【Vol.594】会社から離れた場所で会議をする!

【本のタイトル】
amazonのすごい会議 ジェフ・ベゾスが生んだマネジメントの技法

【著者】
佐藤将之

【インプット(引用文章)】
私が中小企業のコンサルティングに入った時、実践してみて、「とても新鮮だった」という感想をいただくことが多いのが、ブレインストーミングとオフサイド・ミーティングです。特に後者について、日本企業ではあまり馴染みがないかもしれません。しかし、外資系企業に勤めている方にとっては、お馴染みの会議形態でしょう。
オフサイト・ミーティングとは、会社から離れた場所で行う会議を指します。長時間の会議になると、電話が入ってきたり、誰かが呼びにきたり、必ず邪魔が入るものです。何らかのテーマを集中的に議論したい時に、余計なノイズを取り払うために、場所を変えようというのが、もともとの考え方となっています。
組織の長、例えば、事業部長と部長数名、その下の選抜された課長など、マネジメント・メンバーが集まって、来期の行動計画や、事業部の方針を決定したり、じっくりとアイデアを出して企画を練り上げるような作業をしたりするときによく用いられます。
例えば、私がアマゾンで所属していた部署は、サプライチェーン、倉庫のオペレーション、トランスコーポレーション、カスタマーサービスの4部隊で構成されていましたが、各部隊のトップ、バイスプレジデント、各部門のディレクター、ゼネラルマネージャー、選抜されたシニアマネージャーなどが年一回集まって中長期の戦略を話し合いました。その際には、那須や小田原のホテルを借りて、1泊2日から2泊3日のオフサイドミーティングを開くのが恒例となっていました。参加するのは総勢20〜25人程度。シニアマネジメント層から会社の経営方針をみんなに話すようなときには、もう少し人数が増えることもあります。このほか、部門単位でオフサイド・ミーティングを行うこともありました。
オフサイド・ミーティングに適した場所の条件は、まず集まって議論できるスペースがあること。宿泊するときには宿泊施設も必要になります。こうした環境でブレストをすると、普段会社にいては見えなかったアイデアや、聞こえてこなかった意見を目の当たりにすることになります。
最近では日本でも流行ってきたようで、民家や学校などを登録してイベントやパーティなどの会場として貸し出したり、湘南の海沿いなどおしゃれなロケーションの施設にプロジェクター、ホワイトボードなどビジネス向けファシリティーなどを揃えて海外企業やベンチャーを誘致するサービスなどが登場しています。
このためオフサイド・ミーティングというと観光地に行くものと考えている人もいるかもしれませんが、それは誤解です。基本的に「外部から隔離された環境」であることがポイントです。だから、都内のホテルや会議室を借り切って、隔離された環境を作ることでも、オフサイド・ミーティングは可能なのです。
ただし、オフィスにあまりに近いと、何かあるたびに呼び出されたり、自分自身も気になることがあるとつい戻ってしまったりと、普段の仕事から意識が離れにくくなります。会議の目的にもよりますが、日常業務から距離を取り、物理的な環境を変えて、隔離された状態を作った方が、より効果が高くなることが多いのです。

【アウトプット(具体的アクションプラン)】
会議の質を高めるために、会社から離れた場所で会議をする!

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