私たち夫婦の今とこれから。〜夫婦の愛情には「もう遅い」が、やっぱりあると思う。〜
お互いに心は自由。
恋愛・不倫トラブルに巻き込まれたり、
急に駆け落ちして消えるとかしないなら、
他に好きな人ができてもいい。
そして、
夫の側に好きな人ができて
離婚したいと言われれば
私は受け入れる。
夫とそんな話し合いをしたのは
昨年の春でした。
その後、
できれば再構築を目指したいという
夫の想いに付き合って、
「毎日の家族的ハグ」みたいなことを
やってみたけれど、
私の方がやっぱり無理で、お断りして。
そんなこんなで、
夫婦生活はもとより、
男女の愛情表現も
スキンシップも皆無の毎日を過ごしつつ
今に至る私たち。
今回は、
そんな我が家の夫婦関係、家族関係が
今現在どうなっているか、
そして、これから私たち夫婦が
どうなっていくかの見通し
のお話をしようと思います。
まずは、
「婚外恋愛」事情と夫婦の間の空気感について
です。
「婚外恋愛」については、
マッチングアプリやら
職場恋愛やら
そういったことに手を出して
お相手を探すというのは
私は(たぶん夫も)全くしてません。
もちろん、
男女の情事を想起させる
怪しげな単独外出も
お互いにほぼありません。
元々、家庭の用事足しは
食材の買い出しなども含め
基本どちらか1人で行く習慣になってますし、
飲み会も縛りなく送り出し合っているので
互いに度々1人で長時間
家を空けることはあります。
だから、実際どうなのかは
確かめられませんし、
確かめようとも思いませんが…。
ぶっちゃけ、
家を空けるのが
子どもたちがないがしろにされていると
感じる程の頻度にならなければ
それでいいんですよね。
実は夫からは
ネットゲームを介して知り合い、
親密になった女性から
会おう会おうと誘惑されて
誘惑に負けそうで困っていると
昨夏相談されてました。
(夫氏、素直過ぎて逆におもしろいw)
それに対して私は、
誰かに好きだなぁと思う気持ちを抱いたり、
本音を打ち明けられる人がいるのは
素敵なこと。
大切に関係を育めばいいんじゃない?
ただ、破滅的な思考になる人なら危険だから、
そっちの方向に行きそうなら
つられてしまわように気をつけた方がいいかも。
なんてこたえました。
結局今のところ、
夫の自己申告では、その方とは
「まだ、会ってはいない」
とのことですが、
そんなこともあり、
夫の側に心を寄せる相手が
全くいないわけではないのは
うっすら感じています。
でも、そのことで自分の中に嫉妬心や
怒りといった類の感情が
沸いてくることは全くなくて、
あー、やっぱりもう
夫を好きではないんだなぁ…と
確証を得てしまいました💦
まぁ、子どもたち含め、
皆の心が平穏でいられるよう
ウマくやってくださいな。
と、思うだけです。
そもそも、
夫婦関係がどうこう以前に
我が家、
思春期真っ只中、
受験真っ只中の、
大事な子どもたちがいますからね。
夫婦共に子どもの心と
子どもとの時間が第一なのですよ。
まがりなりにも、
父親、母親してますから、
私たちは婚外恋愛を
認め合ってるからいいのよ!
自分が愛し愛される時間が大切なの!
