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「みんなでつくる中国山地」第4号お届けレポート ㊤ 

 10月28日に発売となった年刊誌「みんなでつくる中国山地」第4号。今回は取材先へのお届けレポートを。

 私が取材&執筆したのは、100年続ける人気企画「いまつくられている中国山地」内の2本の記事。山口県周南市鹿野地区で定期的に開かれているイベント「鹿野かくれがマルシェ」と、山口市佐山地区で有機農業に取り組むグループ「さやまエコビレッジ」を紹介した。

さやまエコビレッジの宮崎さんに会いに「食堂life」へ

まずは11月10日、「さやまエコビレッジ」の宮崎知美さんを訪問。宮崎さんが新しく始めたレストラン「食堂life」を初めて訪れた。私が「中国山地」の取材をした4月はまだお店のオープンに向けて準備中だったが、7月にオープンした。山口のウェブマガジン「山口さん」にも取り上げられている。

お店は、山口市南部、佐山にある農産物などの販売所「お米の可能性研究所」を間借りして金~日曜日に営業。季節の野菜をふんだんに使ったランチプレートが味わえる。私は有機栽培のニンジンを皮ごと使ったキャロットケーキと、ちょっと甘めのベトナムコーヒーのセットをいただいた。キャロットケーキはスパイスが効いて、クリームチーズがアクセントになって大人の味に。テイクアウトもできるようになったとのことで、次回の楽しみが増えた。

人と人をつなぐ場所に

宮崎さんは、仲間と畑で野菜を育てるようになって、「食べるものを自分でつくる」価値に目覚めたという。キッチンカーでの営業を経て、念願のお店をオープンすることができた。自分の「やりたいこと」と真摯に向き合い、丁寧に掘り下げながら、一歩一歩実行に移している。その行動力に毎回驚かされる。食堂lifeが、お客さんとの交流の中でこれからどういう場に育っていくのか楽しみだ。

お届けした第4号は、農業や食に関するステキな本ばかりが並んでいる棚に一緒に置いてくださるとのこと。お店に立ち寄った際に手に取ってもらえたら嬉しい。

今回は現地で写真を撮る余裕がなかったので、店内や料理の写真は「山口さん」や食堂lifeのInstagramでチェックしてほしい。

https://www.instagram.com/life_yamaguchi/

「みんなでつくる中国山地」とは?

過疎の発祥地と言われる中国山地から「過疎は終わった!」というフレーズとともに2020年に誕生した新しいローカルメディア(年刊誌)。1年に1冊、100年出し続けることを目指している。

「みんなでつくる中国山地」第4号発刊の記事はこちら






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