見出し画像

#2 里見係活動日誌(4/10~16)

こんにちは。
古滝屋の新入社員3人ともっと仲良くなりたい里見係のまっきーです。
今週は地球の環境について考える機会が多かった1週間でした。

4/10(月)

古滝屋work、ネパール人のアザヤとお友達に

古滝屋のスタッフさんの中には、海外の方もいらっしゃいます。インドネシアとネパールの方です。

今日お友達になったのはネパール人のアザヤさん。
素早い手つきで作業をする姿に思わず見とれてしまいました。これから師匠と呼ばせていただきますね。

実は、ネパールのあいさつは「ナマステ」なんだそう。てっきり「ナマステ」を使うのはインドだけだと思ってました。

「ナマステ」は、朝昼晩いつでも使える、英語で言うところのhelloにあたる言葉なんですって。一応、おはよう、こんにちは、こんばんわにあたる言葉もあるらしいですが、なぜかみんな使わないそう。(アザヤさんでも分かんなかったから誰か教えてください🙇‍♂️)

古滝屋の社員通路にあるインドネシア語の一覧

貝塚に農園?

里見さんと古滝屋1階ロビーで談笑していると、たまたま里見さんの小学校の同級生の娘さんに遭遇。最近農業を始めたということで、せっかくなんで実際に農園に行ってみました。

するとなんてきれいな空気と景色。湯本のまちを見下ろす湯の岳もみえる。田んぼも見える。そこは湯本の町一帯が見下ろせる絶景ポイントだったんです。

周辺を歩いてみると、とある看板が目に留まりました。そこには「西郷貝塚」と呼ばれる場所で、この場所はその昔貝塚だったよう。いわき市指定史跡にも登録されていました。

農業、貝塚、そして温泉、、、、、
組み合わせたらなんだかおもしろいことできそうね。

4/11(火)

いわき市立図書館で資料調査

昨日偶然見つけた畑が貝塚だったこともあって、早速いわきの図書館で「西郷貝塚」に関する資料を漁ってきました。

資料は5点ほど見つかったんですが、結構専門的な文献ばかりでさっぱり分かりませんでした。。。貝塚とかに詳しい人、急募!!

常磐炭田史研究会の定例ミーティング

13:00~15:00、先週の広野町での炭鉱フィールドワークでお世話になった常磐炭田史研究会のミーティングを見学させてもらいました。今年の方針決めが議題で、これから1年間の活動の流れを教えていただきました。

最後に、常磐炭田ツアーの見学に来る小学生に送る、石炭のプレゼントを袋詰めしました。
石炭ほしい人はぜひ、いわきヘリテージ・ツーリズムの炭鉱ツアーに来てみてね。

みらいとーくないとに参加

未来会議さんが主宰するみらいとーくないとが、古滝屋1階ブックラウンジで行われました。テーマは「原発訴訟」。

原発事故関連で、これまでに数えきれないほどの訴訟・裁判が行われていますが、その一つの焦点が原発事故の責任を負うのは誰なのか、ということ。

原発訴訟についての知識がまるで皆無なぼくにとって、少し難しい内容でしたが、そこには向き合うべき事実に対して目を背けずに対話をする空間が広がっていました。

論点はかなりずれてしまいますが、僕が思ったことは、
なんでここまで人間中心の社会が出来上がってしまったんだろう、ということ。

こんな自然豊かな地球に住まわせてもらっているのに、人間の都合(主に経済的な都合)で、動植物たちの生きる場所を奪ってしまっている。人間は地球の一部だよっていう感覚が、自分も含めて薄れてきてしまっているんだと思う。

4/12(水)

古滝屋work中で感じたこと

徐々に慣れつつある古滝屋work。
古滝屋には元禄館と太平館の2つがあるのですが、僕は基本太平館の方で働いています。古滝屋の上の方、11階から14階ですね。

そこから窓をのぞくと、湯本のまちが一望できるんです。
けど一つ問題だなあと勝手に思っているのは、古滝屋の側にある温泉神社までも上からのぞいてしまうこと。

地域の守り神を上からみるのはなんとも恐れ多いなあなんてつぶやきでした。

4/13(木)

