【Vol.177】「具体的な質問」と「抽象的な質問」を使い分ける!

【本のタイトル】
コンサルタントの「質問力」

【著者】
野口吉昭

【引用部分】
呼び水となる質問ができる人は、質問の使い分けができる人でもある。
一口に質問と言ってもいくつかに分類できる。
例えば、「クローズドクエスチョン」と「オープンクエスチョン」。クローズドクエスチョンとは「同じ価格の車なら、燃費がいい方を選びますか。性能が良い方を選びますか」というような、AかBかを選ばせる質問である。一方オープンクエスチョンとは、「あなたが車を選ぶ時に重視することはなんですか」というように、相手に自由に答えを述べさせるというもの。
また質問は、「具体的な質問」と「抽象的な質問」にも分けられる。「今日は何時に起きましたか」は、相手が考えなくても答えられる具体的な質問だが、「あなたにとって幸福とはなんですか」というのは、相手にかなり考えさせる抽象的な質問である。
他にも質問は、「今日のミーティングのテーマは何?」というように「何?」を質問、あるいは「いつ?」「誰と?」「どのように?」「例えば?」をとう質問などに分けることができる。いわゆる5W2Hの質問だ。
質問をするときには、相手が答えやすい具体的な質問やクローズドクエスチョンから入っていくのがセオリーである。
答えやすい質問に答えているうちに、段々と相手の中でそのテーマに関する意識が明確化され、抽象的な質問にも答えられる準備が整う。またコンサルタントの側も「この人はこんな考え方の持ち主なんだな」「知識や情報量はこのレベルだな」という相手の人物像が見えてくる。つまり仮説が立てられるわけだ。
具体的な質問、クローズドクエスチョンをウォーミングアップで数回繰り返し、少しずつ専門的な空気を作っていき、「私もそれなりにあなたを知っていますよ」「専門的な知識もありますよ」という感じにしていく。その上でポーンと抽象的な質問を投げかければ、手応えのある答えが返ってくる可能性も高まるのだ。こうすることで、抽象的な質問でも、呼び水の質問になり得るのである。
具体的、具体的、そして抽象的な質問。その抽象的な質問への答えからヒントをもらって、さらに具体的に、そして抽象的にと質問していく。これを繰り返すことによって、より深く、高く、広くその場を作り上げていき、徐々に抽象度も上げていくと良い。このようにして具体的と抽象的を使い分けることで、いい場ができ、いい情報が得られ、いい関係もできてくる。

【具体的アクションプラン】
「具体的な質問」と「抽象的な質問」を使い分ける!
→深い議論をしていくために、質問力を磨く!

#自己啓発 #読書記録 #コンサルタントの 「質問力」 #野口吉昭

「人はいつでもスタートラインに立つ事ができる!」そう考えています。たとえ、今まで中途半端な人生だったとしても、多くの失敗をしてきたとしても関係ありません!たった今から頑張ればいい!この瞬間から人生を変えることができるのです!そのことを証明するために、毎日noteを書いています!