なんてことを言い、
色恋ごとにうつつを抜かして、
頻繁に子どもを放置して
家を空けるなんて、
子どもの心を波立たせることは
到底できないわけです😅
そして、2人とも今の仕事は、
出張もなく、
その上、激務職場でもないですから
連日深夜残業にも
連日飲み会にもなりえず、
仕事を理由に
家にいられないなんて状況に
陥るはずもなく。
結果、プライベートは基本、
家事と子どもに時間を使い、
それ以外は、
夫婦それぞれ別々に
家でネットや本の世界で楽しみ、
たまに、お友達やら仕事の付き合いやらで
夜飲みに行くなどしながら、
これまでと変わらず、
険悪になることも、ギスギスすることもなく、
それなりに円満にうまくやっている。
そんな状況です。
もう一つは、
私がずーーっとモヤモヤしていた、
夫の子どもや家事との
向き合い方についてです。
こちらに関して、
ここ数ヶ月、夫は
息子の受験勉強のサポートに
本腰を入れて取り組んでくれているんですよね。
息子は塾が大嫌いで通ってくれず、
かといって自分で計画立てて
受験勉強を進める気配もなく、
ただ時間が過ぎていことを
めちゃくちゃ焦っている。
そんな状況でしたから、
結局、親が子どもの学習計画を立てて
進捗管理して、
わからないところは教えてあげる。
そこまでしてあげないと、
どうにもならなかったんですよね。
私、夫、それぞれで色々とやり方を考え
試行錯誤してきましたが、
最後の数ヶ月の夫の手法が
見事に息子にヒットしたようで、
勉強の波にどうにか乗ることができ、
夫も毎夜毎夜息子の勉強に付き合ってました。
実際、夫の方がよっぽど丁寧で、
上手なんですよね。
パニックを起こしがちな息子を
うまくなだめて、
嫌にならないように配慮しながら
少しずつ少しずつ進めていってくれて。
今ではだいぶ勉強の習慣がついてきて
点数も徐々に上がってきたんです。
私は、
やらなければならないことを
あれもこれもと押し付けすぎて
息子がパニックになってキレて、
そしてそれにつられて
私もイライラして言い合いになり、
すぐに息子のやる気を削いでしまっていたのですが…
夫はそんなこともなく
気長に付き合ってあげていて。
すごいなぁ…と感心してます。
おかげで、私は夫が苦手な、
英語だけ、息子の相手をすればいい
という状況になり、
すごーく楽にもなりました。
兎にも角にも
そんな感じで、
かつて、子どもと遊ぶのが苦手で、
遊ぶとは名ばかりで、
子どもの横に佇んで
ただスマホに集中してた夫は、
子どもたちが、
大人なしで遊べるようになるにつれ、
全然相手にされなくなってきてましたが、
少なくとも息子については、
受験勉強を通じて
もう一度絆を深めることが
できたようです。
さらに家事も、
夫は以前に増して
積極的に取り組んでくれるように
なりました。
この問題に関しては、
ここ数年、
私からの指示待ちや、
私の後ろにくっついて来て
同じことを手伝おうとするのではなく、
今足りていないのは何か、
自分で考えて動いて!
ということを、
マイルドに、かつはっきりと
伝え続けていて。
さらに家事全般に
ものすごく無頓着な夫のために、
やるなら、
私が本来目指したい状態はここ。
(夫の作業でそこまで辿り着かなくても
いいけれど)
という部分の共有も
徐々に進めてきました。
例えば、食事の支度なら、
米と肉だけとか、パンだけとか、
満腹になればいいというのではない。
簡単でいいから
炭水化物、タンパク質、野菜
栄養バランスを考えて用意してね、
とか。
そんな簡単なことだけ
なんですけど…
そうやって、
最近はようやく、
夫が、平日・休日に限らず、
夕食はある程度自主的にメニューを考えて、
私に提案して買い出しして、
間に合えば自分で作る、
というところまでやってくれるように
なりました。
そのおかげで、
私は、食べたいけれど
子どもが嫌いだからと、
以前は作るのを諦めていたメニューを
作れる日が増えてきており、
それはもちろん、
夫も食べるので、
夫自身の食事も豊かになり、
夫の働きがWin-Winに
効いているところでもあります。
そんなこんなで、
我が家は今、
子どもが生まれきて史上、
最高に穏やかな毎日が
流れています。
息子は時々イラつくけれど、
イライラの理由はたいてい
理解できますし、長引きません。
娘は、
私とたくさんのおしゃべりを
重ねたことで、
心の内を吐き出せたのか、
以前みたいに
悩んで泣いて親を拒絶して
口を閉ざして部屋に引き篭もることは
なくなりました。
夫婦間、親子間ともに、
みな自分のペースで
1人の時間を過ごしたり
リビングで誰かと取り留めもない
おしゃべりをしたりして過ごしていて、
今や空気がピリつくことは
ほとんどありません。
ありがたや、ありがたや。
こうなれたのは、
やはり、夫自身が
家事や子どものことに
しっかり向き合おうと
意識を変えてくれたからかなと
私は思っています。
そして、こんなふうに
夫の意識が大きく変わるきっかけは、
もしかすると、
私との婚外許容の取り決めを
したことで、
家庭における自分の立ち位置に
危機感を覚えたこと、
なのかもしれないな
と、私は思っています。
私が、婚外のことを
夫に相談する前は、
夫自身、私が夫のことを
好きでいてくれているのだろうと
思っていたそうです。
まぁ、そうですよね。
好き好き大好き!
