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元あった場所に戻ろう

今年最後のnoteになります。
お酒でも飲みながら本音を吐き出してみようかな。

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パンデミックのはじまり

今年は誰もが忘れられない年になったはずです。
未知のウイルスが世界を震撼させ
わたしたちの未来に深い傷跡を残して
当たり前だった日常を奪っていきました。

もしコロナウイルスが無い世界線だったら
オリンピックが開幕されていたら
どんな日々を過ごしていたのだろうかと考えてしまいます。

甘えた本音で統括を言えば、本当に悔しかったし本当に苦しい一年でした。
実は昨年の10月に取締役に就任していた会社があるのですが
今年の2月の株主総会で代表取締役に昇任しました。
4ヶ月しかいない会社で自分に今何ができるのか、
人が作った会社のトップに立つのは未経験で
答えを出すまでに正直時間がかかりました。
しかし昇任と同時にコロナウイルスが猛威を振るい
東京はロックダウンとなりました。
そして元々決まっていたオフィスの移転も重なり
賃料が2倍以上になっているのにも関わらず誰もオフィスに出勤できない日々が5月まで続きました。

初めての経験と初めての疫病。
世界中の誰もが闘い方を知らない、正解が分からない中で
苦しく辛い時間が続き当時を思い返すと精神的にも追い込まれていたと思います。
もうすぐ終息すると豪語している人も周囲にはいましたが
海外の状況や自国の施策を鑑みると、到底終息するとは思えず、先が見えない不安が常にありました。
倒産や破産した会社もあり
夢を諦めて地元に帰った人や職を失ってしまった友人もたくさんいました。
何もできない自分が悔しすぎて情けなすぎて、、
それでも毎日、答えのない問題を解き続けました。


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人として正しく生きることと目先の安楽を天秤にかけるべきじゃない

どんな状況でも寝食を惜しんで働くことも不誠実に働くこともどちらも間違っているように思えます。
今が苦しいと目先の安楽を掴みたくなりますが
未来が幸せになる選択を作り出さなければならないし選ばなくてはいけません。
経営陣達は出羽守になっていないか今一度見直す必要がありました。
今回経営者が過ちを犯し逮捕される事案もありました。
正義を強く主張できるほどわたしはできた人間ではないですが、人ととして正しく生きる上で救われる方法もあったのではないかと考えてしまいます。
東日本大震災以降に起業した人にとって、今回のコロナ禍は初めて遭遇する外部要因に起因する危難でした。
当時私は高校生だったので経営のけの字も理解しておらず、ベテランの経営者がどうやって大きい波を乗り越えたのかを全く知りませんでした。
しかしこの様な危難は構造的に内包されるリスクだと思います。
経営者として甘かったです。
どんな波が来たとしても乗り越えられる策を常日頃から考え用意しておくべきでした。

一方で苦しい時間も過ごしましたが
でもそれ以上に幸せだと言える年に収まりました。
支えてくださっている方々の優しさと強さに触れ
周りの人たちの温かさに救われました。
最後は良い形で決算を迎えられ、12月には3人も入社し広いオフィスに移転することができました。
みんながいたからここまで来れたのだと思います。
こうやって苦難は、塗り替えていくものなのかもしれないですね。
そして疲労困憊しているときほど
周りの人に感謝の気持ちを声にだして伝えることが必要だと感じました。
カラ元気とかではなくて
そういう時ってぼーっとしたり
無愛想になりがちなので
笑顔でいることって大切なんだなと。

今回のコロナ禍において、正直色んなものが手からすり抜けて去って行きました。
でも最後に今ここに残っているものが答えであり
わたしが大切にすべき存在と感情です。


この世界で
わたしにとって強くなるとは
誰かに負けないことではなく
諦めないことでした。
勝ち続けることではなく
闘い続けること。

原点回帰して
まだ見たことのない未来へ
今側にいてくれている仲間と進んで行きたいと思います。

思い出は年をとっていきます。
今年の記憶でさえも懐かしく感じるようになりました。
あの時はよかったね より
あの時もよかったね と言える今日を過ごしたいです。
何歳で何をやっていても
絶対にそれをやっている時間が1番だったと思えるように。


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自分の幸せの裏側には

最後に、、
世間は年末年始の休暇に入り
特に接客・サービス業、医療従事者の人たちの中にはお休みがない人も多いかと思います。
私はどちらの職種でもないですが
仕事終わりの暗い帰り道ではつい余計な感傷に浸ってしまいます。

友だちの誕生日会に間に合わなかったとき
行きたかったお店が営業時間外だったとき
愚痴や泣き言が許されないとき
最期のお別れの言葉がかけられなかった時

少しのズレが心の綻びになって
みんなが生きている世間の「当たり前」から、自分だけが逸脱してしまったように思えて少しだけさみしくなってしまうのです。
この感情に名前をつけるとしたら何と呼ぶのが正しいのでしょうか。

私たちの幸せの裏側には見えない誰かの苦労や頑張りがあります。
家族と離れてコロナウイルスと闘っている友人をたくさん見てきました。
今仕事をしている人たちの存在があることを忘れずに感謝の気持ちを持ち、また来年元気な姿で会いましょう。

どうか皆様、御自愛ください。


Song of the week
SUPER BEAVER/ありがとう

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歌詞

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