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Ivy to Fraudulent Game presents"春の中へと"

2023.04.14
Ivy to Fraudulent Game presents
"春の中へと" at Zepp DiverCity(TOKYO)
w/ SHE'S 、神はサイコロを振らない
(MCはニュアンスだけでも伝わればと思います)

Ivy to Fraudulent Gameと
縁のあるバンドを2組呼んだ、
今回のスリーマン。

音楽で繋がって存在を意識することで、
お互い高めあっているような関係性で、
素敵だなと思った。

3人のフロントマンとも『表現者』という
言葉が、とてもよく似合う。

カッコいいバンドが揃い踏み、
それぞれのバンドが己のカラーを見せていた。

初めましての『SHE'S』
鍵盤がダイナミックで、
バンドのリズム感あふれるサウンドと
相まって歌声が気持ちいい。
さわやかに駆け抜けていく、春風みたいだ。

Ivyとは、
お互いのツアーに呼び合ったりしているものの、神サイとは6年ぶりの対バン。

Ivyと神サイは2バンドが兄弟みたいだから、
自分らも呼んでもらっていいのかなって、
少し気になってたみたいだけど。

楽屋入ったらすぐ『柳田君が『井上さん、
お久しぶりですっ!』とかじゃなくて、
いきなり『竜馬さーん、ムースありません?
(おそらくスタイリング剤)』って、
声かけてくれて『変わらないなぁ』って、
懐かしかった。

のぶに至っては、前日に熱い連絡をもらって
『明日は楽しめるかい?』って、
書いてあって。
楽しめるかいって客席に対してみたいな言い方だなって😂って思ったそう。
話聞いていて和んだ。

初めてライブで聴くアーティストさんについて、いつも上手く感想が書けないけど。
また聴きたいなと思うアーティストさんの音に
出会えて嬉しくなった。

トッパーから音で楽しませてもらって、
フロアが、あったまってくのを感じた。
ライブって楽しい。

続いて『神はサイコロを振らない』
SEから、この曲の流れは…と思った。
雪融けを願う飛行船ツアーと同じ流れを組んでたから『初っ端から盛り上げてく感じ😂』って、
思ったら始まった『巡る巡る』

春だし、この時期にぴったりで、
ひたすらジャンプしながら楽しんだ。
会場の熱量が凄かったな。

『キラキラ』で、更にヒートアップ。
明るいのに切なさを帯びたメロ。
一瞬で昔を思い出させてくれる、
独特のノスタルジーさが、たまらない。

『1on1』は、盛り上げるための
Ivyにちなんだ、タオルポンスVer.

柳『オイオイオイオイ!』
観客『オイオイオイオイ!』
柳『テテテテラグチ!』
観客『テテテテラグチ!』
柳『テラグチノブアキ!』
観客『テラグチノブアキ!』
タオルを皆で振り回しながら
この後カワイさん、フクシマさんの名前を、
皆で呼び合いながら会場が一つになった。

シュールすぎて、笑顔が止まらない。
曲は、言わずもがな最高。

タオル回しながら『がんばれー』
『あとちょっと!回せぇ〜』
ひたすらに最後は手がプルプルしてた。
ライブ観ながら体力も鍛えられてる気がした。

『踊れる曲、持ってきたぞ!』と始まる
『揺らめいて候』
ノンストップで盛り上がり続けて、
昇天しかけて手も脚も持つだろうかと思った程。

と思ったら『フラクタル』
耳を疑ったし、記憶が飛びかけた。

フォロワーさん曰く2年半くらい前のQueblickの
限定ライブでやってくれたらしいけど。
本当に3年半ぶりくらいに聴けた。
神サイの曲は全部好きで、
だから久々に懐かしい曲聴けるのが、
やっぱり嬉しくて、思わず泣いてしまった。

力強いあの頃のフラクタルより、
柔らかさや表現力を増した、
今の神サイのフラクタルを噛み締めて、
聴き入った。

そこから始まる『夜永唄』
不思議と何十回も生で聴いてるはずなのに、
フラクタルの後だったからかな?
リリースされていなかった時期、
初めて聴いた時の空気感を纏ったような
懐かしさと美しさがあった。