って言って結婚したわけですから。
子どもが生まれるまで、私は
夫に尽くしまくっていましたしね。
妻は自分のことが好きで、
自分に対して、
基本何かしてあげたいと
思っているはず。
無意識にそう思って
安心していたのだと思うのです。
だから、
仕事をがんばっていればいい、
経済的に安心感を与え、
妻の全てを許容し、
困った時に助け舟が出せればいいと、
そんなふうに思っていたのでは
ないでしょうか。
結果、日常的な家の中のことや
子どもの心のケアのことに
そんなに意識を向けていなかった。
頻繁に妻に「いつもありがとう」
そう言っていれば、
感謝していればそれで良しと
してしまっていた。
でも今回、自分は
妻に好かれていないという
現実に直面し、
ちゃんと家庭の中で戦力にならないと、
そして、子どもたちと心のつながりを
保っていないと、
いずれ1人になってしまうかもしれない。
そんな危機感が夫の中に生まれたことで、
家庭内の自分の過ごし方を見直して、
自分からしっかりと
家族の絆に絡み付いていこうという
意識を持つことができるように
なってきたのかなという気がします。
そういう意味では
もうあなたを愛してないと
早い段階で打ち明けたのは
我が家では有効だったのかも
しれないなと思います。
一方で、
夫のその危機感が
変な束縛や自己憐憫、
現実逃避、
はたまた破滅的な思考の方に
向かなかったのは、
夫の心の強さかなと思います。
おかげで子どもたちも私も、
穏やかな気持ちで過ごせていることは
夫に本当に感謝しているところなのです。
すばらしい夫氏!
ありがたい夫氏!
…ただ、
そんな夫の姿を見たとしても、
残念ながら、
「愛しい」という気持ちは
まーーーったく沸いてきません。
それとこれとは別、
なんですよね。
そもそも私にとって、
家庭で夫とコミュニケーションを取るのは、
今やほぼ「仕事」的な感覚に近いのです。
雑談も含めて「仕事」なのです。
今いるこの環境を、
精神的・物理的に、
いかに穏やかに明るい雰囲気に
整えるかを意識して、
常に自分の行動や、
自分のまとう雰囲気を
決めているのです。
家で私は、
子どもにも、夫に対しても
いつもにこやかで楽しげに振る舞っています。
それでも夫が、
「私が何を考えているかよくわからない」
という原因は、ここにあると思います。
「好き」だから
笑顔を向けて夫と一緒にいるのではなく、
「一緒にいなければならない」から
快適でいられるための配慮として
笑顔で過ごしている。
私が夫に向ける笑顔は
「好き」から自然に生まれるものではなく、
そういう「配慮」から意図的に
生み出しているものだからです。
「好き」のスイッチは
どうやっても、
自分で意図的に押すことはできないのです、
夫は、私からの「好き」の気持ちを
失いたくなかったなら、
私が夫を好きでいるうちに、
…私が夫を想い、毎年誕生日に
その一年の思い出アルバムを
作ってプレゼントしていた
(健気過ぎる!)
