2023年の備忘録と、2024年はこんな感じがいーな

2023年の所感


2023年から今にかけては、長い夢から覚めたような感覚がある。

なんだかとても長い時間を過ごしてきたような気がするけど、実際そんなに経っていないし中身の記憶も断片的で、だけど濃密な時間を過ごした確かさはある感じ。

2023年というか2020年頃からかもしれない。
コロナが完全に開けた感に慣れてきて、その上で年も区切られたからというのは大いにある。
2020年から23年までの3年間は体感5~6年あって、仕事の出来る出来ないで一喜一憂したり私生活でも環境変化があったり多少ではあるがメンタル不調を経験したりと様々だった。

1月から今にかけてをさらっと振り返っていく。

1月
色々あって別れを経験。
12月から引っ越し先を猛スピードで検討していた。次なる生活にさっさと移行したいという気持ちが強かった。

2月
ひたすら家の掃除やら片付けやらをしつつ、一人暮らしに慣れていった。
英会話教室を始めてみたり、美容系Youtuberを見漁ったり、今までのものを捨てつつも新しいことを始めてみて新生活に向けた土台づくりをしていた。

3月
引っ越した。我ながらいいところに引っ越せたなと思う。

4月
仕事の面では部署異動したてで、前の部署の仕事との両立や別のプロジェクトが大詰めだったこともあり、バタバタしてたなあという記憶。
そんな中で引っ越ししたてで色々家具や家電を揃えたり片付けたりもあったりで普通に体調崩した。
12月頃からアドレナリンだして、「うおー!」という気持ちでやってきたのでここで一気に寂しくもなった。

AIが超ホットになり始めたのもこの頃というのは記憶に新しいが、
ちょうどこの時、講師のような仕事を任されたタイミングだった。
AIがなんでもやってくれちゃいそうな未来を予感する中で、私なんかが何を教えられるんだろうとか、この時代にデザインを学ぶ意味ってなんなんだろうと考えさせられた。
いざ授業用の資料を作ってみると、学生に語れることが無さすぎてショックだった。
しかし実際は語れることがないのではなく、自分のやってきたことは大なり小なり確かにあるのに、それらひっくるめて「大したことしてない」としてきてしまった自分の側に問題があったなーと思う。

5月
家を整えていく。
ドラム式洗濯機と食洗機は現代の三種の神器だなとつくづく思う。もう一種はなんだろ?ルンバ?
私生活では、もう一度話し合う機会などもあり色々考えていた。割愛。

6月
仕事がとにかく難しかった記憶。
部署異動で大きく仕事内容が変わったので、ついていくのに必死。
出来なさに相変わらず悩むが、やるしかねえという気持ちでやってた。

この頃、AIが活用出来ない人は置いてかれるぜ的な言葉を目にしていたので、人々の潜在的な優生思想が強まって生産的ではない人間に価値がなくなってしまったらどうなるのか不安になって怖かった。
仕事の出来ない自分は無価値でいつか見捨てられるんじゃないかという不安に囚われていた。(今は思ってない)

私生活も色々あったが、本当に一区切りがついたのもこのタイミングだった。
あと占いにも初めて行った。

7月 
仕事は色々頑張ってやっていた。相変わらず難しかった。
月ノ美兎ちゃんに影響を受けて、Notionでやりたいことリストを作り始めたのがこの頃。
この動画を見てやりたいことをやるようになってから休日が楽しめるようになってきた。美兎ちゃんに感謝…

「山登り」「ソロキャン」とか、ちょっと頑張ったり勇気を出せば叶えられそうなことを沢山書いて、それをひたすら叶えて行った。
山登りは早速予定を立てて高尾山に行った。とても楽しくて達成感があった。ソロキャンもしっかり達成。

8月 
ソロキャンやグルキャン、ホムパ、バーベキューなど休日に予定を入れまくってた。
休日も楽しめてきたし仕事もやりがいがあるはずなのに、メンタルは安定しなかった。
「家に帰ると仕事が終わらないから家に帰りたくない」という謎の考えに囚われ、引っ越して綺麗にしたばかりの家なのに全然家に帰りたくなくてナインアワーズに泊まったりした。ナインアワーズはめっちゃよかったのでまた利用したい。家にいたくなさすぎて勢いで駅近のコワーキングスペースを契約したりした。
仕事終わらんという切迫感で超朝型人間になってた。

9月
さすがにネガティブが治らなさすぎると思い、病院へGO。
認知行動療法を開始したところ、これがめちゃくちゃ性に合っていた。不安になった時や仕事で感じたモヤモヤを全部認知行動療法のフォーマットに沿って書き起こしていくと、思考の癖や何に自分が恐怖を感じているのかが言語化されてよかった。
周りの人もすごく協力してくれて、話を沢山聞いてくれてとても助かった。
他人と自分を比べることに対する考え方や、前向きに取り組む姿勢は周りの人を見れたからこそ矯正できたと思う。

私は「時間が過ぎていくのが怖い」「怒られるのが怖い」という恐怖感を持っていたことに気がついた。
いつまでにコレを終わらさなきゃいけないのに成果が出せずに時間が過ぎていくことがとても怖かったし、無駄なことをやってはいけない(=やったら時間がなくなる)という脅迫観念もあった。

