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生きることは、物語ること|2024年2月の物語。

油断をすると何もかもが忘却の彼方へと消え去ってしまうのが、私たちの日常。だけど、実際には積み重ねている何かが確実に存在しています。

そんな「積み重ねたこと」は、どうやったら自分の骨肉になっていくのか。私の人生の一幕として着地してくれるのか。

その一つの方法が「語ること」ではないでしょうか。
語ることでこそ、人生の物語が紡がれていく

つまり「生きる」とは「物語る」ことなのかもしれません。

というわけで、これからは月に一度「私の近況」を物語っていきたいと思います。
スタートとして2024年2月の物語を紡いでいきます。

(写真は2月の向日葵。2月下旬に足を運んだ沖縄県・伊計島にて)

2024年2月の出来事

まずは「やったこと」「取り組んだこと」の中から、特に印象に残っていることを3つご紹介します。

①「湘南・湯河原 修験道リトリート」申込み開始しました

羽黒山伏 星野文紘先達、そして人生が変わる「変容体験」を提供するHuman Potential Labさんとの協働企画がローンチされました。

ひょんなことから始まったこの企画は、今年で3年目。
今回は、リトリートの聖地・湯河原ご縁の杜さんの全面協力のもとで実施することになりました。

このリトリートで、何より分かち合いたいのは星野先達の存在感。

羽黒での夏の修行は、毎年100人超のキャンセル待ちが出るほどの状態で、今、星野先達と山に入る経験はアイドルのライブ並みに限られた機会になってしまっています。

しかも、湯河原を含む箱根・小田原エリアは、関東修験道発祥の地。
日本の伝統的なスピリチュアリティの実践「修験道」の伝統が、都内から1時間強の場所にも残っているのです。

現代を生きる長老、星野先達と過ごす時間を、都会(俗)の雰囲気と自然(聖)の両方を感じられる湘南・湯河原にて、ご一緒しませんか?

②クラニオセイクラルバイオダイナミクス モニターセッション開始

「クラニオセイクラル・バイオダイナミクス」は、私の大好きなボディワークです。
どれくらい好きかと言えば、2019年春からほぼ毎月1回、多い時は月に2〜3回と受け続けてきました。

「こんなに好きならばプラクティショナーになってしまえばいい!」という「the 直感」で国際資格の養成コースに入り、プラクティショナー修行を始めたのでした。

ただ、学べば学ぶほどに、実践すればするほどに、深みにハマっていき、私の後半人生の「道」になりそうな予感がしています。

「クラニオセイクラル・バイオダイナミクス」のいちばんの特徴は「何もしないこと」。
もちろん、ボディワークなので、軽くは触れます。でも触れているか触れていないかわからない程度なので、クラニオのタッチは「5グラムのタッチ」と呼ばれることもあります。(「5グラム≒A4のコピー用紙1枚の重さ」です)

そんな「何もしない」を突き詰めると、驚くような変化があります。

私が年始にセッションを受けて感じたのは「あぁ、やっと地に足が着いた」「やっとホーム(原点)に戻ってくることができた」でした。

そうして「何もしない」ことで「原点」に返ったときこそ、身体は本来の力を取り戻す。身体は、元々、治癒を含めた全体性・健康へと向かう力をもっています。だから、本来の状態に戻ったとき、自ずと「ワーク」を始めていく。

ーークラニオは、そんな発想に基づいたボディワークなんです。

まだまだ修行中だけど、少しずつ「何もしない」「原点に戻る時間」をご一緒していただいています。
とはいえ現状、なかなかスケジュールの空きが出なくて、少しお待ちいただいているのですが……ご関心をお寄せいただいた方には、空きが出次第、あらためてご連絡をさせていただきます。

まずはFacebookの「お友達」に限定して募集をさせていただいているので、ご関心がありましたら、こちらの投稿よりコメントをいただけましたら幸いです!
(友達限定公開の記事なので、ご覧になりたい方はメッセージを添えて「友達申請」をいただければ幸いです)

③沖縄でのお仕事、本格スタート!