10年近く前までのあの頃に、
もっと私に思いを寄せて
私をケアすべきだったのです。
恥ずかしい、
拒絶される、
怖いなどと
言ってないで、
そっちから
言葉やスキンシップで
私にも子どもにも
ひっくるめて
愛情表現してくれれば
よかったのです。
そして、
日々、雑談しているのに、
その中にあったはずの
私が何を欲しているかの話題など
何にも頭に残っておらず、
誕生日プレゼントには
私が全く飲めない
ウイスキーのグラスや
全く私の趣味じゃない
パジャマを
勝手に買って来て
押し付けたり、
挙げ句の果てに
私の誕生日を忘れる…
なんていうのでなく、
私に興味を持ち、
私が何を思い、
何が好きなのか
心を寄せて
一つ一つ雑談の中で
聞いてくれればよかったのです。
それをしようと
思いいたらなかった。
そういう思考が
浮かんでこなかった。
そうならば、
夫の中で私への愛は
所詮そんなものだったんだな。
ということなのです。
夫は、あの頃は
仕事でメンタルやられてたんだよね。
…そう言います。
確かにあの頃夫は
メンタルも体調もやられてました。
私もメンタルやられるほど
仕事が忙しかったことはありますから
わかります。
プラスα子育てもあって
ホントに大変でした。
夫はあの頃もよく
がんばってくれました。
私どころではない。
愛情表現どころではない。
十分理解できるんです。
だから、
あの頃の夫の振る舞いを、
私に興味を持たなかった
その思考回路を
非難しているわけではないのです。
夫が、私に愛情を
降り注げなかったのは
仕方ないのです。
そして同じく、
私が夫への愛情を失ったのも
仕方ないのです。
だから、夫婦間に
愛情がもうないことも、
多分もう二度と
愛情を呼び起こせないのも
仕方ないのです。
「もう遅い」
って、
あると思うのです。
今、夫がこうやって
私に意識を向けようと、
私が何を思ってるか
知ろうと努力をしても
もう遅いのです。
スキンシップを
図ろうとしても、
もう遅いのです。
それを受け入れる
「好き」の気持ちが
私にはもうないのですから。
だからといって、
夫が家事や育児を
努力することは
無駄ではありません。
その努力は
父として、
子どものために
当たり前にすべきこと
だからです。
私も、
夫が心地よくいられるように
そして子どもが安心して楽しく
日々過ごせるように
これからも
努力も協力も惜しみません。
(でも、無理もしません笑)
私たちはもう家族で、
一緒にいるのですから。
自分が心地よく暮らすために、
子どもの安心して暮らせる場所を
守るために、
夫婦が共に努力や配慮をすることは
子どものために欠かせないもので、
それは家族としての「義務」
なのだと思うのです。
夫婦間の愛情とは、別の次元のもの。
そして、そうやって守った
暖かい家庭の空気の中で、
子どもたちが
私たちに向けてくれる
無防備で素直な感情は
何にも変え難い
幸せをもたらしてくれる
尊いものなのです。
だから、2人で守るべき子どもたちが
自立して歩いていけるようになるまでは、
そうやってこの家庭を守り続けようと思います。
そして、
その後は…
その時その時
夫と話し合って、
決めていくことになるのでしょう。
互いに心は自由なままで。
男女の愛だけでなく
いろんなことを楽しむことも、
それぞれ別々に、
自由に。
互いを縛ることなく、
互いに干渉することもなく。
そして、
子どものいない生活になった時、
子どもを育てること以外に、
まだ家族として、
互いに、支え合う必要にせまられる部分があるのか。
その時の状況を踏まえ、
夫婦という枠組みを残し続けるのか
なくすのか、
メリット、デメリット
照らし合わせて
話し合って
決めるのでしょう。
私たち夫婦の今と今後の見通しは
そんな感じです。
さて、「私たち夫婦の今とこれから。」
のお話は、これでおしまいです。
なんとなんと、
6000字近くの大作に
なってしまいました💦
短くまとめて簡潔にという表現は
私にはとても難しくて…😵💫
最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました😌
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?