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KOMBCHA(コンブチャ)の育て方~一次発酵~

紅茶キノコと呼ばれ、1970年代に日本でブームになった(らしい)コンブチャ。近年の健康ブームでまたじわじわと広がってきているみたい。

日本語では「コンブチャ」は「昆布茶」をイメージしちゃうけれど、「KOMBCHA」は全くの別物。紅茶を発酵させた微炭酸の発酵飲料です。名前や起源については、よくわかっていないそう。2000年ほどの歴史があると言われ、昔から健康飲料として親しまれています。

ただ、このコンブチャ、個人的にはおいしいと思ったことがなかったんです。(EMをやっている人はわかるかもしれないけれど、EM活性液の味がした(笑)。)
たまたま、発酵仲間のところで飲ませてもらった自家製コンブチャがおいしくでビックリ!その味の違いが何なのかはわからないけれど、それ以来おいしくて飲んでます。
甘酒やヨーグルト、味噌汁とか、発酵食品は腸内細菌にいいのは知っているけれど、発酵食品による体の変化を感じたことは特にありませんでした(そもそも健康体)。でも、コンブチャを飲みだしたら私には合っているようで、おなかの調子がいい!おいしくて気軽に飲めるし、作るのも簡単なのでまーまー続いています。

材料

  • 菌株(スコビー。マザーとも呼ばれる。) 
    ※インターネットでスターターキットも販売されています。

  •  紅茶ティーバッグ 2袋(2g×2袋)
    → イオンのフェアトレードアールグレイ紅茶を使用。

  • 水 約1.2L

  • きび糖 100g

  • 広口ガラス瓶
    → 私はエンバランスの2.1Lのピッチャーを使用。

こちらはダイソーの250円広口瓶。

作り方

  1. やかんでお湯を沸かし、沸いたらやかんの中にティーバッグを入れて紅茶を作る。

  2. 紅茶としておいしいくらいの味になったら茶葉を取り出し、きび糖を入れて溶かす。

  3. 30℃くらいになるまで冷ます(コンブチャの菌の至適温度は26~29℃)。

  4. 煮沸消毒orアルコール消毒した清潔な瓶にマザーを入れ、冷ました紅茶を注ぎ、密閉せずに口をキッチンペーパーなどでふさぐ。
    ※コンブチャの菌は好気性(空気を好む)ので、空気が触れるようにしておきます。

  5. 直射日光を避け、常温で3日~1週間ほど発酵させる。
    ※きび糖の甘味が少し抜け、酸味が出てきたら完成。1週間待たないといけないわけではなく、お好みの味の時に飲んでください。

口は開けておく。
ゴミや虫が入らないようにキッチンペーパーと輪ゴムで覆う。

注意とコメント

・ぼよぼよ浮いてくる浮遊物は気にしない。

1週間程度発酵させていくと、表面にうっすら膜が張られます。これは、コンブチャを作っている乳酸菌や酢酸菌、酵母などが作った菌の膜です。これが何層にも集まり、大きくなったものが菌株(スコビー)として販売されているものです。
これは、安全なもので、ナタデココのように食べることもできます。

放っておくとどんどん大きくなる。

・マザーが小さい方は砂糖を多くした方がいい(と思う)。

コンブチャの作り方はインターネットにたくさん載っていますが、私の作り方はとても砂糖が少ないです。私が分けてもらったマザーは大きかった(=菌も多い)ので、少ない砂糖で一気に2Lを作っても今のところ失敗していませんが、マザーが小さい中で少ない砂糖で大量に作ろうとすると失敗しやすいと思います(夏場は特に)
その際は、500mlの水と50gの砂糖で作り、マザーを大きくしながら仕込んだ方が失敗しにくいと思います。

・容器は広口ガラス瓶を推奨。私はエンバランスピッチャー。

発酵して酸が出てきて、その酸によって容器が溶ける危険性があるため、一般的には「広口ガラス瓶」が推奨されています。
私は
①コンブチャを飲む時にお玉を使わないといけないのが面倒くさい。ピッチャーなら注ぐだけ。
②エンバランスはBPAフリーの安全なプラスチック&発酵促進
③エンバランスのメーカーさんが梅干しづくりにも使っている(梅干しの酸の力よりコンブチャの酸のほうが弱いはず)

という理由から、エンバランスピッチャーを使っています。

・味変を楽しむなら二次発酵で。

コンブチャの楽しみ方は二次発酵でさらに発泡性を高めていろんな味を加えるところにもあります。
一次発酵の時にミントを入れて、ミントコンブチャにしてもおいしかったですが、そういうことをすると一次発酵の瓶がたくさん必要になってくるので、味付けは二次発酵で楽しんだ方がいいかな。

一次発酵でミント投入。夏にぴったりなクールコンブチャになった。
ただ、マザーと葉っぱが絡みついて汚く見えるからやめた。

・紅茶以外でも作れる

紅茶じゃなくても、ウーロン茶やルイボスティーなどでも作れます。麦茶は味的に微妙でした(笑)。


二次発酵させたい場合

こちらをご参照下さい。


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