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お酢を無駄にしないシメサバ

長崎県対馬の伊奈サバ漁体験!持続可能な漁業を実践している合同会社フラットアワーの銭本慧さんの漁に同行させていただいた。

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刺身で10日間も食べられる?!

飲食店とも直接やりとりをしている銭本さん。サバは釣ったその瞬間から悪くなっていき「サバの生き腐れ」と言われるほど足が速い魚。
そんなサバでも、釣ってすぐに船の上で処理をすれば、吊り上げてからなんと10日間も刺身で食べられるそう!!

脳天締めとエラからの血抜き

がポイント!
せっかくなので、買って帰り、刺身、シメサバなどでいただきました!

日本海側と太平洋側のアニサキスの違い

サバはそもそも足が速い魚だけれど、もう一つ、刺身で食べるのに懸念されるのがアニサキス。
糸みたいな細い寄生虫で、人間が食べると腹痛(激痛)になる。

アニサキスを殺すには、
①魚介類を冷凍する
②加熱して食べる
のが効果的と言われている。

サバやカツオなどの青魚に多く、イカなどにも寄生しているアニサキス。けれども、アニサキスにも種類があると、銭本さんから教えていただいた。

「太平洋側のアニサキスは、私たちの可食部(お刺身になる部分)まで入り込む性質があるんですが、日本海側のアニサキスはその性質が弱く、可食部にはあまり入り込まないと言われています。だから、日本海側のサバの方が、より安心して刺身で食べられるということがあります」

伊豆で釣ったそのままのサバをクーラーボックスに入れ、3日後に刺身で食べた私って…知らぬが仏の強運でした(笑)。

ひたひたにしたお酢はどこへいく?

元々シメサバや青魚の刺身は嫌いだったんだけど、自分で作ったシメサバはうまし!数回しか作ったことがない料理だけれど、たいていのシメサバレシピには

「…お酢をサバが隠れるくらいひたひたにして…」

と書いてある。我が家には変なお酢がないので、捨てたくない…って事で思いついた、お酢を無駄にしないシメサバづくり!

シメサバ材料

・新鮮なサバ
・塩
・酢(mikuraの月下使用)

シメサバ作り方(伊奈サバージョン)

1. サバを3枚におろし、半身の両面に塩をふり、30分くらい冷蔵庫に置く。
 →塩をせずにいきなり酢につけると、身のしまりが悪く、味もぼやける。
2. 塩を酢でサッと洗い流し、キッチンペーパーで水気を拭く。
3. うっすら酢を注いだバットにサバを並べて、キッチンペーパーをのせる。
4. お酢をキッチンペーパーの上からかける。(お酢を無駄にしないのはここですよー!なぜ今まで気づかなかった!)

5. ラップをして冷蔵庫で5分ほど寝かせる。
6.頭がついていた方から尾に向かって皮を引く。
7. 切って盛り付けて完成。皮をバーナーで炙ってもうまい!

頭も骨も捨てません!潮汁

魚を1匹まるまる買ったら、汁やカマ焼きなども楽しめるのが醍醐味ですねぇ。

頭→昆布出汁の潮汁やカマ焼き
背骨→グリルで焼いて身を食べて、残った骨は出汁を取る。なんなら、そのあと素揚げして食べる!

生産者がわかるからこそ、なおさら無駄にしたくないって思いますね!

リンク

銭本さんのお魚が食べたい方はこちらから


そもそも、なぜサバ漁に同行したのか?それは、オンラインフェスのため。
サバ漁にの様子と、銭本さんの取り組みは下記YouTubeの
17:27「究極の鯖の味噌煮を食べよう!」
35:05「ちいさくて強い漁業を創る」
をご覧ください。

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