地域の方と足湯をお掃除

湯本のまちには温泉旅館だけではなく足湯もあって、そこは観光でいらした方や地域の方も利用されます。

鶴の足湯という足湯が古滝屋の近くにあって、今日はその清掃日でした。湯本町の4つの町内会が、週ごとに役割分担して管理しているんです。

湯本の旅館の館長さんや商店を営んでいる方にもお会いできましたね。湯本のまちに里見係を普及させたい。笑

4/14(金)

Mr. スティービーによるライブ@A家食堂

里見さんのご友人であるMr. スティービーさんが古滝屋に来てくださいました。はるばる沖縄から来てくださるということで、こんな横断幕をロビーに掲示してお出迎え。

震災の時に沖縄の方々が送ってくれた応援メッセージがびっしり

夜はスティービーさんによるライブを鑑賞。

震災の時には沖縄そばをかついで、炊き出しボランティアに来てくれたんですね。2019年の台風災害のときにもいわきを気にかけて駆けつけてくださったそう。

スティービーさんが言っていたのは、里見さんとの出会いが無かったら、ここまでいわきには関わっていなかったかもしれないということ。

そこには里見さんという「仕合」、つまりめぐり合わせがあったからなんだろうと思う。そういうめぐり合わせは、お互いを支え合う原動力なのかもしれない。

4/15(土)

鹿フェス1日目@南会津

福島県南会津町のきとね(TwitterInstagram)という施設で行われたこちらのイベントに、里見さんとそのご友人、そしてスティービーさんご夫妻で参加してきました。

シカ肉を使った料理、衣類、バッグなどが販売されていたり、シカと環境に関する展示なども。

こちらのアニメーション&ドキュメンタリー映画も上映。

先日みらいとーくで感じたことの繰り返しにはなりますが、人間主体の社会をそろそろ見直さないとまずいんじゃないかなあと感じました。

特にぼくが引っかかってしまったのが二ホンジカに関する展示。二ホンジカが植物を食べ過ぎてしまうせいで、生態系やまちの景観が崩れてしまうという。

でも僕は、二ホンジカが植物を食べ過ぎてしまう原因を作っているのは私たち人間なんじゃないかと思います。

シカたちが住めなくなったのは、人間がシカたちの生態系に入り込み、工場やらなんやらをつくって、シカたちにとって有害なものを生み出したから。

シカたちの視点からみれば、人間のせいで住めなくなったからしょうがなく別の場所に移って、そこでおなかいっぱいご飯を食べているだけに過ぎないんだと思うんです。

もともと人間がシカたちのフィールドに侵食していなかったら、シカたちはそのフィールド内で生まれ、成長し、一生を終えるっていう自然淘汰の中で生きていたんだろうなあ。

シカたちが住む森の生態系を壊した人間たちが、今になって生態系を守る、まちの景観を守ると言っているのを、動植物たちはどう見ているんだろう。

4/16(日)

鹿フェス2日目@南会津

2日目は、黒曜石でナイフを作るワークショップに参加。鹿の角の先端で黒曜石を削って、ナイフ状にしていきます。

その道50年の方から教えていただきながらの作業でした。ぼくにも縄文人のDNAが残されているはずと臨みましたが、、、撃沈、、、
めちゃんこ難しかったですね。(写真ではこの難しさは伝わらないかも…)

縄文時代の人々はこれを日常的に作って獲物を仕留めていたんだなあと。

自ら作ったものでご飯を食べていく縄文時代。
誰がどうやって作ったかわからないものを購入してご飯を食べていく現代。
どちらにもそれぞれの豊かさはあるけど、地球にやさしいのはどちらの時代なんだろう。

スティービーさんご夫妻と南会津の桜を巡る

普段沖縄にいらっしゃるスティービーさんご夫妻に南会津の桜をご案内。南会津はちょうど満開の時期ですごく喜んでくれました。

スティービーさんによると、桜が咲いている様子だけじゃなく、桜が風に乗ってちらつく様子や、花びらが道路に散った様子も、沖縄ではなかなか見られないとのこと。

特に、桜が道路に散ってしまった景色にも感動されてた姿が印象的でしたね。僕的には、桜が散ってしまってものさみしい情景なんですけど、スティービーさんたちからしたらとっても惹かれる情景なんだなあと感じました。

今週もまた一つ、社会勉強をさせてもらいました。今後とも里見係をよろしくお願いいたします。

2023.4.17





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?