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#5 里見係まっきー活動日誌(5/1~7)

里見係のまっきーです。
ゴールデンウィークはみなさん、いかがお過ごしだったでしょうか?

わたくしまっきーはというと、割とバタバタ動いたので体はお疲れ気味でしたが、精神的にはすごく落ち着いたというか、ぽっと明るくなったというか、そんな一週間だったように思います。ではどうぞ!

5/1(月)

岩手・宮城の旅から帰ってきました

岩手・宮城の「人に会う旅」から帰ってきて、ふと感じたことがあります…

ぼくもこんな旅、やってみたい‥‥!!

でもそのためにはある程度全国に友達がいないとなあ。いきなり見ず知らずの土地に飛び込むのもありだけどそこまでの勇気はないし。

今回の岩手・宮城の旅だって、旅の同行者の知り合いに会いに行くのが目的だったし。

なにかひとつでも地域への入口があったら行きやすいのに。。。

いやまてよ、、、全国に知り合いがいて地域への入り口になりうる存在って、めっちゃ近くにいない、、、?

ということでわたくしまっきー、全国にいる里見喜生の友達を巡る旅、名付けて"出張!里見係"を実施する・・・かもです!!笑

自分がやってみたい「人に会いに行く旅」ができそうだし、なにより今は時間がたっぷりある!

そんなことを妄想しながらいわきへの帰路についておりました。まだ構想中ですが、頭の片隅に置いておいたら忘れそうなのでここに書いときます。

5/2(火)

木村眼科work

前回カルテ作成についてご紹介しましたが、木村眼科ではカルテを紙媒体で管理をしています。

個人情報を守るという観点からみると、漏洩の危険性もあるインターネットよりも紙で管理する方がリスクが低いことが頷けます。

医療関係のお仕事は特に、データや個人情報などの管理が非常に徹底されているんだろうなと感じます。

時折ニュースで見られる企業の情報漏洩の問題。
インターネットで便利になったとはいえ、一歩踏み外すと大きな損失になりうる。

便利はときどき不便。
便利に頼り過ぎないことを日々、学ばせていただいております。

5/3(水)

温泉神社例大祭・さつきまつりで御神輿かつぎ

実に4年ぶりの開催。ぼくにとってはいわきで関わる初めてのお祭りでした。

このお祭りの名前にもなっている温泉神社は古滝屋のすぐ道路向かいにあります。温泉神社には長い歴史があり、平安時代の書物にも名が出てくるほど。そのころから湯本に温泉があったことが全国に知られていたと推測されます。

いわば地域の守り神。温泉という恵みを私たちに与えてくれてありがとうの思いを込めて神輿を担ぎました。

5/4(木)

yogaと朝ごはん

古滝屋でアーユルヴェーダサロン&ヨガ講師をしているわらぞう主催のヨガイベント"yogaと朝ごはん"が開催されました。

めっちゃ、、、よかったです・・・!

睡眠だけではリセットしきれなかった昨日の疲れを解消させるのにすごくいい時間でした。
そしてついでに朝ごはんもたべれちゃう。至福の時間です。。。

朝ってなにかとばたつきがちで、自分の心に余裕がない時間帯ランキングの上位にいつも食い込んでくる。
どうにかしたいけど、結局時間がなくていつももやもやしたまま出勤。

そんな慌ただしい日常のなかに、ちょっと早起きしてヨガを取り入れるのは案外難しい事ではないのかも。ほんの少しの努力次第で、自分を助けられることにつながるんだろうなと思いました。

いわき市の大野・四倉地区をサイクリング

いわきのNORERU?という自転車団体さんと一緒にサイクリングに出かけてきました🚲

実はこの自転車団体さんとは、昨年のさすかるインターンの時期にお世話になりまして、今日はそのご縁でサイクリングに混ざらせていただきました。

今回はただただ自転車を漕ぐというよりは、自転車を漕ぎながら大野・四倉地域の歴史や伝承を楽しむことに重点を置いていて、

そういう「散走」文化をいわきに普及していくためのサイクリングコースづくりのリサーチも兼ねていました。

殆ど行ったことのない地域でしたが、平将門の娘滝夜叉姫の伝説が残されていたり、東北地方で3~4番目の規模を持つ玉山古墳があったりと、僕の興味分野をいい具合にかすっていく地域でした。

自転車を漕ぐこと自体よりも、自転車を通して見える景色を楽しむ。これから徐々にいわきが自転車で開拓されていきそうですね。

沖縄で遺骨採集をされている具志堅隆松さんの講話

沖縄戦遺骨収集ボランティア団体「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さんが、このゴールデンウィーク期間中に行われた大熊町での遺骨収集に来ていただき、本日はその2日目。

その夜は大熊町での遺骨収集ボランティアに参加された方など20名を交えての講演会が、富岡町で行われました。

具志堅さんの言葉で印象に残ったのは、
遺骨収集は行動としての慰霊。
亡くなった方に近づこうとする姿勢が供養につながる。という言葉。

遺骨収集の活動の話は、自分の無知さ・無力さを突き付けられるもので、たしかに心に訴えるものがありました。

だけど正直、遺骨収集と聞いてあまりピンと来ていない自分がいました。

遺骨は、自分にとって遺骨はどこか遠い存在で、
あいまいで、
まるで実体がないよう。

明日は大熊町で、自分の娘さんのご遺骨を探されている木村紀夫さんの遺骨収集ボランティアに参加します。

こんなフワフワした気持ちで臨んでいいのか葛藤がありますが、このフワフワ感が大熊町というフィールドに足を踏み入れることでどう変わるんだろうか。

5/5(金)

