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あの声は今。


こんにちは。DDDさとこです。

僕については『自己紹介』https://note.mu/satokoddd/n/n2bb49d7b83e2 をご覧下さい。

今回のディズニーnoteは『吹き替え』に的を絞って書いていきます。

なので『字幕派』な方や興味の無い方にはあまり面白くないかも知れません。

その分『吹き替えファン』にはお楽しみ頂ける内容だと思いますので、最後までお読み頂けると嬉しいです。

目次

【声優交代】

『アラジン』羽賀研二、三木眞一郎

『ピーター・パン』岩田光央、林勇

『アリエル』すずきまゆみ、小此木麻理

【一部変更】

『ミッキー・マウス』青柳隆志、星野貴紀

『ウッディ・プライド』唐沢寿明、辻谷耕史

【特例】

『ジーニー』山寺宏一

あとがき

ブエナ・ビスタ版のみに限定。

【声優交代】

アラジン

アラジンの吹き替えと言えば、初代の羽賀研二と2代目の三木眞一郎に意見が分かれる。それぞれに良さがあり、前者は『柔らかく中性的』後者は『勇ましく軽やか』
羽賀研二は主にタレントや歌手をしていた人物。三木眞一郎は声優で『ポケットモンスター』コジロウや『頭文字D』藤原拓海(主人公)が有名。
初代・羽賀はVHSでの1と2で声を担当。2代目・三木は3から担当し、以降の関連作は再販版含め全て演じている。そもそも何故交代に至ったのかは敢えて詳しく記述しない。公式自体も理由を明確にはしていないので、気になる人は自分で調べてみてほしい。
歌唱担当は変わらず石井一孝。声質の近い羽賀ver.は歌唱シーンとセリフとの違和感がほぼ無いので、三木ver.と聴き比べるのも面白い。特に分かるのは『ホール・ニュー・ワールド』の場面。ビデオを探してでも聴く価値あり。是非。

ピーター・パン

ピーター・パンは一作目と二作目以降で吹き替えが変更になっている。とはいえ、何十年もの間隔があり英語版のキャストも変わっているので、吹き替えもそれに合わせて変更になった可能性が高い。
1での担当声優は岩田光央。『Mr.インクレディブル』インクレディボーイ役『AKIRA』金田正太郎(主人公)役が有名。1984年のブエナ・ビスタ版から吹き替えており、ゲーム『キングダムハーツ』第1作目でもピーターパンを演じている。

2での担当声優は林勇。主に吹き替えで活躍する声優で『キングダムハーツ』2作目以降のピーターパンは岩田から引き継いで演じている。
文献や情報が無いので100%そうとは言えないが、TDLのアトラクション『ピーターパン空の旅』ではまた違う人物が演じている。逆に『ミッキーのフィルハーマジック』でのピーターパンは岩田光央(DVD音源を使用しているので)。
ちなみに『Kinect:ディズニーランド・アドベンチャーズ』では更に違う声優が演じている。アニメーション、ゲーム、アトラクションで吹き替えキャストがここまで異なるキャラクターも珍しい。あなたはどのパンが好き?

アリエル

ご存知リトル・マーメイドの主人公にして4人目のディズニー・プリンセス。映画版からTVアニメーション『小さなプリンセス ソフィア』のゲスト出演に至るまで芝居/歌唱全てを すずきまゆみ が吹き替えている。
『パート・オブ・ユア・ワールド』が非常に有名なので『アリエルと言えばこの声!』というイメージが強く定着している。しかし『シュガー・ラッシュ:オンライン』にて小此木まり に交代した。

すずき は他にも『ターザン』のヒロイン・ジェーンや『ムーラン』では主人公のムーラン(芝居のみ)、『眠れる森の美女』にてオーロラ姫も演じている。ディズニー・プリンセスを3役も担当していた声優である。
小此木は『塔の上のラプンツェル』にてラプンツェルの歌唱を担当していた(芝居は中川翔子)が、TVシリーズ化に伴い降板。現在ラプンツェルは芝居/歌唱ともに中川が演じている。
『〜オンライン』では私服姿のアリエルが見られると共に、小此木ver.の『パート・オブ・ユア・ワールド』(の替え歌)を1フレーズのみ聴く事が出来る。初代とはまた違った味わいが楽しめるのでこちらも是非観てみてほしい。

