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きっかけは必要なときにうかんでくる
私は、ずっと怒っていることがあります。
爆発するものではなくて、マグマみたいにずっとどろどろ燃え滾って、たまに溶岩流となる感じの怒り。
それは、
「どうして女性が安心してひとりで夜中歩けないの?」
ってこと。
いや女性歩いてるじゃん、て思うかもしれない。
残業で帰りが遅くなった人とか、夜まで遊んでタクシー乗らずにひとりで歩いている人とか。いるいる。知ってる。
でもそれ、平気で歩いていると思う?
いつだれかに襲われるかもしれない。
あとをつけられているかもしれない。
カーブミラーに映る影や、ちょっとした物音にも反応して、ぎゅっとバッグの紐を持って、近くの駆け込めるお店とか遠回りするための道を思い浮かべながら帰るんですよ。
自宅に入って鍵を掛けるまで、安心していられると思う??
安心して帰っている人もいると思うけど、そういう人ばかりじゃないんです。
道を歩いていてナイフで突然刺されたら、刺した人だけが悪いのに。
道を歩いていて性被害に遭ったら、被害者にも悪いところがあったと言われる。
物騒な世の中だよね、てどうして被害者側が気を付けていないといけないみたいな風潮なんだ。
こんな社会とか、世論とか、雰囲気が、大っ嫌い。
なくなればいいのに。
でも、仕方ないことだと思ってた。
どうしようもないことだって。
相手が大きすぎる。何十年も掛けて作られた空気だもの。
対して私の力はちっぽけ。
声を上げても、聴いてもらえないだろう。
そういう組織に入るには尻込みするし。
言い訳ばっかり得意。
だけど、ある時だれかの言葉を知って。
『この世から戦争はなくならないでしょう。でも、なくなると信じて行動しなければ、戦争はこの世からなくならない』
もう10年ぐらい前で、見たのがSNSだったか本だったか忘れてしまったし、言葉そのものがあいまいな記憶で誰の言葉か探しても見つからないのが悔しい。
でも大事なことはわかってる。
無理だと思っても、そこでやめずに行動しないと無理なものは無理なままで終わってしまう。ってこと。
思い出したのは最近。ふと頭に浮かんだの。
だから、これまで誰にも言ってなかったことを口にするようにもなった。
ここにも書けたし。
誰もが安心して、夜に歩けること。
安心とか考えずに夜のお散歩を楽しめること。
夜のお散歩中に撮った写真がSNSに溢れるといいなあって。
今日の私ができることはなんだろう、といつも考えています。
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