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奥深きフォントの世界に浸れる本

「食事のあとに、使った人の記憶に残るスプーンは悪いスプーンだ」

デザインとは、単におしゃれやかっこいいだけではなく、使う人や見る人が最も使いやすいことが大事な要素。

普段よく目にするフォントも同じ。パソコンで入力している文字、読んでいる本の文字、看板の文字、全て何気なく使っていたり見ているけれど、そのフォントって鮮明に覚えていますか?

あまりに日常に溶け込んで意識させない、そんなフォントはとても緻密なデザインが詰まっている。

タイプディレクターの小林 章さんの本では、そのデザインの真髄を隅々まで解説されていて、こういうのが好きな人には沼だけどすごくおすすめ...

まず、ブランドや街中で使われている事例を見ながらその沼にいざなってくれるのはこちら↓

文字の形を、目の錯覚や印刷したときのインクのにじみまで考慮してデザインしていたり、普段見ているフォントって、こんなふうにデザインされ、作られているんだ。と、デザイナーという仕事をしているが、いや、だからこそ感動した。

また、一昔は主流だった活版印刷から現在のデジタルになり、同じフォントでもデジタル化する際により見やすい、そして美しいフォントを保つため、それこそ微妙〜〜〜な修正を加えているさまにも感動した...

さらに専門的にフォントを深ぼった内容や専門用語、英文フォントの中身、使い方も知ることができるのはこちら↓

文字のなりたちから知ると、いつも使うフォントの見方が変わる。

CentaurやBodoni、Times Roman、Sabon、PalatinoにおなじみHelveticaやFutura、これらが生まれた国を知ると、こんなに印象が変わるなんて...!

それでも、あまり固定観念にとらわれないで「フォントは見た目でOK!」と小林さんが本の中でおっしゃっていて勇気をもらいました。

もう見るだけじゃなくて、自分の手で描きたい!!そんな衝動に駆られたらこちら↓

フォントがもたらす五感の刺激を描いて表現したり、各フォントの持つ特徴を活かして自分で文字のデザインを描いてみるワークができます。

楽しいです。純粋に。

ぜひ、ここまでやってフォントマニアの仲間になりましょう!(?)

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