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春入千林処々鶯

今日はお茶のお稽古。
お軸は「春入千林処々鶯(はるせんりんにいる しょしょにうぐいす)」

本来は禅語の「春入千林処々花 沈萬水家々月」で、鶯ではなく花だそう。

春になると、どこの林もみな一斉に芽吹き、どこもかしこも花だらけである。
また秋ともなると、水という水はみな清く澄んで月をうつし、到るところことごとく月だらけである。

表千家のお家元の初釜では毎年、宗旦筆の「春入千林処々鶯」が掛けられるそうで、うちの先生のところのお軸も花ではなく鶯。

お花は椿の祐閑寺名月と、赤い実のついたものが生けられていた。
赤い実の正体は教えてもらえず、宿題にされてしまった。
ネットで見た感じからすると、ヤブコウジのような気もする。

今月のお棚は及台子で、総飾り。
普通のお棚だとない火箸の扱いもあって、そんなほんの少しの違いで、礼のタイミングとか色々なことに戸惑ってしまう。

でも、そうやっていつもと違うことをやるから意識もするし勉強にもなるので、毎月お棚を変えたり、色々なお稽古をさせてくれる先生は本当にありがたい。

今日はお稽古に行く時はまだ少しだけ雨が降ってたので、悩んだ末にウールの着物にした。

着物は親戚にもらったもので、帯はおばあちゃんの箪笥にあったもの。

好きな着物なんだけど、私には顔映りがあんまり良くないので、明るいピンクの羽織を着ていった。

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