お手紙が届いた日の日記。
友人からお手紙が届いた。
いつか出したお手紙の返信だった。
とても綺麗な字で、丁寧な言葉遣いで。
私より2つ年下だけれども、それを感じさせない彼女の立ち振舞いを思い出した。
手紙のなかには私にとって嬉しい言葉が書いてあり、同時に今の自分を見直すきっかけにもなった。
私は「歳をとればとるほど考えることをしなくなるから、考えて考えて考え続けなさい」
という尊敬してる先輩からの言葉を大切にしている。
だけど、やっぱり歳には抗えず、純粋に考えることが減ってしまった気がする。
純粋ではない考え事はいつでもしている(笑)
この方が効率が良い、とか、この方が反対いけんが少ない、とか。
素直に、何がしたい、何をしたい、それをするためにどうするのか、どうしたいのか、何をするべきなのか。
それを考えることをなくしてしまった気がした。
友人は、私を慕ってくれて、憧れてくれたり、そんな気持ちをもってくれてて。
でも今の私に、慕ってもらったりとか、憧れてもらえる要素が本当に少ない。
誰かにとっての魔法使い的な存在であったり、騎手的な存在であったり、お母さんみたいな存在であったり、お姉ちゃんみたいな存在であったり。
そういう人でありたかったのに、
今はただの村人Aみたいな。Bみたいな。Cみたいな。
今の私は時の流れにそのまま流されて生きているだけで。
先輩のいう、考える、ことをしてないと
こうなっていくんだ、ということを感じた。
でもやっぱり、手紙は嬉しいもので。
あんなときがあったな、って思えたり、
こんな素敵な友人が私にはいるんだ、って思えたり。
それは本当に心強いことで。
心が救われた気がした。
って言う日記です。
日記を書きながらにやにやしてたらしい。
恋人に、にやにやしてるよ、といわれた。
内容はにやにや出来ないかもしれないけど、
友人の顔が浮かんでいたんだろうな。
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