【Vol.539】不調は「蓄える時期」と捉える!

【本のタイトル】
ビジネスZEN入門

【著者】
松山大耕

【インプット(引用文章)】
どんな人もでも波があって、いい時もあれば、悪い時もあります。だから、悪い時があること自体は当然です。大切なのは、悪い時をどう捉え、その期間をどうやって過ごすかです。上下するバイオリズムの波の中で、下がっている時というのは、自分を磨く時間だと私は考えています。成長するために、蓄える時期だということです。
「蓄える」というのはとても大切なことです。それがなかったら、次に高くはあがれません。波がどんどん小さくなっていってしまう。調子の悪い時、なんかダメだなぁと感じる時ほど、焦らずに自分を磨く努力をしたほうがいいのです。そうすると、その後の人生が全く違う輝きを放ちます。立派な人、偉大な人というのは、皆この期間の過ごし方が上手なのだと私は思います。
修行中でもやはり、どうしても調子の悪い時があります。私もある時、禅問答が何度やっても通らない時がありました。どれだけ工夫しても通らない。何度老舗に持っていっても、違うと言われて返される。そうして、同じ問題を3、4ヶ月もやったことがありました。そうしてただただ右往左往しているような状態でしたが、ある時「もうええわ」と思って見解を出したら、「おお、それじゃ」と言われたのです。しかし、確かに見解は得られたものの、決して、前に述べた、やり尽くした後に素晴らしい何かが見つかったというすっきりした感覚ではありませんでした。はっきり言ってその時は、なぜこの見解でいいのか、自分でも全く納得できていませんでした。
つまり、頭の中の霧は晴れていなかったのです。それからも私はことあるごとに、なんであの答えでよかったのだろうか、と問い続けました。掃除をしながら、座禅を組みながら、ふと思い浮かんでくるのです。でもそうしてもわからない。
それが修行を終えてお寺を出てからしばらくしたある日、「あっ」と気がついたのです。
その頃ある禅の本を読んでいて、ふと気付かされたことがあり、なんかそわそわするなと思う日が続いていました。そんな時、ちょうど自分が担当していた坐禅会の講話で老師がされたお話を聞いていると、ある瞬間にパッと「そうか、そういうことだったのか!」とわかったのです。長い間心を覆っていた霧が突然スカッと晴れたような気持ちになりました。そして同時に、自分がグッと成長したことを感じました。具体的にどこがどう変わったということではないのですが、確実にその時、ポーンと一歩先に進めたような気持ちになれたのです。きっとそれまで悩み続け、溜め続けたものが大きかったからこその変化だったのだろうなと思います。

【アウトプット(具体的アクションプラン)】
不調は「蓄える時期」と捉え、辛抱する!

#自己啓発 #読書記録 #ビジネスZEN入門 #松山大耕


「人はいつでもスタートラインに立つ事ができる!」そう考えています。たとえ、今まで中途半端な人生だったとしても、多くの失敗をしてきたとしても関係ありません!たった今から頑張ればいい!この瞬間から人生を変えることができるのです!そのことを証明するために、毎日noteを書いています!