MCで、ドリンクを飲みながら
柳『僕は、いつもステージドリンクに
あったかい、喉にいいお茶(スロートコート)
飲んでるんですけど。
今日水筒忘れちゃって、のぶに連絡して、
水筒借りたんですけど。(水筒の外装が)
真っ黄色だし、なんかマスカットくさいw』

『忘れたの柳田さんやろw』
『せっかく貸してくれたのに』と
メンバーからのチャチャが入りつつ。

呼んでくれたIvyに感謝を述べつつ、
SHE'Sとは6.7年ぶりって話をして。
柳『昔は対バンとか、
バチバチしてた時もあったんだけど。
今は平和にいきたいし、普通に仲良しだし。

Ivyのカワイ君とかSHE'Sの竜馬君とか、
ずっとうちの楽屋いたくらい仲良くて、
僕が自分が行ったアメリカの話したりしてましたからね』

柳『平和に、ぶつかりたい。
バンド同士とも、皆とも。心で』

みたいな話して始まった『LOVE』
やさしい気持ちで心が温まって、
幸せな気持ちになった。

『ラスト』って言われて、
『夜間飛行』が始まって
本当にあっという間な楽しい時間だった。

『あとは、のぶがかっこいいライブしてくれるから』って去ってった。
SHE'Sも神サイも盛り上げて、最後に演奏する
Ivyに繋げられるようなライブをしていた。
3バンドで皆を楽しませようって、
意気込みが伝わってくる。

最後に『Ivy to Fraudulent Game』

2バンドも見てると
その空気感を引きずってしまいそうになるけど、
一瞬にしてIvyのステージに変わった。

ちょっとライブ行けてなかったIvyは、
行けてなかったの悔やみたくなるくらい
凄まじくカッコ良かった。

ライブで初めて聴く曲も、
自然と拳を突き上げたくなる感じ。
音楽って本当に素晴らしい。

腕とか、もう限界だったけど、
拳で答えたいというか…
今日で全部、力使い果たしてもいいと思った。

IvyはIvyで色々あったけれど、
今、そこに立ってくれて、
聴かせてくれるステージが、
全てを物語っていた。

弾ける笑顔に、楽しそうなステージ、
ひたすらにかっこいい音楽を鳴り響かせて
眩く煌々と輝いていた。

のぶさんがMCで
『今日みたいな楽しい日も
あるけど楽しいばかりじゃない。
しんどい日もある。
でも一言、言わせてくれ。
君たちは最高で。
俺たちは最強だ!

それだけは覚えておいて!
難しいことは言わないから!

俺たちが!君の!ロックバンドだ!!

今日みたいな日があることを覚えておいて。
人生は最高だ!』
みたいな話したあとに、
『Memento Mori』歌うから、
涙が止まらなかった。

今日の2バンドとも、ずっと繋がりがあって、
お互いの音楽を聴きに行ったりして。

聴きにいくといいライブしてて『悔しいな』って思う場面もあったそうなんだけど。
そういう悔しさだったりも、
音楽を作る活力になってるんだろうなって思った。

en.で歌ってくれた『革命』は、
楽しくて、眩しくて。
Ivyが音楽を続けてくれるという選択を
してくれた事に、ただただ感謝した。

辞めてしまっていたら、
私は、今日この場にいないかもしれない。

バンドは、儚い。
何が起きるかわからない。
今までだって好きなバンドのメンバーが
脱退したり、解散したりする時があって。
その度に苦しかったけど。

メンバーが生きている事、
バンドを続けてくれる事。
こうしてステージに立ってくれている事、
音楽を鳴らしてくれる事が『奇跡』だ。

のぶさんは『ここに皆が立ってくれてるのが
『希望』と言ってくれてたけど。

音楽が楽しい。
今日みたいな最高な日がある。
それが活力だし、私にとっての『希望』だ。


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