沖縄での二拠点生活が始まって9ヶ月。

昨年末、

「沖縄から恩恵を得る(沖縄を消費する)ばかりではなく、沖縄にお返し(恩送り)をしたい」

なんてことを書いたら、早速、その機会をいただきました。

沖縄県与那原町を舞台に、ビジネスを通じた社会課題の解決に取り組む株式会社YUKAZEに、本格的に参画することになりました。

「編集」が活きるのは、出版社や各種メディアだけではありません。
むしろ、地域にこそ「編集」は欠かせないと思っています。
どういうビジョンのもと、何をどのように整理して、どう発信していくのか。それ次第で、地域コミュニティが丸ごと変わる可能性があるんじゃないかと思っています。

・・・というのは意気込みで、具体的な仕事のことは、今後追々共有させていただきますね。

そのほか:やったこと、進行中のこと

【編集・クリエイティブ関連】
 ・手帳制作プロジェクト進行中
 ・教育×AI等の書籍関連のプロジェクトがいくつか
→想いや願いを共有できる仲間たちと一緒に、いわゆる「出版」の形に限らないメッセージの発信や本(っぽいもの)を生み出すプロジェクトがいくつか進んでいます。「出版社」の中にいたらできなかったことばかりなので、楽しくワイワイやっています。

【ビジネス関連(組織内外の「語り」支援)】
 ・マネジメント層向けWS開催
 ・コンピテンシー整理
 ・キャリア支援プログラム コーチング等
 ・オウンドメディア支援
→並べると難しそうなことをやっていますね(笑)。
だけど、どの仕事も大まかに言うと、その人(その組織)の深奥にあるVOICEを見出して、発現させていくこと。場やアウトプットするものが変わったけれど「編集」の手法は、ほとんどそのまま使えています。
あと、ここのきて「プロセスワーク」に大いに助けてもらっています。変化を扱う実践心理学、プロセスワークを学んでおいてよかったです。

【インテグラル理論・成人発達理論】
 ・一般社団法人Integral Vision and Practiceライブ配信スタート
 ・新講座、新サービス開発中(春以降リリース予定)
→一般社団法人Integral Vision and Practice(通称IVAP)のライブ配信、ゲリラ開催にも関わらずたくさんの反響をいただきました。ありがとうございます!見逃した方は、下記よりご覧いただけます。

2024年2月の興味・関心

①「変わりたくない自分」に向き合う

上にも少し書きましたが、ここに来てプロセスワークに助けられています。

この1月下旬〜2月は、人をどう支援するかに向き合ってきました。
そのなかで気づいた、私のなかにある強固なエッジ。
それは「人は変容(発達)すべきである」というものでした。

ここでの「変容(発達」は、右肩上がりの成長を指しているわけではありません。
生き物である以上、変化し続けるのが通常です。その変化が、成熟(発達)へと向かってほしい、いやそうあるべきだ。それこそが全体性を生きることにつながるのだ!

私は、無意識のうちにこうしたエッジをつくりあげていたようです。
その結果、「変わりたくない自分」を周縁化していたーーとある出来事をきっかけに、そのことに気づきました。

「変わりたくない自分」にどう向き合うのか。正直なところ、まだ答えが出ているわけではありません。
だけど「変わりたくない自分」に向き合い、声をしっかり聴くことでこそ、本質的な意味での「変容(発達)」が現れる(のかもしれない)。
そう気づかせてくれたのは、プロセスワークでした。

そんなわけでの原点回帰。
ここに来て、最初に買ったプロセスワークの本『後ろ向きに馬に乗る』を読み返しています。当時は全然わからなかったけれど、今も正直すべてがわかるわけではないけれど(笑)、無理せず少しずつやっています。

②禅のように書く

2024年初めに読んで、衝撃を受けた1冊。
ナタリー・ゴールドバーグの『魂の文章術』

完全にこの本に触発されて、ナタリー・ゴールドバーグの未邦訳の本を読み漁っています。何がすごいって、「書くこと」それ自体を「修行(practice)」にまで消化しているところです。

生きることは書くことであり、書くことは生きること。
禅をするように、瞑想をするように、ヨガをするように書く。

私が伝えたかったことを、もうまとめてくださっている方がいた!
嬉しくてたまらず、勝手に翻訳作業まで進めている始末です(しかも1冊ではなくもう3冊目に着手笑)。
もう少し煮詰まったら、この本の翻訳出版ができたらいいなと思っています。1人だと進まなそうなので、応援していただけたら嬉しいです。

* * *

既に3月5日。
2月が終わって5日も過ぎてしまいましたが・・・それでも「書く」ことで、2月のアレコレは私の骨肉となっていくはず。

3月はもっと、文章を書く(そして読んでもらう)ことに時間とエネルギーを使いたいと思います。

皆さんは、どんな2月をお過ごしでしたか?
どんな3月を過ごしていきたいですか?

今月もすばらしい物語が紡がれていきますように!



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