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ちょっと不妊治療レポ

こんにちは!株式会社Clarity代表取締役CEOの古屋聡美です。「フルヤサトミは働くために生きてるよね」と周りからよく言われるほど仕事起業に燃え、結婚も出産もできるだけ先延ばしにして生きていたかったタイプだったのですが、ばーん!と1年半程前に結婚し、どっかーん!と今年3月に第一子を出産したのでレポ書きます!まずはちょっとだけやった不妊治療のレポから。

AMH0.8!?かなり悪かった妊孕コンディション

科学的根拠が出せなくて恐縮ですが、周りの話を聞いているとお仕事がんばってる女性って子宮周りに出ちゃうケースが多い気がする。私の場合24歳で卵巣出血、25歳で子宮頸がん軽度異形成、30歳で高度異形成、33歳(去年妊娠する前)で子宮内膜症と6cm大の子宮筋腫まで見つかって、つけ麺だったら全部盛り状態。

直近の経緯としては、2020年6月にコロナもあって心身疲弊していたらゲーゲー吐くようになり、そういえば年始から生理も3週間以上続くしおかしいなー、まー歳も歳だし不妊クリニック行ってみるか!ということで銀座にある楠原ウィメンズクリニックさんに行ってみたところ、血液検査の結果、AMHはなんと0.8!42〜43歳の中央値でした。

AMH(アンチミュラー管ホルモン)とは、発育過程にある卵胞から分泌されるホルモンで、女性の卵巣予備能の指標となるホルモンです。体内にある卵子の数は生まれつき決まっていて増えることはなく、徐々に減っていきます。AMHは、あくまで卵子の数の目安であって、質の良し悪しを表すものではありません。質は年齢と一番相関していますので、AMHが低いから妊娠の可能性が低くなるわけではありません。ただAMHが低いと卵子の数が少ないことになるので、妊娠できる期間が短いことを意味します。(出典:神谷レディースクリニックHPより)

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「妊娠まで数年はかかりそうだから今のうちから早めに不妊治療を始めた方がいいよ」とアドバイス頂き、事業もまだシード期だし、2年後ぐらいに産めたら丁度いいなと思っていたので、夫婦で話し合って不妊治療を始めることに。

不妊治療といってもいきなり体外受精とかするわけではなく、まずは月経周期に応じて様々な検査をします。もちろん夫も!

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(http://www.syuneikai.com/test/ebina/ebina1/infomation.html)

また排卵してなくて生理不順だったので、強めの低用量ピルでサイクルを戻し、排卵促進剤で正常なタイミングで排卵を促したりしました。ピルの副作用でまたゲーゲー吐いて、その後のつわりでも吐きまくってたから結局6月〜10月の初めぐらいまでずっと吐いてた。(※個人差があります。)

結果、私たちは約2カ月間、7回程通い、合計で約8万円ほどの費用がかかりました。とにかくたくさん採血されたのと、フーナーテスト(卵管検査)はまぁまぁ痛かった(重い生理痛が局所的にくる感じ)のですが、全ての診察に夫が付添いで来てくれてかなーり心強かった・・・。ただ平日の日中にほぼ金髪 & 柄シャツで毎回来るもんだから、きっと先生や看護師さん達は「この旦那さん、ヒモ・・・お仕事してるんだろうか」と思ったに違いない。

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男性は血液検査や精子検査がありますが、簡易的なものであればseemという精子検査キットがあり自宅にてスマホで見れるので、いきなりクリニックでの検査は・・・という方にはおすすめです。(あくまでも簡易検査なので、クリニックに行く前提でお試しくださいね〜。)見る時ドキドキするけど、元気に泳いでるととってもかわいいです。(夫よ、元気でよかったね。)

サプライズバースデーパーティーで飲みまくった夜に発覚した妊娠

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2020年8月某日、夫がサプライズで私の誕生日BBQパーティーを企画してくれて、たらふく飲んだ。(全く気づかずびっくりした、、コロナ中なのに集まってくれた皆様ありがとう。) その数日後、そういえば予定日過ぎても生理が来てなかったので、夫婦で「まっさかぁ〜」って言いながら夜中に妊娠検査薬を試してみたらまさかの陽性!これぞサプライズ!!

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(むむ、まさか、の顔。後ろにバースデーバルーンが飛んでいる🎈)

後日クリニックで エコーを取ったら、ちょん。と小さな点が。感動よりも驚きの方が大きく、先生も看護師さんも「まさか」って顔してた。後日しっかり心拍も確認できた時はとても感動しました。早いピッチでチョンチョンチョンチョンって動いてて、とっても小さいけど力強い鼓動だった。(あの点が今横でスヤスヤ寝ている我が子になるとは、、奇跡。) こうして不妊治療生活は幸運にも2ヶ月で卒業となりました。

妊娠は商店街のガラガラ抽選みたいなもの

今回の不妊治療を通じて、年齢もAMHもどうであれ、できる時はできるし、できない時はできないんだなと思った。子供は天からの授かりもので、医療の進歩こそあれ最終的には運。それに妊娠はゴールじゃなくて、妊娠中もいろーんなリスクや心配が次から次へとやってくる。無事に健康に産まれてくれることが本当に本当に奇跡としか言いようがないのだ。

だから妊娠ってもはや商店街のガラガラみたいなものだよなって思う。白玉(ハズレ)が出るのが普通で、アタリが出たらラッキーぐらいの気持ちでいれば、何が起こっても(起こらなくても)また次ね〜、という気持ちで心穏やかにいれる。少なくとも私たちは終始ハッピーに取り組むことができた。

とはいえ年齢的なリミットがあるのは事実なので、ギリギリで焦るより30代に入ったらパートナーの有無や妊娠希望タイミングに関わらず、早めにコンディションだけでもチェックしておくことを強くお勧めする。35歳から妊孕率が下がってくるし、無事妊娠できても今度は流産や先天性異常のリスクも残念ながら上がってしまう。(産院で出生前検査の案内をもらった時は戦々恐々としたし、受けるか凄く悩んだ。)

16_女性の年齢による妊孕力の変化

18_母の年齢と周産期死亡率

そのあたりの意識づけや性教育は日本社会の大きな課題であるがそういう大きい話は置いておいて、この記事を読んでちょっと検査いってみようかなとか、パートナーと話してみようかなとか思うきっかけになったり、婦人科疾患があり不安を抱えている人にとって、ちょっとでも明るい希望になれたら嬉しいです。最後まで読んでくださった方、ありがとうございました!

おまけ

血液型を知らないことを誇りに33年間生きてきた夫が、血液検査の結果に【A型】の文字を見つけてしまった時の顔。

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