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家庭菜園

 始めたのは子供ができてからだから、家庭菜園を初めて20年くらい過ぎています。最初は市営の貸し出し畑を借りて2~3坪の土地での野菜作りから始まり、今は(家を建てたので)屋上にプランターを並べて家庭菜園にしています。

 市営の畑では隣接区画の野菜作りから、成功例と失敗例の勉強を沢山させてもらいました。無農薬でやるからには向いている野菜と難しい野菜に分かれます。見ていて気の毒だったのはレタス。虫に食われて最終的にはレース生地の様になり何も残らない無残な畑を何度か見ています。不織布で虫が入らない完璧なトンネルでも作らないと無理そうです。
 人参、じゃがいも、ナス、ミニトマト、ゴーヤ、パセリ、バジルは比較的簡単。チンゲン菜、小松菜は、多少、虫に食われる覚悟があれば難しくはないです。アシナガバチが飛んで来てくれると芋虫を肉団子にして連れ去ってくれるので被害が小さくて済みます。テントウムシが卵を生んでくれた野菜の近辺のアブラムシは壊滅状態になるので、春になると河原の土手に行ってテントウムシをペットボトルに入れて連れてきます。葉物野菜やミニトマトの成功はテントウムシに大きく依存します。
 キュウリ、かぼちゃ、ズッキーニの瓜科は梅雨時にうどんこ病になりやすいので、その時期さえ乗り越えるか避ければ何とかなります。ゴーヤも瓜科ですが、暑くならないと芽が出ないので梅雨時にはまだ芽が出ていないか小さい内なので問題にならないです。ただ、沢山の実ができるので食べ尽くせなくなる問題が発生するので最近は止めてます。
 ブロッコリーは秋から冬にかけてなので、虫害の心配が少ないのですが注意していないとアブラムシの被害にあう事がありました。

 屋上での家庭菜園は別の難しさがありました。風が強すぎて強風の天気のときにトマトの葉が飛び散ってしまう事態になったので、ポリカーボネートの板で周囲を囲って風除けを作りました。日当たりが良すぎるのも問題で、50L以上の大きな鉢にしないと土の温度が上がりすぎて根が弱る事態が発生しました。
 最近は手抜きしやすい、アップルミント、ハッカ、自然薯などの根で増えるものや、ブルーベリー、木苺(ラズベリー)、桑、ブドウなどの木が増えてきました。これ↓は桑の実です。

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 子供の成長と供に家庭菜園をしていると野菜の成長を子供が間近に見ることになるので興味が湧くようです。日を浴びて育ちつつあるパセリを畑でちぎって食べると甘いって知ってますか?店で売っているパセリが甘いことなんてないので家庭菜園ならではの経験だと思います。ピーマンも放っておくと緑色から黒くなり最後に赤くなります。小さいパプリカになるんです。勿論、甘くなります。

 種や苗から育てたものを食卓で食べる迄の全てを、子供に見せてあげられるのが家庭菜園の醍醐味の一つなんじゃないかな?と思います。

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