これについて、前の私の教育係の人に相談したところ「俺は(作業にかかる)時間なんて気にしないよ!」とひとこともらい、それだけでなんか気が晴れた。確かに、時間を気にしてるから怖いのであって、気にしなければ怖くないんだなと思えた。
時間を気にせず集中できてる時は確かに幸せだし、逆に時間を気にして「あれもこれもやらなきゃ…」としている時はめちゃくちゃ不安だ。だったら時間を気にせず行動している方がよっぽど良い。
「時間を気にし始めたら、時間を気にしない」という処方箋だ。

10月
海外出張でベルリンへ。初ヨーロッパだった。
参加したカンファレンスでは社会課題に対して働きかけている方々の講演を聞き、自分自身が仕事や活動を通じてできることはなんだろうと考えさせられた。
英語は相変わらずだったが、モチベも上がった。
仕事も大きなイベントや担当プロジェクトが落ち着いてきたこともあり、上期に比べると全体的にかなり落ち着いた。

帰国後、予定していた山登りが自分の怪我で延期になったのにその後ケロッと治ったのでめちゃくちゃショックだった。
逆に、その悔しさをバネにソロ登山をバリバリやり始めた。
加えてclusterもこの頃から真面目にやり始めた。サードプレイス的な場所を求めてフレンドさんを作り始めて、VRゴーグルもひっぱり出してきて友達作りを楽しんだ。

11月
とにかく山登りしてた。毎週どこかしらの山に行ってた。
山登りを始めると体力がつきはじめた。ずっと体力がないことがコンプレックスだったので、まさか自分がこんなに動けるようになるとは思わなかった。やっぱ筋肉なのね。

12月
仕事・趣味共にとてもバランス良く、落ち着いて過ごすことができた。
小さい心配事は多々あるものの、大きく何かが不安になるでもなく平穏だったが、それが逆に不安にもなった笑
9~10月に認知行動療法に取り組み、11月頃からはすごくメンタルが安定して、以前のような気分の上下がかなり改善された。
今まで不安な状態であることが当たり前で、気分が程よく一定を保てる状態は少なくともこの3年間は無かったので改めて病院に行くことの大切さを実感した。

2024年に向けて


2023年はまさに変化の年だった。環境的にも内面的にも大きく変化した。
メンタルも安定してきて、まともに色々考えられるようになってきたなという感があるので、今年はもっと勉強とかスキルアップとか、自分自身の外にあるものに集中していけたら良いなと思う。

それと同時に、勢いで生活を変えたこともあり自分自身は将来どういう状態になっていたいのかを想像していきたい。
先の日記にも書いたが、「自然の中に暮らしと仕事がある状態」というのが将来の夢だと思う。

仕事で賞とったるでとか、めちゃくちゃいいものを作る!というより(勿論大事だが)自分自身と外側にある環境を一致させたいという欲求(?)がある。

マズローの5段階欲求で言うと、承認欲求というより、社会的欲求の方が自分は強く求める傾向にあるし揺らぎやすい。
ちょろい性格なので、ちょっと褒められると承認欲求は割とすぐ満たされちゃうかも。
今の自分はようやく安定してきたのもあり、自己実現欲求の段階に入れてきたんじゃないかなあと思う。

年明けの災害を見て、何事もなく新年を迎えることがいかに幸せなことかということを痛感したのと、環境問題や社会課題に対して自分が直接的に携われていないもどかしさがあった。

間接的にそれに関わる仕事をするというより、自分自身もその現場の中にいて、直接働きかけられるような活動が何かできたらなと思う。
例えば山関連だったらYAMAPの支援活動や、保護団体のボランティアとか色々あると思うので参加してみたい。

今の仕事はバリバリ都内なので、自然の中で暮らしも仕事も両立したいとなるとどういう生き方になるのだろうか。今の仕事は続けられるのだろうか。何かを取るなら何かを捨てることになる。
まずは小さくはじめてくことは意識しつつ、自分の年齢も考えると動けるうちに動きたいなと思う。

今年の抱負

①細かく勉強する
②時間を気にしない
③小さくはじめる

①細かく勉強する
何か勉強をする時に、頭のいいインフルエンサーに影響されて、とにかく参考書は読む!書かない!という勉強法をしてみたところ、自分には読むだけで理解できるほどの能力は無いことが分かった。
自分の理解をノートに書いて「こういうことだよね」をまとめながら進めてみたら覚えが全然違ったので、タイパは悪いけどこの方法で細かく勉強していきたい。さらっと理解でよければ読むだけで良いし、英語のようなしっかり理解が必要な科目はノート取る感じで。

②時間を気にしない
締切守りません!とかでなく、
時間のなさを気にして焦るよりも、時間を気にせず集中する
という意味。
これは集中モードに入るまでの精神的な負荷が高くて意外と難しいので頑張ります。

③小さくはじめる
これの元ネタは冬休みの課題図書として読んだこちらの本。
タイトルの通り、「いきなり全体を描こうとせず、小さくはじめる」ということが学び。デザインシステムに限らず言えるなと…
よかったのでおすすめ。


ここまでお読みいただきありがとうございました。
大変な始まりになってしまいましたが、少しでも良い一年になりますように。


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