紙についてのnote、始めます。

こんにちは。

わたしは2年前まで特殊紙の専門商社で営業として働いていました。

デザイナーさんに紙の新商品の紹介をする仕事が中心でしたが、他にも文具メーカーさんへのルートセールスや、企業さんの紙雑貨の商品開発にも携わらせてもらいました。そのとき得た経験はかけがえのないものです。

紙業界から離れたこの2年の間も、ありがたいことにちびっこうべという神戸のイベントで子どもたちに紙について教える機会をいただいたり、ときどきデザイナーさんから紙について質問を受けたりしています。

プライベートでも相変わらず、

本屋に行って本のカバーを外し、表紙の紙を確認する癖は抜けていませんし、

突然「あ！タントだ！」などと言って同行者を困らせたりしています。

今はどちらかというとWebに近い仕事をしているのですが、全然紙の世界とは違って当初は驚きでした。

ただ時間に余裕ができたのと、仕事でしょっちゅう文章を書くようになったこと、そして2020年大きく変わった世界と仕事環境の中で、わたしもご多分に漏れず「自分に何ができるか」「これからの生き方」などを悶々と考えるようになり、

紙について発信してみようと思いました。（唐突）

紙についてのnoteを始める理由

「紙について聞きたいけど誰に聞いたらいいかわからない」

営業時代にデザイナーさんによく言われた言葉です。

確かに、紙屋の営業もすべてのデザイナーさんを回りきれる余裕はないし、学生さんだったらなおさら。

あとWebの世界に関わるようになって気づいたことは、紙のことを知りたいと思ったとして、みんな何で調べるってやっぱりWebじゃないでしょうか？

「紙のこと調べるぞー、よーし紙についての本探そう！」

となる前に、スマホなりPCなりで「紙」って検索すると思うんですよね。

けど、紙についての知識や情報がまとまっているサイトって意外とないような気がしていて。

そんな紙について知りたいけど誰に聞いたらいいかわからない人に、ちょっとでも参考になったり、「紙って面白いな」って思ってもらえる場所（ページ）ができたらいいかなと考えnoteを始めることにしました。

もちろん、最終的には「紙は触ってこそナンボ」の素材なので、実際に手に触れてその質感を楽しむべきではあるのですが、その導入としてはもうWebがふさわしい時代だろうなと思います。

あと仕事じゃない「好きなことの文章を書きたい」欲を満たす、半分以上自分のためという側面もあると正直に書いておきます。

スタンス

・基本はポジティブに。「紙っていいなー」「この紙の使い方可愛い！」とか、そんなスタンスです。

・紙って厚みの表し方やT目とかY目など独特の言い回しがあるので、そのあたりを簡単にまとめてみたり、気になった装丁の紙について考えたり、今のところはそういった内容を考えています。

・文房具や紙雑貨についてはもう色々と取り上げられていると思うので、あまり触れない気がします。なんせ本人があまり物欲がないタイプなので、紙に限らず雑貨を集めるということをしないからです（おい）。

・紙屋さんに戻って紙を売りたいとかそういうことでは全然ないです。紙好きの一般人です。

そんなわけで

どこかの企業に属しているわけではないので、逆に好きに紙のことが書けるんじゃないかなと思っています。

会社に属していると自社製品をすすめないといけないですからね。

とはいえ、約8年お世話になった会社の紙の話が多くなるかなとは思いますが。（単純に知識が多いから）

そんなわけで、定期的に更新するつもりで頑張ります。

よろしくお願いします！