そうしてでも好きだと思えることに出会うこと”
”苦しさの先に、本当の自由や楽しさがあること”

このことを、何でもいいから経験することが大切なのではないかなと思います。
主人公をみて、恐らく思うのですよ
「そんなに夢中になれることがあって羨ましい」
「苦しくても、楽しそうだ」
これが彼の才能でもあるのかもしれません。

でも、見つかっていないだけで、まだ挑戦していないだけで
絶対あるんですよ
寝食を忘れて夢中になれることが

音楽の中にあればいいし、なくても、できないことの先にある楽しさを一緒に見つけていきましょう♪
そして、自分よりも上手な人に出会うことも大事な要素です。
もっと上手くなりたいとか、負けたくないとか高みを目指しますから。
井の中の蛙の何が悪いかって、下を向くことになってしまうんですよね。
だから、マンツーマンレッスンで言えば自分より上手は先生であるし、グループレッスンであれば、様々な要素で自分よりそれが得意な人がいるわけです。

自分が常に一番も広い意味で言うとあり得ない。
どこに行っても自分より上がいるんです。
大谷選手にはいないって?
いいえ、私たちにはわからなくても、彼にとっても敵わない人がいるんです。
だからこそ、自分を見失わず自分らしくあろうと自覚できるように、レッスンではテクニックだけではない部分に拘っています。

と言うことで
何でも歌や舞台に結びつける私は、やっぱりやっぱり
歌が大好きなんですね
子どもの頃に好き勝手歌っていた時の楽しさとは全く違うけど、今が人生で一番歌が好きです♪

スタジオでお待ちしています♪






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