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『あやセイウチ探偵団 招待状の謎を解け』クリアしました

 あまり宣伝されてないのがもったいないプログラムでした〜!

 JR常磐線綾瀬運輸区の乗務員さん、東京機械フィールドセンターの社員さんがオリジナルで作ったという、手作り感満載の周遊型謎解き、『あやセイウチ探偵団 招待所の謎を解け』。
 謎解き関連のイベントはなるべくチェックしているつもりだったのですが、すっぽり抜けたのか、JR路線外には宣伝の手が伸びていないのか、終了間際に存在を知って、慌てて(笑)お休みの日に遊んできました。

 綾瀬運輸区のオリジナルゆるキャラ「あやセイウチ」くん(今や運輸区ごとにキャラクターがいる時代なのか……そうなのか……)がもらったパーティの招待状にシミがついて、合い言葉がわからない! 友達と推理して合い言葉を探すぞ!……という背景ですが、この背景は謎には別に大きな影響を与える訳ではないです(笑)。
 雰囲気としては、上野駅で毎年開催されている『上野謎解きステーション』に似ています。

 ただこちらは、常磐線を乗り継いで別の駅まで行きますので、より範囲の広い周遊謎解きと言えそうです。
 駅員さんの作った無料のプログラムながら、かなり凝っていて充実の内容! もっと早く知っていたら友人にも勧めたのにな〜と思える内容でした。


楽しかったポイント

  • ヒントのある場所を探してヒントを見つける→落ち着いたところで謎解き→次の行く場所がわかる というメリハリがはっきりした作りになっており、場所の説明も(謎になっている部分以外は)わかりやすいです。
    最初のスタート地点の日暮里駅(これは公開情報なのでネタバレではないです)の構内は、カフェが少ないので座る場所が限られてしまいますが、それ以外の地点では、座る場所やお店があるところが多く、困ることはありませんでした。

  • 行くエリアについての情報もちゃんと書いてあって、勉強になります。普段行かないところがたくさんあったので、非常に楽しめました。

  • 座って謎解きするかーという場面で、最近オープンしたという、とても美味しいカフェにたまたま入ることができ、ご機嫌であります(笑)。行く場所のネタバレになるのでお店の名前が書けない。残念。

  • 想定所要時間3時間程度、とありましたが、この想定が非常に的確で、われわれほぼ3時間強でクリアできました。午後からのんびり始めても十分間に合いますし、午前から解き始めれば観光や寄り道も楽しめる、ほどよいボリュームだと思います。

課題かな〜と思うところもありました

  • 謎のクオリティは、全体的に良いと思いましたが、ところどころ「あれ?」と思うような妙に難しい&不親切な部分もあります。落差がすごくてびびる。
    特に日暮里駅で解く最初の謎は、座ってじっくり解くのを前提にしているためか、かなりクセのある問題が多かったです。路線図にヒントがあるパターンの謎で、添付の路線図にない情報が必要で、自分で路線図を検索しないと厳しいものもあったりとか。
    たぶんテストプレイした人も鉄道職員で、普通の人の鉄道知識と差があり過ぎて、こういうことになったのでは……(笑)。

  • パズル系の謎が多いので、工作系で毎回涙目になる私には遊びやすかったのですが、凝った工作が好きな人には物足りなかったかも知れません。でもまぁ、もらえる賞品がペーパークラフトなので、工作したい人にはそちらで満足していただければ……。

  • 都区内パスを使うのがよい内容でしたが、都区内パスのオススメが裏表紙に書いてあるので、気付かず普通にICカードで乗り降りした人も多かったのでは。表紙か、最初のページにデカデカ書いてあっても親切だったかもですね。われわれは最初から都区内パスを買いましたが。

シリーズ化して欲しいと思いました!

 そんなこんなで、散策と謎解きをどちらも満喫できた、バランスのよい謎解きプログラムでした。これが、謎解き専門集団でない人が作ったものだと思うと、プロの皆様も結構身が引き締まる思いになったのでは。
 上述したように、謎の難易度にバラつきがあって少々難アリと感じた部分もあるのですが、全体の遊びやすさがそれをカバーするクオリティになっていたので、プレイ後の感想はさわやかでした。
 今回のプログラムは、この記事を書いている時点ですでに終わりが近いのですが、もし間に合う方いらしたらぜひ。そして第二弾を期待しております。その時はもっと宣伝してすぐ気付くようにしてもらえると助かります(笑)。

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