【Vol.478】「どうしたらできるか」を常に考える!

【本のタイトル】
トヨタで学んだ自分を変える時短術

【著者】
原マサヒコ

【インプット(引用文章)】
仕事をしていると、「困難なこと」や「実現不可能に思えること」にしばしばぶつかります。トヨタの現場では、そういった事態が生じた時にどのようなリアクションをするか、ということが重要視されていました。それが「時短」にもつながっていくといえます。
一番やってはいけないのが、「できない!」と決めつけ、「なぜできないかというと・・・」などと理由を並べ立てることです。
これは、「だからできない自分は悪くない」と必死で責任を回避しようとしているわけですが、その“必死になっている時間“が無駄なのです。そもそも、周りの人も経営者もそんなことを求めていません。
では、どうすればいいのでしょうか?
私がトヨタの現場にいたころは、何か問題にぶつかるたびに「どうしたらできるかを考えろ」と何度も言われていました。「できない言い訳を考えている時間がもったいない」というわけです。
こんなエピソードがありました。
あるお客様の整備を担当した時のことです。
そのお客様は、明日から長距離の出張に出かける予定だったのですが、点検をしているとブレーキパッドが薄くなっており、危険な状態だということがわかりました。
当然交換する必要があるため、在庫を調べてみたのですが、モノがない。通常であれば2日ほどお待ちいただかなくてはなりません。
お客様は「明日出発しなければならないのに、困ったなぁ」という様子でした。
こういった場面はどんな現場でも起こりうることだと思います。もしあなたがこのような場面に直面したらどういう対応をとりますか?
部品の納期は短くできませんから、それを理由に「申し訳ありません。できません」と断ってもお客様は「仕方ない」と諦めてくれたかもしれません。
しかし、日常的に「どうしたらできるか考えろ」と言われていたため、私の中に断るという選択肢はありませんでした。
「お客様が明日から出張に行けるようにするためには、どうしたらいいか?」と知恵を絞りました。
とはいえ、いつも部品を発注しているルートでは、明日までに間に合いません。そこで、私は他の系列店に電話をかけ、在庫がないか確認していきました。
すると、8店舗目で在庫を持っているところがあったのです。
事務処理はあと回しにしてもらい、すぐにお店に行って部品を譲り受け、無事にその日中にブレーキパッドを交換することができました。
もちろん、そのお客様には喜んでいただくことができましたし、「お客さまにどうやって断ろうか」と、「できない言い訳」を考える無駄な時間も使わずにすみました。
さらに、日をまたがずに作業を終えることができたため作業にかかる時間も短くすることができたのです。
「できない」と最初に決めつけて「どう言い訳をしようか」と考えるのではなく、「どうしたら実現できるだろうか」と考えることが、時短にもつながるのです。
これは、すべてのビジネスパーソンに取り入れていただきたいマインドセットです。
例えば、週明けに難しい会議が待ち受けている場合、「月曜の会議が嫌だなぁ。あの会議では絶対に責められるんだよなぁ。会議に出なくていい方法はないかなぁ」などと後ろ向きに考えていてもその時間は無駄でしかありません。
そうではなく、「どうしたらその会議で意見を通すことができるのか」と考えましょう。そう考えると、何らかの調査をするとか資料作成をするとか「予習」をするようになるはずです。
しっかりと予習して会議に臨めば、自信を持って意見をいうことができますし、何か質問されたとしてもすぐに答えられるでしょう。全員が予習をして臨む会議は、スムーズに進行して短時間で終わります。

【アウトプット(具体的アクションプラン)】
仕事の生産性を高めるために、どのような状況においても「どうしたらできるか」を考える!

#自己啓発 #読書記録 #トヨタで学んだ自分を変える時短術 #原マサヒコ

「人はいつでもスタートラインに立つ事ができる!」そう考えています。たとえ、今まで中途半端な人生だったとしても、多くの失敗をしてきたとしても関係ありません!たった今から頑張ればいい!この瞬間から人生を変えることができるのです!そのことを証明するために、毎日noteを書いています!