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昇り龍

今日はお茶のお稽古。
お茶室に入って目に飛び込んできたお軸は、初めて見るものだった。

紺地に金泥で描かれた一筆書きの昇り龍。
別のお軸で、紺地に金泥で書かれた「寿」というものと、印象がとても似てるなと思ったら、同じ人によるものだった。

香合は、能面を入れる箱の形をしたもので、「龍」の文字が書かれていて、これも辰年にちなんだもの。

先週、先生は京都のお家元の初釜に行かれていて、その時使われていた火箸には、三本爪でつかまれたキラキラ光る水晶がついていたそう。

この時しか使えない!というものは、とっても贅沢。
つい、いつでも使えるものを、と思ってしまうけど、そういうものは結局飽きて使わなくなってしまったりする。

季節のもの、その時しか味わえないものを感じるのも、お茶の楽しみの1つだなぁと思う。

今日のお稽古では久々に数茶をした。
表千家七代の如心斎の時につくられた七事式の一つ。

いつものお稽古とは違った形で、新鮮。
うちの先生はこうやって、色々なことをお勉強させてくれるので、とてもありがたい。

今日は1日雨で、結構しっかり降っていたので、着物は何にしようか迷った。
薄い色味のものは雨を跳ね上げると嫌だしなぁ。
でも、空が暗いのに着物も黒っぽいのもなぁ。

というわけで、少し赤みのある紫の着物に、明るめの黄色の帯にした。

着物はおばあちゃんの箪笥にあったもので、私にはちょっと身幅が広い。
帯は昔リサイクルで買ったもの。

これに赤い雨ゴートを着てお稽古へ。

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