【Vol.492】他人の意見を鵜呑みにしない！

【本のタイトル】
ブチ抜く力

【著者】
与沢翼

【インプット（引用文章）】
ストイックであろうとする際に、大きな障害になるのが「他人の意見」です。
「あの著名な人がこう言っていたから、このやり方は間違っているのかもしれない」
「有名なこの本にこう書いてあったから、この方法は変更した方がいい」
あなたが何かやろうとすると、必ず他の人からアドバイスや意見が投げかけられるでしょう。
それらは確かに一つの「意見」であり、それぞれにもっともらしい理屈がつけられているため、つい信じそうになります。でも、その「意見」の大半は無意味です。
その理由は「誰かにとっては成功した方法であっても、それが自分自身に適用できるとは限らない」からです。
その人と自分では、生まれ育った家庭環境も違うし、備わっている性格も違います。今持っているし筋力も経験値も人脈も、全て違う。つまり、前提条件が全然違う成功例を安易に真似しても決して成功しません。
それよりも、自分が選んだということ自体に意味があります。自分が選んだということは自分の人生の経験と何らかの関係性がある方法論なのです。前提を理解しない全く別人格の他人のアドバイスに従うよりも、科学的にアホなやり方であったとしても自分が選んだというその意思にこそ価値があるのです。
つまりは、方法論云々よりも自分が選んだものを自分で実行したということ自体が、その後の人生を飛躍的に成長させていくことになっていきます。なぜなら自分の意思に基づく失敗ならば、その後、大きな教訓となって一生忘れられない知恵に昇華されるからです。
ですから、失敗を恐れずに自分で方法を決めて、試すことが大切です。安易に他人のアドバイスに従い失敗しても、その他人を恨むか信頼できなくなるぐらいで、得られるものなど皆無、時間の無駄です。
私自身も非常に他人から影響を受けやすい人間です。これまでに他人の意見を聞いて行動したことは多々あります。でも、他人の意見を聞いて成功したことは一度もありませんでした。
最終的に成功したのは、「自分で考え、自分で決めた方法をとった時」だけだと断言できます。成功例に倣おうとするよりも、私自身が成功例になってやると思うことが大切です。
「誰かが言っていたから」という理由で、思考停止に陥るのは、もうやめましょう。
私が言いたいのは、「人の意見を聞くな」ということではありません。
大切なのは、全ての意見に対して、あなたがきちんと自分自身の頭で考え、何が良いと思える点か、何が悪いと思う点かを自分自身で考え抜いた結果、採用するのかどうかです。
自分の頭で考え抜き、正しいと思うのならば、それは取り入れるべきです。でも自分の頭で考えずに、自分自身で納得していない方法論は全て無視する。それが過去に成功したといくら言われても、そんなのは採用する理由になりません。あなたが納得するのか、という一点につきます。
もし採用する方法が、大半のプロの考え方や常識とは異なった場合であっても、あなたはその選択を実行する必要があります。あなたが他者と異なる道を行けばいくほど、あなたは特殊な存在になれるからです。
ストイックとは頑固と表裏一体と言えます。

【アウトプット（具体的アクションプラン）】
他人の意見を鵜呑みにせず、自分の信念を貫く！

ブチ抜く力

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