福島県大熊町にて遺骨採集ボランティアに参加

遺骨収集当日を迎えた朝も、ぼくはまだフワフワした気持ちでいました。

本当にぼくは今日、遺骨収集という名の供養をしに行くのか、行っていい存在なのだろうか。

大熊インターを降りてすぐそばの大野スクリーニング場で、放射線量を図る機械を首にかけた時でさえまだどこか上の空でした。

ここからは原発事故の影響で帰還困難区域に指定されている場所。多くの人の家が、記憶が、思い出が、12年前からそのまま残されている場所。

自分の故郷が帰れなくなったらどうしようと思いをめぐらして、なんとか上の空の状態を消そうとするも、なぜかぼんやりしたままでした。

・・・

午前中は木村紀夫さんに大熊町を案内していただきながら、防災と原発について考えます。

福島では津波てんでんこに代表されるような津波に対する危機感が薄かったこと、海が身近なようで身近な存在ではなかったこと、原発によって助かるはずだった命が失われたこと、生き物たちの生態系が失われたこと、、、

木村さんのお話と大熊の景色とが、フワフワした自分に何かを訴えかけている。でもその何かがわからない。

・・・

午後は木村さんの娘さんのご遺骨収集に参加。
当初ぼくは、スコップでどんどん掘り進めていくのを想像していましたが、実際は直径1~2センチほどの土の塊を手でほぐしながら、骨らしきものを緻密に探していく作業の連続。

昨日からのぼんやりした状態はいまだぬぐい切れず、なぜだろうと考えながら大熊の土と向き合います。

すると近くで作業していた方が骨らしきものを発見。具志堅さんによると、こどもの足の指の一部である可能性が高いとのこと。

ぼくも実際に自分の手で触れさせていただきました。石よりも軽いけど、木とは違う、この何とも言えない感触。

しかし、実際のご遺骨かもしれないものを目の前にしても、ぼくのぼんやりした状態は消えることはありませんでした。

結局最後までぬぐい切れなかったこのフワフワ感。これはどこからきているんだろうと2日間考えましたが、結論は全く出ませんでした。

noteを書いている今も、自分の答えが見つかりません。

・・・

ひとつ考えたことは、遺骨収集に参加された方と自分には、震災、原発、ご遺骨との向き合い方の差があるということ。

時間的な差もそう。関心の度合いや知識、ご遺骨に対する想いの差。

この差を埋められるかどうかはわからないけど、経験して感じたことを伝えることが出来るはず。たとえ明確な結論が出なくても。

そんな気持ちを抱きながらこのnoteを書いています。少しでも僕のこの経験が、震災・原発を向き合ってこなかった人に届いてほしい。

5/6(土)

yogaと朝ごはん

今朝のyogaと朝ごはんには、さすかるインターンの同期が来て、心と身体を整いに来てくれました~

参加者はぼくと里見さんと彼の3人。めずらしくメンズヨガでした。

ヨガと聞くと女性がやるものという印象を受けがちですが、わらぞう曰はく
実はヨガって元々男性がやるもので、女性には普及していなかったそう。(宗教的な要素も関わっていそうですね。)

ヨガ=女性というイメージがついたのは最近で、当時女性のあこがれだったマドンナがインドに訪れてヨガを体験した際に、これはいい!ってことでヨガを広めて、それを世の女性がまねしたことから始まったんですって。(マドンナかビヨンセだったか、肝心なところを忘れてしまいましたすみません。)

今日はそんなヨガの歴史のお話でした。今日はメンズ率がたまたま多かったですが、普段はほとんど女性で少し寂しい時があるので、男性陣も気軽にヨガにいらしてくださいね。

里見さんの友達の田んぼの代かきをお手伝い

今日の日中は田んぼへ行ってきました~!
ぼくと里見さん、動物たすけ隊隊長のあっちゃんの3人で代かきのお手伝いです。

里見さんも僕も、代かきが初めての体験でした。操作はそこまで難しくないんですけど、ところどころ泥にタイヤがとられてバランスをとるのが難しかったです。。。

最後には田んぼに入ってあっちゃんと泥あそび。(これが一番楽しかった✨)

大人になるにつれて土と触れ合う機会が少なくなっていますが、今日の田んぼでの泥遊びはぜひとも全大人に体験してほしいなあと感じました。

5/7(日)

ここ2週間の振り返りDAY & ダウン症の方に交じってヨガ

ここ2週間慌ただしく、じっくり振り返る時間がなかったので、今日は古滝屋にこもってこちらのnoteを書いています。

ずっとパソコンに向かってばかりだとしんどくなるので、10:30から古滝屋8階音羽屋で行われたヨガに参加しました。

結果、参加者の中でぼくが一番体が硬い事が判明しました。笑
なぜなら開脚をした時に体を地面に倒せなくて、一番目線が高かったからです。そこからの眺めは絶景?でしたね。(くやちい)


今週は忙しいながらも、体と心のバランスが整って落ち着いて過ごせたように思います。こんな毎日が理想ですが、気づかないうちに呼吸が浅くなって変に慌てたり、びっくりしたりするんだろうなと思うと、心の余裕の生み方を自分なりに模索してくことが大切なんだろうなと思います。

その手段として、温泉やヨガ、食事、自転車、お祭りなどが身近にあって、それを今週はうまく生かしながら過ごすことが出来たように思います。

時間がある今のうちに、様々なひと・もの・ことと仕合せながら、自分の癒し方を見つけてきたいです。

2023.5.7

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