【一部変更】

ミッキー・マウス

ミッキーの吹き替えと言えば、大学教授でも知られる青柳隆志が91年から担当しているが、2019年から声優の星野貴紀に交代した。実に27年にも渡って世界的キャラクターを吹き替えた。
それに伴い『キングダムハーツ3』や現在放送中のTVシリーズ、パークのミッキー音声は星野に変更して収録されている。理由について公式からの発表は無く、完全な交代なのか一時的な代役なのかも不明。一刻も早い復活が望まれる。

青柳の高く細い裏声に対して、星野ミッキーは太く重たい性質があるので『声優』に詳しくない人でも一度聴けば変わった事に気付くだろう。

ウッディ・プライド

長年にわたりトイ・ストーリーシリーズの主人公を務めるカウボーイ人形。吹き替えは俳優で知られる唐沢寿明。3までのナンバリングタイトルやその続きを描く短編シリーズ全てでウッディ役を担当している。
そしてもう一人のウッディと言えるのが、声優の辻谷耕史。『犬夜叉』弥勒 や『ガンダムF91』シーブック・アノー(主人公)で知られている。ゲーム作品やパークでのパレードやショー音声、番外編『バズ・ライトイヤー〜帝王ザーグを倒せ〜』で同じく長期にわたり担当していた。

1作目のみ俳優が担当し2作目から声優に代わるパターンが多い中で、長年一人のキャラクターに二人の吹き替えが付いていたというのはかなり珍しい。映画のみ観ていたファンとパークに遊びに行くファンとで『どちらのウッディが好きか?』の意見は分かれそうだ。

【特例】

ジーニー

今までの例とは逆を行くのが声優の山寺宏一。氏は10を越えるディズニーキャラクターを担当しているが、その中でもジーニーの吹き替えについては他に類を見ない現象が起きている。
というのも、原音(英語版)の声優は初代のロビン・ウィリアムズから2代目のダン・カステラネタに交代しているし、実写版はウィル・スミスが務めている。少なくとも映像作品のジーニーには3人の役者が関わっているのである。しかし山寺はこれら全てを吹き替えた。
つまり『この俳優ならこの声優』というキャスティングではなく、ジーニー=山寺宏一という強烈なイメージが、実写版での起用に繋がった1つの要因と考えられる。

映画版、続編OVA、ゲーム作品、パーク音声から実写版に至るまで一貫して『ジーニー』を演じ続ける山寺宏一。これからも素敵な芝居と素晴らしい歌声で我々を魅了してくれるだろう。


あとがき

という訳で今回は『吹き替え』特に声優交代に的を絞って書かせて頂きました!如何でしたか?

このnoteで取り上げた以外にも沢山のキャラクターの声が変わっているし、同じ作品でも何種類もの吹き替えが存在しています。

なので『ブエナ・ビスタ版』と呼ばれる、現在公式が『この声優』と定めているver.に限定しました。今回ご紹介した中では全て『初代』が僕のお気に入りですが、アラジンやアリエルについては2代目も非常に良かったです。

特にアリエルは小此木まりさん版での『リトル・マーメイド』が作られるなら観てみたい!と思うほど。きっと皆さんも『シュガー・ラッシュ:オンライン』のアリエルを聴いたらそう思うかと。

ピーターパンについては交代した今でも岩田さんの声を『アトラクションで聴ける!』事が非常にポイント高いです。フィルハーマジックでパンの声を聴くと僕はとても嬉しい気持ちになる。

このまま書いていると『好き』が溢れて延々と綴ってしまいそうなので、この辺で。また次回も『少しコア』なディズニーnoteを更新するので宜しくお願い致します!

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それではまた次回。

DDDさとこ。 でした!



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